【brand pick up】
最近ツーリングを動画撮影したり、撮影した動画を編集してyoutubeなどのSNSにアップする人が増えています。
バイクで走行動画を撮影するためにはアクションカムが必要になりますが、モトメガネではコスパに優れた製品としてInsta360ONE RSをご紹介しました。
従来のアクションカム動画を撮影したいなら4万3120円で始められ、レンズ部分を交換することで360度カメラとしても使うことができる万能さが魅力でした。
360度レンズも同梱されたツイン版の価格は7万5180円。こちらを検討するなら選択肢としてもう一つあります。
同社が販売するInsta360 X3というカメラです。
Insta360 X3の特徴
ツーリングの記録などを配信するモトブロガーの多くが使っている360度カメラ、Insta360 ONE X2の後継モデルとして登場したのがInsta360 X3です。価格は6万8000円。Insta360 ONE RSのツインパックを買うよりは少しお得になります。
筆者もバイク関連の動画を配信していますが、配信者目線で嬉しいInsta360 ONE X2からのアップデートポイントとしては以下の点。
F値が2.0→1.9
F値の値が小さいほど光の取り込み量が増えるので、暗い場所での撮影がX2よりノイズが少なく鮮やかに撮影できるようになりました。
焦点距離が35mm換算で7.2mm→6.7mm
走行動画を撮影する際には広角の方が迫力があります。X2に比べてX3は更に広角レンズになりました。
シングルレンズモードの撮影が可能に
360度撮影では前後二つのレンズを使って撮影しますが、一つのレンズだけを使った撮影ができるようになりました。
豊富なバイク専用アクセサリー
Insta360 ONE RSを紹介した際にマイクアダプタとバイクアクセサリーバンドルを紹介しました。
喋りながら撮影するモトブログスタイルには外部マイク用のアダプタが必要になります。それがマイクアダプタです。
こちらは外部マイク用の3.5mmオーディオ端子の他にUSB TypeCがあるので、マイクを取り外しすることなく充電することが可能です。お値段は3500円。ゴープロのアダプタに比べてコンパクトで価格が安いのも嬉しいポイント。
バイクアクセサリーバンドルにはハンドルにマウントするためのヘビーデューティクローマウントが付属されてます。マウントできる直径は17~30mmなので、大抵のバイクのハンドルにはマウントできます。
付属される見えない自撮り棒を使えば高い視点からの撮影が可能になるので、ドローン使ったような撮影をすることができます。
その他テールカウルやタンク、ヘルメットの上にマウントするためのベースなども付属されているので、バイクで撮影するなら最初に買うアクセサリーとして最適です。お値段は6820円ですが、セットの豊富さを考えればお値打ち価格です。
今回追加でご紹介するのがマグネット式ネックホルダーマウントです。
筆者は顎マウントで撮影しようとしたところ、首や肩の負担が大きく諦めた経緯があります。
筆者のように首や肩に慢性的なコリを抱えている方にはネックホルダーマウントをお勧めします。視点を変えることができないのがデメリットですが、顎マウントに比べて首や肩の負担を抑えることができます。
シングルレンズモードで撮影してみた
マグネット式ネックホルダーマウントにInsta360 X3をマウントして撮影してみました。外部マイクアダプタをつけてマイクを口元に設置。
マイクが口元に近いと音割れしてしまう事もありますが、Insta360X3は外部マイク使用時にゲインの調整ができます。+6、+3、0、-6、-12、-18の6段階で調整可能。
喋りながら撮影するモトブログスタイルなら-6か-12が良さそう。今回は-6にしましたが音割れすることはありませんでした。
撮影する際にはInsta360 X3横の電源ボタンを押して、内側に二つ並んだボタンのうち左側を押すことでスタートします。グローブをつけた状態で触ってみると、撮影スタートボタンのみ凸型になっているので押しやすくなっています。
シングルレンズモードはイン、アウトどちらのレンズも使うことが可能で、画質は最高4Kまで設定できますが、最高画質だとフレームレートが30までしか設定できないので、より滑らかに撮影したい人は3.6Kに設定すると良いでしょう。
今回は4Kフレームレートは30で撮影しましたが、画角の広さはモトブログや旅の記録を想定すれば十分で画質もきれいです。サーキットなどハイスピードでの撮影をするなら画質を少し落としてフレームレートをあげると良いでしょう。
360度撮影してみた
今回は試乗インプレッション用にお借りしていたスズキのアヴェニス125にInsta360 X3をマウントして撮影してみました。
動画の途中をキャプチャした画像がこちら。すぐ近くをドローンが飛んでいるような俯瞰映像が取れました。モトメガネチャンネルで実際に動画も公開していますので、興味がある方はご覧ください。
アヴェニス125はバーハンドルではないのでミラー基部にスマートフォンホルダー用のバーを追加してマウントしました。
少し高い位置から俯瞰映像が撮りたかったので、自撮り棒を追加して撮影した為か、走行中にカメラがかなりぶれていましたが、撮影した動画を見てみると強力な手振れ補正が効いており、ブレを感じさせないなめらかな映像になっていました。
音声モードは風切り音低減モードで撮影を実施。風切り音が全くないわけではありませんが、しっかりカットされており、周りの車の走行音の方がしっかり聞こえます。
また360度撮影をする場合にはクイックキャプチャモードに対応しており、本体横の電源ボタンを押さずとも撮影スタートボタンを押せば5Kフレームレート30で撮影がスタートします。
クイックキャプチャの撮影モードは現状では変更できないので、この辺りはファームウェアアップデートなどで対応してもらえるとありがたい点です。
撮影した映像はスマートフォンかPC用の専用ソフトで画角を編集しますが、筆者のようにyoutube動画を配信する目的ならPC用を使うことになります。ソフトの動作は軽快で、プレミアやダビンチレゾルブなどの動画編集ソフトに触ったことがある人なら迷うことはないはずです。
モトブログでも思い出作りでも万能な一台
筆者のようなバイク動画配信者にとっても、旅の記録を残す目的であっても360度カメラは画角の撮り逃しがないので使い勝手の良いアクションカムといえます。
決してバイク専用に作られて物ではありませんが、バイク用の豊富なアクセサリーを見るとライダーもしっかりサポートする姿勢が見受けられます。
アクションカムのアクセサリーは通販などでいくらでも手に入りますが、正直当たり外れがあります。
メーカーのオプション品で殆どバイク用のアクセサリーが揃うのは、実は大きな魅力の一つかもしれません。
Insta360 ONE RSの記事と動画も以前に投稿していますので、ぜひご確認ください。