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1万円台で購入できるテント?バイク乗り目線で、他社商品と比較検証!

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

バイク歴25年にもかかわらずバイクでキャンプに行った事のない私が「バイクキャンプ初心者」目線でテントを試してきた!

目次

検証するのはテントファクトリーの「Buen Amigo」だ。キャンプ&ソロツーリングでの使い勝手は!?

このテントは世界的有名アウトドアブランドのOEM生産を行っている工場が、2000年に立ち上げたオリジナルブランドだ。

世界数10ヶ国で販売されており、日本では2017年からテントファクトリー社が輸入代理店として販売している。

※Buen Amigo(ブエンアミーゴ)
和訳すると「良き友」という意味。
ネーミングからして期待値が上がってしまうが実力はいかに。

①重量を検証

今回チェックしたモデル
Buen Amigo/ Handsdown2ダークグリーン

フライシートとインナーテントの他に下記が付属されている。

付属品各種。それぞれに小袋があり収納しやすい。
付属品各種。それぞれに小袋があり収納しやすい。

・ポール×2本
強度と軽量化のためジュラルミン素材が採用されている。
最小限(2本)のポール本数で自立するXフレーム構造を採用している。

・ペグ×10本
こちらも軽量化のためアルミ製に。
ポール同色のレッドアルマイトが渋い。

総重量は2.5㎏で他社標準より1回り軽い。
テント本体は勿論だが、細かな付属品にまで最大限の軽量化を図っていた。

②収納性を検証

バイク積載の目安となる500㎜幅以内に収まっている。
バイク積載の目安となる500㎜幅以内に収まっている。

収納サイズは実測で、
幅:480㎜
高さ:160㎜
奥行:160㎜

となる。

スリムシートに変更したスポーツスターにも比較的安定して積載する事が出来た。

また、細かい部分にも配慮が感じられる。

シンプルに便利な紐!こういう気遣いが嬉しい。
シンプルに便利な紐!こういう気遣いが嬉しい。

撤収時に収納袋に戻しやすいよう、テントを縛るヒモ(リボン?)が2本付属する。
収納途中にテントが広がるのを防いでくれるので良いアイデアだと感心した。

そして、ポール等が飛び出さないように収納袋にはフラップが付いていた。

フラップを最後にかぶせてギュッと閉じる。
フラップを最後にかぶせてギュッと閉じる。

コーナリング時にバイクが斜めになりポールやペグが飛び出す恐れがあるので、こういう装備は安心感があり嬉しい。

③ディテールを検証

ベンチレーターを広げる支柱が備わっている。
ベンチレーターを広げる支柱が備わっている。

こちらは天頂部のベンチレーション。
左右に設けられており通気も良好。

メッシュ状なので室内灯を置くのに便利。
メッシュ状なので室内灯を置くのに便利。

最初なんだか分からなかったが、室内天井に付けるギアハンモックだった。

他のテントでは小物を掛ける輪っかのような物は付いているが、何度も使用すると荷重負荷で破れる事がある。

これなら負荷分散され、写真のようなLED灯も安定して置けて使い勝手が良い。

画期的なスリーブ。ポールがスルスル通る。
画期的なスリーブ。ポールがスルスル通る。

こちらはポールを通すスリーブ。
メッシュ状のスリーブを初めて見たが、非常にイイ!
テント設営しているとポールが途中で引っ掛かる事があるが、それが全く無い。
シルキーにスルスル入っていく。

設営中に抜けがちだが、コレはバッチリはまっていた。
設営中に抜けがちだが、コレはバッチリはまっていた。

ポールが途中ですっぽ抜ける事が無いよう先端にはスリットが刻まれている。

④設営時間を検証

Buen Amigo / Handsdown2 (インナーテント状態)
Buen Amigo / Handsdown2 (インナーテント状態)

基本的に構造がXフレーム(2本ポール)なので作業が少ない
その上、細々と手間取りそうな箇所の対策も万全で手早く設営ができた。

慣れれば、5分程で設営できそうだ。

Buen Amigo / Handsdown2 (設営完了)
Buen Amigo / Handsdown2 (設営完了)

他社商品との比較検証

その他の1~2人用定番テントとスペック比較をしてみた。

商品名重量耐水圧収納サイズ
Buen Amigo ハンズダウン22.5kg3000mmφ16×48cm
Coleman ツーリングドームST4.5kg1500mmφ19×49cm
ogawa ステイシーST-Ⅱ3.9kg1800mmφ19×52cm
LOGOS ロッシーツーリングドーム2.4kg1000mmφ12×52cm
NEMO ギャラクシーストーム 2P2.4kg1500mmφ20×47cm
重量はかなり軽い部類、耐水圧は群を抜いていた。

バイク乗りの視点での総論!

◆ツーリングも楽しみたいので「軽量」である事は第一!

◆ライディングの邪魔にならないよう「コンパクト性」も重要!

◆急な天候悪化はバイク乗りには特に辛いので「設営時間の短さ」は意外に大事!

◆価格も1万円代前半でコスパ高し!

テントファクトリー社の「Buen Amigo」は、上記を満たす「買い」なギアだった。

使用したのは5月だが、恐らく3シーズンは問題なく使えそう。
※冬期は自作スカートを付けテント裾からの冷風対策が必要かもしれない。

室内サイズも大人が1名+荷物でゆとりがあり(サイズ的には大人2名も可能)で快適性も十分に感じた。

Buen Amigo(ブエンアミーゴ)は正に、バイク乗りに優しい「良き友」だった!

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