ヤマハ発動機株式会社は、2023AMAスーパークロスの開幕戦アナハイム1に臨み、イーライ・トマックがフルモデルチェンジを遂げた2023年型YZ450Fでデビューウィンしたことを発表した。また、チームメイトであるディラン・フェランディスも4位を獲得。250SXでは、リーバイ・キッチンが7位に入り、スタイルズ・ロバートソンも追い上げて9位とトップ10圏内となった。
【AMAスーパークロス 第一戦アナハイム1】
トマックが2023型YZ450Fでデビューウィン
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。
RACE DATA
AMAスーパークロス 第1戦アナハイム1大会
開催日:2022年1月7日(土)
開催地:カリフォルニア州アナハイム
会場:エンジェル・スタジアム
REPORT
Monster Energy Yamaha Star Racingは2023 AMAスーパークロスの開幕戦アナハイム1に臨み、フルモデルチェンジを遂げた2023年型YZ450Fを駆るイーライ・トマックがデビューウィン。またチームメイトのディラン・フェランディスも強さを披露。メインイベントで表彰台まであと一歩に迫る4位を獲得した。
250SXはWestから開幕し、リーバイ・キッチンが堅実なデビューを果たし、チャレンジングなコンディションとなったアナハイム1で7位に入った。チームメイト、スタイルズ・ロバートソンも追い上げて9位と、トップ10圏内でこれに続いた。
450SX
トマックが2023型YZ450Fでデビューウィン
AMAスーパークロス選手権と、初開催となるスーパーモトクロス世界選手権の開幕戦を前に、南カリフォルニアを見舞った大雨により、ライダーたちはチャレンジングなコンディションに直面することになった。トマックは素晴らしい走り出しを見せて予選で2番手に入ると、続いて参加した450SXのヒート1ではホールショットを奪ってトップに立ち、そのまま勝利を収めた。
メインイベントでは3周目にトップに立つが、_不運にもトンネルジャンプでクラッシュを喫し、6番手まで後退してしまう。ディフェンディングチャンピオンのトマックは、マスタークラスのパフォーマンスを見せつけてレース終盤にトップの座を奪い返すと、アナハイム1での初勝利を挙げると共に、まったく新しいYZ450Fのデビューレースを勝利で飾った。
チームメイト、フェランディスも新しいシーズンの素晴らしいスタートを記した。フェランディスは予選で6番手に入ると、参加したヒート1でトマックに続く2番手とし、チームに1-2フィニッシュという結果をもたらした。メインイベントで堅実なスタートを見せたフェランディスは、レースの折り返しまでに9番手から5番手まで順位を上げる。表彰台を目指して猛チャージを続けるフェランディスだったが、残念ながら厳しいコンディションの中でミスを犯し、表彰台まであと一歩の4位でフィニッシュした。
Monster Energy Yamaha Star Racingはこの後、進路を北にとり、1月14日土曜日に開催されるAMAスーパークロス選手権第2戦に向けて、カリフォルニア州オークランドのリングセントラル・コロシアムに向かう。
250SX West
キッチンとロバートソンが、アナハイム1でそれぞれ7位と9位でフィニッシュ
シーズン開幕戦を前に、南カリフォルニアは大雨に見舞われ、アナハイムのエンジェルス・スタジアムのコースコンディションはチャレンジングなものとなった。それにもかかわらず、キッチンは予選で6番手と堅実な成績、続くヒートレースでは表彰台まであと一歩の4番手に入った。残念ながらメインイベントでは思うようなスタートができず、トップ10圏外に沈んでしまう。それでも集中したライディングで追い上げるキッチンは、7位まで順位を上げてフィニッシュした。
ロバートソンは走り出しからすぐに速さを示したが、不運にも最初のプラクティスセッションで大クラッシュを喫して、9番手で予選を終えることとなった。参加したヒートレースでは上位進出を狙うが、転倒を喫して8番手まで後退してしまう。それでも再走を果たして6番手まで挽回してフィニッシュした。だがメインイベントのゲートピックは理想的とは言えず、1周目を終えた順位は14番手。その後もロバートソンはプッシュを続け、9位でフィニッシュした。
Monster Energy Yamaha Star Racingはこの後、進路を北にとり、1月14日土曜日に開催される第2戦に向けて、カリフォルニア州オークランドのリングセントラル・コロシアムに向かう。
RESULT
RIDERS RANKING
CONSTRUCTORS RANKING
COMMENT
450SX
Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team
イーライ・トマック選手談(優勝)
「素晴らしいアナハイム1でした! 新しいYZ450Fで開幕戦に臨むのは我々にとってかなり特別なことだし、450クラスには10年参加しているので、この勝利はうれしいですよ。今日は我々全員にとって信じられないような一日でした。プラクティスでは2番手でトップと僅差でした。その後のヒートレースでは、ホールショットを奪い、そのまま逃げ切りました。これはすごかったですね。メインイベントではいろいろなことが起こりました。ここでもホールショットまであと少しで、バーシア選手とバトルをしました。彼をパスしてリードを奪ったんですが、その後、ミスしました。トンネルジャンプでクラッシュ、落車してしまいました。その時点で、再びトップに立つチャンスは恐らくないだろうと思ったのですが、ありがたいことにバイクは完全で、すべては良好で、どうにか再びトップに立てました。波乱万丈の展開でしたけど、全体に今日はバイクがとてもよく機能して、シーズンの良いスタートが切れました」
ディラン・フェランディス選手談(4位)
「良い一日でした。自分にとって450クラスで最高の開幕戦でしたね。今夜は表彰台に立つチャンスもありました。メインイベントでは一時3番手につけましたが、小さなミスで表彰台を逃しました。最終的に4位フィニッシュで、3位のライダーのすぐ後ろだったので、良い結果だし、このレースにとても満足しています。正直言って、スーパークロスではとてもひどい2シーズンを過ごしてきたので、今夜は混戦の中で表彰台争いに戻れたのは良かったです。自分に何ができるのかわかっていますが、今夜は自分のポテンシャルを最大限に発揮できていませんでした。改善の余地がわずかにあることはわかっていますし、来週の準備はできています。新しいYZ450Fは、スーパークロスにおいてとても優れおり、今夜はそのことをトマック選手とともに証明できたと思います。彼が勝って、僕が4位。僕らにとってシーズンの良いスタートです」
250SX WEST
Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Team
リーバイ・キッチン選手談(7位)
「タフな一日でした。このコースは今まで一度も走ったことがないようなものだったので、自分にとってはすべてが初めての経験でした。夜に入り、予選は6番手と、悪くない結果でした。ヒートレースでは4番手とかなり良い感触でした。メインよりもずっと良い感触でしたね。でもメインのスタートが本当に悪くて、7番手まで順位を上げましたけど、次の週末はもっとうまくやるつもりです。でも、身体的に元気でいられて良かったです。コースはかなりタフでしたね。ここから前に進むだけです」
スティレス・ロバートソン選手談(9位)
「今日は、求めていた一日ではなかったことだけは確かです。フリープラクティスでの軽いクラッシュに始まって、予選は9番手。ヒートレースでは転倒して6番手。この結果、メインのスターティングポジションが理想的ではなくなりました。そのメインではスタートが悪くて9位に終わりました。言ったように、これは求めていたものではありません。今夜のコンディションはタフでしたけど、誰もがその中でライディングしなければならない。僕だけではないので、言い訳はできません。やるべきことがあるので、今週、戻ってそれに取り組むつもりです」
リリース提供元:ヤマハ発動機株式会社