ヤマハ発動機株式会社は、イーライ・トマックが、AMAスーパークロス第3戦サンディエゴを制し開幕2連勝したことを発表した。トマックは、初開催のスーパーモトクロスの一部にもなっている同シリーズでランキングトップに立っており、チームメイトのディラン・フェランディスは6位でフィニッシュとなった。
AMAスーパークロス
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。
RACE DATA
AMAスーパークロス 第3戦サンディエゴ大会
開催日：2023年1月21日（土）
開催地：カリフォルニア州サンディエゴ
会場：スナップドラゴン・スタジアム
REPORT
Monster Energy Yamaha Star Racingのイーライ・トマックが、カリフォルニア州サンディエゴのスナップドラゴン・スタジアムで開催された第3戦サンディエゴを制し開幕2連勝を飾り、450SXタイトル防衛に向けて強力なスタートを切った。トマックは、初開催のスーパーモトクロスの一部にもなっている本シリーズで、新型YZ450Fとランキングトップに立っている。チームメイトのディラン・フェランディスは厳しい状況から追い上げ、6位でフィニッシュした。
450SX
トマック、連勝でタイトル防衛に向け好発進
トマックは今大会、順調な走り出しを見せて4番手で予選を通過すると、続くヒートレース（※ヒート１）では圧倒的なパフォーマンスを発揮。ホールショットを奪ってトップに立つと、そのままレースを制した。メインイベントでは好スタートを再現できなかったものの、すぐに3番手に上がると、5周を終えるまでにトップに躍り出た。強烈なペースでトップを快走するトマックは、2番手以下にギャップを築いてゆく。そしてこれがレース後半に生きることに。各車の差が詰まる中、トマックは周回遅れのライダーたちの間を縫いながらもトップをキープ。プレッシャーのもとでも冷静さを保ち、今シーズン 2 連勝を達成した。
フェランディスはチームメイトに続く5位で予選を通過し、参加したヒートレース（※ヒート2）では好スタートを見せる。残念ながら、小さなミスによって順位を落とし、4 番手にフィニッシュ。そのためメインイベントのゲートピックは理想的とは言えない位置となった。スタート後、トップ 10 圏内につけてバトルを展開するフェランディスはプッシュを続け、6位まで順位を上げてフィニッシュした。
来週末、Monster Energy Yamaha Star Racingはアナハイムのエンジェル・スタジアムに戻り、1月28日土曜日に開催されるAMAスーパークロス選手権およびスーパーモトクロスワールド シリーズ今季3戦目（※第4戦）に臨む。
RESULT
RIDERS RANKING
CONSTRUCTORS RANKING
COMMENT
450SX
Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team
イーライ・トマック選手談（優勝）
「また素晴らしいレースになりました。ヒートレースではホールショットを奪って勝つことができました。メインイベントではホールショットを獲得できませんでしたが、差はほんのわずかでした。1周目にいくつか重要なオーバーテイクをして、それからウエブ選手をとらえました。いくつか良いラインを見つけて勢いを取り戻し、ブロックパスをすることができました。レース中盤には良い走りをしていましたが、終盤に向けて、何人かの周回遅れのライダーにちょっと詰まってしまいました。ウエブ選手のようなライダーがすぐ後ろにいるときは楽ではありません。それでも私はプッシュし続けました。彼は最後にはかなり接近してきたので、少しギャップがあったのは良かったです。全体として、またこの新しいバイクでの素晴らしいレースとなりました」
ディラン・フェランディス選手談（6位）
「全体として今日はうまくいきました。プラクティスでは良いスタートを切って、夜のセッションに入っても、感触は良かったですね。しかしヒートレースでは良いスタートを切ったのですが、小さなミスをして、その後は良い感触を得ることができませんでした。メインイベントでは逆の展開になりました。スタートが悪く、集団の後ろから追い上げることになりました。自分にできる最高のライディングをするためにハードにトライしているので、とても残念です。チームとともに分析して、アナハイムにはもっと強くなって戻ってきたいと思います」
リリース提供元：ヤマハ発動機株式会社
