MotoMeganeをご覧の皆さま、こんにちわ♪
家で寝るよりテントの方が熟睡できる男、さすライダーです。
僕は今まで様々なテントを使ってきましたが、この度「過去最高に寝やすいテント」を見つけてしまったことをご報告致します!
ってことで、その気になるテントとは!?ドッペルギャンガーの「バイクツーリングコットテント」で、なんと!ペグダウン不要という信じがたいテントとなっております。
バイクツーリングコットテントの概要
今回紹介する「バイクツーリングコットテント」は、東大阪に拠点を構えるバイク用品メーカー「ドッペルギャンガー」が作ったライダー向けのテントです。
特徴としては名前通り「コット(キャンプ用ベッド)とテントがセットになっている」という点で、しかも通常テントの設営時に必須となるペグダウンが不要、厳密にいえば時と場合によっては「打たなくてもいいんだぜ?」ってな代物です。
しかも、ライダー向けということでバイクへの積載のし易さ、収納サイズ、広めの前室や便利機能なども抜かりがございません!
収納サイズとパッキング
いくら素晴らしいテントでも、バイクに積めなきゃSay Good-Bye♪、、、ということで、ライダー向けテントのある意味最重要スペック「収納サイズ」について語りますね。
バイクツーリングコットテントの収納サイズは「W45 × L(D)20 × H20 cm」となっており、これはツーリングテントとしては最小クラスの「モンベル ムーンライト2型」より1回り大きく、超大型の「DOD ライダーズバイクインテント」より2回り以上小さい大きさです。
、、、っと、言葉で説明するとサラッと流れちゃいますが、これって単純に凄くないですか?
だってコットとテントがセットになっているのに、この収納サイズの小ささですよ?僕は素直に素晴らしい!と思う次第ですYO
とは言っても、積載スペースが相当限られているバイクもあるわけで、もちろん「全てのバイクに余裕で積めるサイズっす!」とは言えないですが、それは「キャリーバッグに全部まとめた場合の話」です。
実はこのテントは本体とフライシートはこの袋、コットはあっちの袋、ペグはそっちの袋、、、という感じに部位毎に収納袋が分かれているので、例えばこれはサイドバッグに、あれはシートバッグに、、、と、分散してパッキングすることができるんです(えっへん)
なので、恐らくSSバイクでも工夫すれば積載は可能かと思いますし、例えば彼女や奥様との2台のツーリングだったら「俺っちは大きい方を積むから、ベイビーは小さい方を頼むぜ(きらり)」と紳士的な振る舞いで、お互い負担の少ない分散積載をすることも可能ってわけですYO
、、、っと、ここまで分散型積載の素晴らしさを語っておきながら、、、僕の愛車は世界屈指の積載量を誇るマシンなので、キャリーバッグで積めちゃうことをお許し下さい(汗)
ちなみに各バイク用品メーカーが出している「キャンツー用シートバッグ(目安50L以上)」なら、他のキャンプ用品と合わせて余裕で収納可能です♪
なんせ、地面の凸凹に左右されないコットがあるので、つまりは「マットが不要になる=荷物が減る」ので余裕で収まります(コットでもマットを敷く人もいます)
テントの設営方法を解説
お次はいよいよテントの設営方法を解説していこうと思います。
ここまで何度もクドイですが「ペグダウンしなくてもいい」という特徴があるので、せっかくなのでアスファルト上での設営を解説しちゃいますYO
あ、もちろんペグを使った普通の設営も併せて解説するので、そこはご安心下さいね♪
さて、実はテントじゃなくて、まずはコットから組み立てるのですが、これが特にはじめの数回は結構なパワープレイとなります、、、汗
ちなみにコットの構成物としてはコット本体、太めの骨組みポール、細めのポール、それから脚部パーツとなり、これらは「コット+コット脚部の収納袋」に入っています。
設営の手順としては、まずは細めのポールと脚部パーツを組み合わせるのですが、これが「ポール2本+脚部パーツ2個」でワンセットとなります。
具体的には脚部パーツの溝(コットの骨組みポールに引っ掛ける)を「左右で上下逆にして」2本のポールで連結したら、その後ポールをネジって同じ向きにします。
この時に最も注意すべき点が「2本のポールの連結部を同じ位置にすること」で、これがとてもと〜っても大切です(テストに出ます)
ってことで、この要領で同じものを合計6個セット作りますYO
お次はコット本体を展開して、太めの骨組みポールを2本組み立てます。
次に本体の左右にあるスリットに奥までポールを通して、最後は入り口をベルクロで閉じちゃいますYO
さて、ここからがいよいよ予告していたスーパーパワープレイとなります!Are You Ready?
作業としてはコット本体に組み立てた脚部セットを取り付けていくのですが、一方の溝を骨組みポールに引っ掛けて、両側を足で押さえながら反対側にも引っ掛ける、、、という内容です。
その際にネジってあるポールを上に引っ張りながら引っ掛けるのですが、これがめっちゃ硬いので、、、僕は10回程やってようやく引っ掛けられました(翌日筋肉痛でした・汗)
ちなみにコット本体の中央から端に向けて順次引っ掛けていきます。
最初はあまりにネジったポールが硬すぎて、全然引っ掛けられる気配がなく、、、いくら僕が非力だからとはいっても「こんなに力が必要とか、絶対におかしいもん、ぷんぷん」と思った矢先、あるポイントが突然目に飛び込んできました。
それが先ほど説明した2本のポールの連結部です!
ここが最初はズレていたので、同じ位置にして再度チャレンジしてみたら、、、相変わらず硬いことは硬いのですが、なんとか引っ掛けることができましたYO
ちなみにこれは説明書に文章での記載はありませんが、イラストではちゃんと連結部が揃っていますので、これをウッカリ見落としていました、、、涙
ぶっちゃけ連結部が揃っていない状態でも引っ掛けることはできますが(10倍界王拳を使って試しました)恐らくそれは間違いなので気をつけましょう>自分
、、、ってことで、気を取り直して、、、これにてコットは完成となります!
さて、お次はテント本体とフライシートを組み立てていきます(収納袋はテント本体+フライシート)
まずはテント本体ですが、これは両側が三叉のポールを組み立てて、それの四隅を本体の穴に差し込んで、その上で本体のフックをポールに吊り下げていきます。
お次は遂に今回の目玉となる、コットとテントをジョイントする作業の登場です!
テント本体の底面片端には、コットを入れ込むスリットがついているので、そこにスライドするようにコットの上にテントを設置します。
その上で本体の四隅のベルトを、コット四隅の脚部をそれぞれ巻き込みながらバックルで固定します。
お次はグラウンドテープに黒いポールを組み立てて差し込むのですが、これが「ペグダウンせずに設営可能=前室にテンションがかかる仕組み作り」となります。
最終的には本体にクロスさせて連結させるのですが、その際にグラウンドテープとコットの脚部が地面と同じ高さになるように、テープの長さを調整する必要があります。
テープの長さを調整できたら、お次は黒いポールに本体の前後のフックを引っ掛けるのですが、この状態の絵面がなんだかとってもカッコいいじゃあ〜りませんか♪
最後はフライシートの取り付けですが、これに限らずどのテントも「フライシートの被せ方って、イマイチ分からんYO、ここが右?左?それとも上?下?あばばばば」っとなりがちですが、これは左右のベンチレータの位置が目安となります。
テント本体の左右の細い箇所、ここにベンチレーターを合わせるようにフライシートを被せると上手くいきます♪
無事にフライートを被せることに成功したら、あとはシートの四隅の穴を、テント本体と同じく三叉ポールに引っ掛けて、更に内部にあるマジックテープをポールに巻き付けて固定します。
最後にグラウンドテープのバックルをフライシートと2カ所ジョイントすれば、、、これにてアスファルト上でのテント設営は完了となります!
恐らくテントを立てたことのあるライダーなら「え?ペグダウンしなくていいの?、、、な、なんか、怖いよ〜、おか〜ちゃ〜ん(涙)」ってなりますが、これこそがこのテントの真骨頂なんですYO
例えば見知らぬツーリング先でどんどん日が暮れてきて、どうにも泊まる場所が見つからなくて、、、仕方なく道の駅や公園にテントを張る(あくまで緊急時の話ですよ)、、、ってな時に、アスファルト上でペグダウン無しOKというのはかなりのアドバンテージです!
ペグを使う場合の設営方法
やっぱりペグダウンをしないと、テントじゃなくて俺の心が宙に浮いてしまうぜ、、、ってなライダーのために、ちゃんとペグを打つ方法も解説いたします。
というより、、、あくまでこっちがデフォですので、通常はこの方法でテントを立てて下さいね!
さて、やり方は至って簡単で、ここまで解説した設営方法までは一緒です。
それにフライシートの4つのストームロープのペグダウンが加わるだけで、こちらは張り具合の調整が簡単にできちゃいます♪
ちなみにペグハンマーは付属していないので別途揃える必要あり、ペグを抜く際はループがあるので手で簡単に外せますYO
コットについて
僕は前からコットに興味がありましたが、まさか「コットテント」なるものがあるとは知らなかったので、それはそれはドキがムネムネしちゃいました♪
ってことでこのテントの最大の特徴のコットですが、やはり地面から浮いているので快適です!
とは言ってもテント内に入ると「コット感」がない(普通のテントの感じ)のですが、下に石があって痛い、地面が凸凹してルゥ!なんてこととは無縁でございます。
ちなみにコットは単体でも使えちゃうので(テントも単体OK)例えば普段は家のベットとして、ツーリングに行く時はテントとして使う、な〜んてことも出来ちゃいますYO
テントの仕様と機能について
お次はテントの仕様と機能についてですが、まずテントの入り口は前後2カ所にあって、どちらも前室としても機能します。
スペース的には「前室で座って寛げる」という感じではないですが、例えばキャンプ道具一式、ジャケットやブーツなどのライディングギアを置くには十分な広さがあります。
例えば出入り口として使う方の前室にはキャンプ道具一式を置く、反対側にはライディングギアを置く、と言った感じで荷物を分けることもできます。
テント内には前後に小物入れポケットが装備されていて、スマホやヘッドライト、地図など頻繁に取り出すものを入れておくのに便利です。
また、天井にはメッシュネットを設置することが可能で、これを設置しない場合はランタンフックを使うこともできます。
テントの外側にはフライシートを被せる際の目安となったベンチレーターが設置されており、更に夏の暑い時期はテントのスカートを捲り上げて通気性を上げることができます!
逆に寒い時はスカートを降ろすことで、下から侵入する冷気を防ぐことができますYO
テントの防水性はフライシートが「耐水圧2,000mm」となかなかの数値なので、今回キャンプ中に一時的に雨に遭遇しましたが、内部まで染み込むことはありませんでした!
加えて言えば仮に水溜りができるレベルの雨が降っても、そもそもテントはコットの上にあるので、床が濡れちゃう事がないのがポイントですYO
テントの居住性について
コットの上にテントがあるってことは、実質テント内スペースはコットの広さ、、、それってぶっちゃけ狭くなぁ〜い?
あまりに北海道の大きな一軒家(借家だよ)に慣れすぎて、今や六畳一間だと閉所恐怖症に陥る僕としては、、、テント内が狭く感じないか?これが今回最大の懸念事項でした。
結論から言うとそれは要らぬ心配だったようで、確かに「テント内スペース=コットの広さ」なのですが、テント本体がほぼフルメッシュで開放感があること、そして何より天井が高いことで視覚的にかなり広く感じます!
そして意外にもコットの幅と奥行きがあるので、想像よりも居住性は遥かに良好でございましたYO
僕は身長173cmですが、テント内で座っても、なんと!なななんと!?天井に頭がぶつかる事がありません!
え?それってそんなに驚くことなの?と思うかもしれませんが、僕の身長でテント内で頭をぶつけず座れるのはかなりのレアケースですYO
つまりはそれくらい天井が高いということなので、広さを感じて尚且つテント内での着替えも快適にできちゃいます♪
ちなみに思い切り背筋をピーン!と伸ばして寝転がっても、頭と足が壁にぶつかることもありませんでした、、、これすなわち爆睡案件ですね、、、だからこそ冒頭の「過去最高に寝やすいテント」ってことです(伏線の回収に成功)
気になったポイントについて
最後にこのテントの気になったポイントを語ろうと思います。
まずはテント内が想像以上に広いとはいっても、基本は寝るための空間となっております。
通常のテントなら内部にも荷物を置くとは思いますが、このテントは基本2つある前室に荷物を置くことになります(少なくても大きな荷物は)
となると、地面が濡れるほどの雨が降ると、当然前室の荷物は下から濡れてしまいますし、草地のサイトとかなら日中との気温差で水滴が発生して、やはり前室の荷物が濡れてしまいます。
なので、このテントを使う際は荷物を防水バッグに入れる、サイドケースやトップケースがあるならそこに入れておく、もしくは前室用のマットを持参する必要があると感じました。
それとやはり最大の関門と言える「コットの脚部の取り付け」これのパワープレイがなかなか辛いです。
設営3回目くらいからはちょっとコツを掴んできましたが、少なくてもはじめの2回は「もうや〜めた、ぷんぷん」と投げ出しそうになりました、、、もちろん個体差もあるとは思いますが、もうちょっと楽にできると嬉しいです。
ちなみに全体の設営時間は通常のテントよりはかかりますが、コットの設営も含まれているので致し方ないと思います。
新しいもの好きなライダーにおすすめ!
僕がこのテントを初めて設営して中に入った時、、、無意識に口から出た言葉が「あ、新しい」でしたYO
はじめは「コットとテントのセットってどうなんやろ?」っと正直期待半分・不安半分でしたが、いざ使ってみると便利さとか快適性うんぬんの前に「実に面白い」の一言ですし、何かキャンツーの新しい可能性みたいなものを感じました!
こればかりは本当に使ってみないと魅力が伝わらないので、機会があればぜひ試してみて下さいね。
最後に、、、こんなワクワクするテントを作ったドッペルギャンガーさん、、、好き♪