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キャブ、マフラー、エンジンの意外な関係? CB-F系バイクショップ「安田商会」が燃調キットを使うワケ

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旧車バイクは古い車種になると50年以上前に販売されたモノもある。
しかしそれらは令和の時代になっても街中を元気に走っている。

なぜか?

理由の1つはキャブレターにある。
構造がシンプルで壊れにくく、インナーパーツを交換してやれば何十年も使えるからだ。

そんなキャブレターのインナーパーツを長年にわたってリリースしている企業がある。
兵庫県尼崎市に本社を構える岸田精密工業だ。
「旧車ファンの救世主」ともいえる同社が手がけるキャブレター燃調キットとは?

目次

キャブレター燃調キット

キースター燃調キットは、キャブレターのインナーパーツが全部そろったパッケージ製品。
価格は1キャブあたり税込4,400円と、かなりリーズナブルだ。

キットに含まれるインナーパーツはジェットやニードル、ガスケットなど。
いずれも純正と同じ形状で作られている。
つまり、キャブレター1つあたりに必要なパーツが車種ごとに用意されたキットでこれらを交換することで新品キャブレター並みの性能を取り戻せるというモノだ。

1キットにこれだけのパーツが含まれている(車種により異なる)
フロートチャンバーのオーバーフローパイプも単体で購入できる(別売り)
症状に合わせて燃調をセッティングできるフローチャートも付属

古いバイクの場合、インナーパーツが廃盤になっていることが多く、また、純正品を単体で購入できないパーツもある。
そうした入手困難なパーツを買うことができるのだ。

さらに混合気の濃さを自由にセッティングできるように、ジェットやニードルは複数の番手が用意されている。
オーバーホールするだけではなく、ベストの燃調にセッティングすることも可能だ。

プロも絶賛!「40年前のCB750Fが現役で走り続けられる」

旧車のコンディションを蘇らせるため/維持するために、キースター燃調キットを愛用するショップは多い。

今回はCB-Fを中心にカスタム・レストアを手がける旧車専門店「安田商会」を取材し、キースター燃調キットの有用性について話を聞かせてもらった。

取材協力:安田商会

【住所】  愛知県稲沢市野崎町北出6−1
【TEL】  0587-36-9555
【URL】  https://www.tebasakirider.com/
【Youtube】 https://www.youtube.com/@tebasakirider

CB-F系のカスタムを得意としており、オーナーズクラブやツーリング活動も行っている。
このほか、Youtubeチャンネル登録者数が5万人を超えるなど、旧車オーナーを中心に幅広い層から支持されているショップだ。

代表の安田昭男さん。旧車の相談を親身になって聞いてくれる気さくな社長さんだ

純正キャブにこだわるオーナーからの評価が高い

安田社長によると、純正のキャブのスタイル・フィーリングを好むオーナーが近年になって増えているとのこと。

安田社長

70~80年代のスタイルを希望するオーナーさんには純正キャブにキースター燃調キットを組んでいます。

まずは燃料・空気の経路をキレイにしてやって、次にジェットやゴムパーツをキースター燃調キットに交換すれば本来の性能を取り戻せますよ。

モトメガネ編集部

オーナーさんの反応はどうでしょうか?

安田社長

CB750FのVBキャブ(純正キャブ)は完成度がすごく高いんです。
だからオーバーホールしてやれば40年以上経った今も現役で走れるんです。
当時からポテンシャルが高いキャブだったので、オーナーさんはその性能を体験して喜んでくれますね。

燃料の濃い/薄いを幅広くセッティングできる

CB750FB/FCを例に挙げると、セカンダリーメインジェット6種、パイロットジェット3種、ジェットニードル4種が1つのキットに同梱されている。
こうした数種のパーツを使い分けることで燃調の濃い/薄いを自由にセッティングできるのだ。

安田社長いわく、標準(純正)よりも濃くセッティングするだけでなく「薄くセッティングできること」もポイントだという。

モトメガネ編集部

ノーマル車両なら標準と同じセッティングですよね?
で、カスタム車両なら標準より濃くしますよね?
わざわざ薄くセッティングする必要はないのでは?

安田社長

いえ、意外とそうじゃないんです。
たとえばマフラーを社外品にしてヌケがよくなりすぎている場合はメインジェットの番手を標準よりも下げる(薄くする)と調子が戻ることが多いんです。

モトメガネ編集部

え? 逆だと思っていました。
そういえば自分もマフラーを換えてキャブセッティングが合わないことがありました。

安田社長

あとはエンジンの圧縮が落ちている場合も薄くセッティングすることがありますね。
キースター燃調キットは標準より薄くできるパーツが入っているので、いろんなコンディションの車両に合わせたセッティングを出すことができるんです。

圧入パーツの交換ができる

岸田精密工業Youtube「KEYSTERチャンネル」より

設計が古いキャブレターはスロージェットが圧入式になっている(分解できない)モノがある。
それを分解・交換できるようにした製品が「圧入式スロージェット交換キット」だ。

同様に、圧入式バルブシートの交換を可能にした「バルブシート蘇生キット」もある。

これらのキットは安田社長も愛用しており、純正キャブのオーバーホールをするうえで必需品となっているそうだ。

圧入式バルブシート

ゴムパーツの品質がいい

キースター燃調キットに含まれるパッキンやOリングなどのゴムパーツは品質がよく、高い耐久性を誇るという。
とくにフロートバルブはメーカーが「純正以上の性能」を謳うほどだ。

安田商会ではFCRやCRといったレーシングキャブを使うことが多く、それらのゴムパーツにもキースターの製品を使用している。
一度交換すると安心して長く使えるとのこと。

また、4連キャブを連結する燃料チューブのOリングも付属している。

ここが劣化すると燃料漏れを起こしてしまうため、旧車オーナーの悩みどころなのだが、しっかりと対策されている。

まとめ

オーバーホールやキャブセッティングに必要なパーツが全てセットになっており、
それらを安価(1キャブあたり税込4,400円)で購入できることがキースター燃調キットのいいところ。

安田社長

細かい品番を1つ1つ調べて発注していると、うっかり発注漏れをしてしまうことがあるんです。
キースター燃調キットなら、それを防げるので助かっています。

モトメガネ編集部

キャブのパーツは点数が多いですから大変ですよね。

安田社長

あと価格も魅力ですね。
仮に、純正でパーツをそろえると8万円くらいになる車種もありますが、キースター燃調キットなら1/3の費用で済みます。

もちろんオーナーさん自身で購入してイジってみるのもOK。
キャブには正解がありませんので、納得できるフィーリングを自分で探してみるのも面白いですよ。

※記事内容は全て執筆時点のものです。最新の情報をお確かめください。

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