ヤマハ発動機株式会社は、2022年9月3日(土)にカリフォルニア州パラで行われたAMAモトクロス選手権・第12戦FOXレースウェイIIで、「Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team」から「YZ450F」で最高峰クラスの450MXに参戦する#3イーライ・トマック選手が両Motoで優勝し、今季5回目となる総合優勝を獲得してチャンピオンに輝き、今年5月に獲得したAMAスーパークロス選手権・450SXと合わせ二冠を達成したと発表した。
AMAモトクロス選手権 450MX トマック選手とYZ450Fがチャンピオンに輝き、スーパークロスと二冠を達成
2022年9月3日(土)、AMAモトクロス選手権・第12戦FOXレースウェイIIが、カリフォルニア州パラで行われ、「Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team」から「YZ450F」で最高峰クラスの450MXに参戦する#3イーライ・トマック選手が両Motoで優勝し、今季5回目となる総合優勝を獲得してチャンピオンに輝き、今年5月に獲得したAMAスーパークロス選手権・450SXと合わせ二冠を達成しました。
ヤマハ発動機株式会社にとっては、2021年のデュラン・フェランディス選手に続き、2年連続となる最高峰クラスでのチャンピオン獲得になります。
5月28日(土)に行われた開幕戦でトマック選手は、Moto1で7位、Moto2を4位と、総合4位でシーズンをスタートしました。第2戦ではMoto2でシーズン初のMoto優勝を飾り総合3位とすると、続く第3戦のMoto1で2勝目をあげて総合2位、第4戦は2/1位として総合優勝を獲得し、ランキングトップのC・セクストン選手(ホンダ)に14ポイント差のランキング2位とします。
さらにここから第7戦のMoto2まで7連続Moto優勝により、4戦連続で総合優勝を果たしたトマック選手は、ついにライバルを逆転しランキングトップに立ちます。しかしここから激しいトップ争いを繰り広げ、第9戦ではライバルに逆転を許しますが、第10戦で1ポイント差ながらも再度逆転に成功。第11戦も2人の差は変わらず、トマック選手が1ポイントリードで最終戦を迎えました。
その最終戦では、トマック選手が両Motoともセクストン選手を2位に抑え両Motoで優勝。これによりMoto優勝14回をはじめ、総合優勝5回、総合2位5回、総合3位1回という成績で、2019年以来自身4度目となるチャンピオンを獲得しました。
AMAモトクロス選手権の最大排気量クラスで当社は、1973年の500ccクラスでピエール・カールスマーカー選手を皮切りに5回。1994年に最大排気量クラスが250ccとなってからは、1998年、ダグ・ヘンリー選手が1回。450ccマシンが主体となった2006年以降は、2007年のグラント・ラングストン選手とフェランディス選手がチャンピオンとなっており、今回のトマック選手のチャンピオン獲得で、通算9回となりました。
イーライ・トマック選手談(450MX チャンピオン)
「1/1位と完璧なシーズンエンドとなりました。今日の目標はMoto1で勝利し、その結果をもとにMoto2に対処するというものでしたが、それがうまくできました。ただ、Moto2は、簡単ではありませんでした。スタートで後退してしまい、前には速いライバルが何人かいましたが、セクストン選手がミスをしたため、少し楽になりました。シーズンを締めくくるに相応しい展開でしたが、簡単に完走できるレースではなく、恐らく今シーズン最もチャレンジングなレースでした。スーパークロスとモトクロスの両方でチャンピオンを獲得するという、自分にとって信じられないような一年になりました。今までで最高の年です」
ジェレミー・コッカー談(チーム・マネジャー)
「こんな一年の締めくくり方ができるなんて、最高の一日となりました。1/1位で優勝するというのは、本当に特別なことです。今年のトマック選手は目を見張るような一年で、チームは一丸となって懸命に取り組んで、それが結果として表れました。全体として素晴らしい一年だったし、素晴らしい一日でした。これ以上チームを誇りに思えることはありません」
リリース提供元:ヤマハ発動機株式会社