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ワークマンのバイク用テント「ミシックツーリングテントAG」設営してみた

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

どうも、ワークマンアンバサダーの相京です。

ワークマンが本格参入したアウトドア市場ですが、モーターサイクルジャーナリストの大屋雄一さんが開発協力したテントがあります。それがミシックツーリングテントAGです。

キャンプツーリングでの使い勝手はどうなのか?バイクに積み込んでテントを試し張りしてみました。

目次

サイズと重さ

ミシックツーリングテントAG収納時のサイズは直径16×42cm

あくまで筆者の主観ですが、幅50cm以下だとシートバッグなどに収納しやすく、ポールと本体が一緒のスタッフバッグに入っている点も見逃せません。重量も2.3Kgと超軽量です。
※過去にポールだけ忘れて設営できなかったことがあります。

テントの試し張りついでに、コーヒーを淹れてゆっくりしようと思い、愛用中のTANAXキャンプテーブルシートバッグ(容量45L)に荷物を収めてみました。

テント、ローチェア、テーブル、ケトル、シングルバーナー、マグカップ、コーヒードリッパー、コーヒーフィルター、コーヒー豆、

テントがコンパクトなので、これら10点を入れても容量に余裕がありました。

キャンプツーリング時にはマット、シュラフ、食材、着替えがプラスで必要になりますが、充分に収めることができそうです。

ミシックツーリングテントのセット内容

設営予定地で袋から取り出してみると、フライシート、テント本体、ペグ、ポール、説明書が出てきました。

テント本体の上から防水シートをかぶせる二重構造なので、前室が広く結露しにくいのがポイント。

二重構造のテントだと一般的に収納時に大きくなる、設営の手間が増えるといわれていますが、収納時の大きさは前述したようにコンパクト。

ポールはショックコードで繋がっているので、迷わずにつなげることができます。

フライシートの対水圧は2000mm、フロアシートは3000mmです。一般的な傘の対水圧が500mm程度といわれているので、よっぽどの豪雨でなければ浸水することはなさそうです。

説明書も同封されていますが、今回は見ないで設営に挑んでみたいと思います!

初設営のタイムは9分20秒

動画撮影しながら設営しましたが、後から見返したところ9分20秒ほどかかっていました。

手順としては、

  1. テント本体を広げる
  2. ポールを組み立てる
  3. ポールをテント四隅に差し込む
  4. テントをポールに吊り下げる
  5. テント四隅をペグうち
  6. フライシートをかける
  7. フライシートをペグうち

といったところ。

釣り下げ式なので設営は簡単ですが、更に初心者でもわかりやすい工夫がされていました。

テントは入り口が一か所なので、前後で若干形状が異なります。

ポールを差し込む位置は決まっていますが、ストラップとポールの色が同じになるようにすれば間違えることがありません。

フライシートも同様です。本体とフライシートはバックルで固定ですが、こちらも色を合わせるようにすれば入り口が必然的に本体と重なるようにできています。

設営完了後に気になったところ

煙突のような形でテント左右にベンチレーションがあり、フライシート、本体共にアジャスターで閉じることができるようになっています。

おそらく価格を下げるためにファスナーを採用しなかったものと思われますが、見た目が微妙で開口部が大きいので小さな虫の侵入も気になります。

ミシックツーリングテントAGに限ったことではないのですが、付属のペグが細くて弱いので設営する路面によっては打ち込みずらいこともありそう。

砂利のサイトなどに設営する場合には別途ペグを買い足した方が良さそうです。

一人用の表記はライダーを意識してのものか?

ワークマンのミシックツーリングテントAGのページには、「一人用」という表記があります。

ですが実際にテントの中に入ってみると、大人二人が横になって寝れるぐらいの広さはあります。

シートバッグとヘルメットをテント内に入れて、横になってみるとピッタリといったところ。

車でキャンプに行く場合には、トランクに荷物を入れてしまえばいいですが、バイクの場合にはすべてテント内に収める必要があります。

そのため二人用の広さはありますが、あえて「一人用」という表記にしているものと思われます。

入り口は二重になっていて、内側がメッシュになっています。外側はフルオープンした状態でフックに掛けることが可能です。

フライシートも入り口側は上部で固定しておくことができるので、フルオープンでメッシュだけ残す形にできます。

この状態なら通気性も良いので夏場のキャンプに助かりますが、不満があるとすれば逆サイドのフライシートは開けられないので風が通らない点です。

細かい使い勝手にも配慮

テント内には就寝時にランタンを天井に掛けておくフックや、テントやペグの袋、携帯電話などの小物を入れるためのスペースも用意されています。

エントリー向けに必要にして十分なテント

「もう少しこうだったらいいのになぁ」という点がないわけではありませんが、これからキャンプを始めるというユーザーにとっては魅力的なテントです。

理由は二つ。

一つ目は設営がしやすいというところ

筆者は今でこそ毎年家族とキャンプに出掛けているので、テントの設営にも慣れていますが、初心者にとってテントの設営は不安なポイントの一つです。

ですがワークマンのテントは設営が簡単で説明書が必要ないぐらいです。

二つ目は価格。

キャンプのの為にあれこれ揃えても、行かなくなってしまっては宝の持ち腐れ。

そのため、はじめからハイエンドな製品をチョイスするのはリスクが高すぎます。その点、ワークマンのテントは9800円とリーズナブルなので、使わなくなっても災害への備えなどど考えれば割り切りることができます。

ミシックツーリングテントAGはオンライン限定なので、現物を確認する機会が少ないのがデメリットですが、品質や使い勝手は「お値段以上」のテントでした。

写真/文章:相京雅行

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