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確実に進化し続ける若手ライダー 全日本選手権第3戦SUGOドッグファイトレーシング

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

株式会社ドッグファイトレーシングは、全日本選手権 第3戦 スポーツランドSUGO大会のレース結果を発表した。開催日は2023年5月20〜21日、レースには、ST1000に#13 豊島怜選手、JP250に#61 アクス・タイヨウ選手が出場した。

豊島選手は朝のフリー走行で、燃料がフルタンクの状態でも自己ベストを更新したが、決勝では路面温度の急激な変化に合わせ切ることができず、8位でチェッカーとなった。アクス選手は、初めて走行するSUGOサーキットながらも着実にタイムを縮めて15位でチェッカー、次戦に繋げる走りを披露した。

両選手とも次戦、筑波サーキットで開催される筑波大会での走りにも注目だ。

目次

2023 レース結果報告 全日本選手権 第3戦 菅生大会

レース結果

ST1000決勝で豊島怜は2戦連続完走で貴重なポイントを獲得しました。昨年の一発屋のイメージから今年は完走狙いのおとなしい走りになったとの声も聴きますが豊島怜は確実に進化しています。

朝のフリー走行でも燃料フルタンク状態で自己ベスト更新が出来た事は今年進めてきた車体セットが正しい方向に向かっている事を実感出来るものでした。決勝は路面温度の上昇に車体セットを合わせ切ることが出来ずペースを上げる事が出来ませんでしたが、今出来る事に集中してクレバーな走りでマシンをチェッカーまで運んでくれました。この結果でランキングも8位にポジションアップ。インターバルを挟んだ後半戦からは得意なコースが続くのでチーム一丸で更に前進して行きます。

JP250のアクスタイヨウはレインの予選から決勝はドライに変わりペース切り替えが上手く行かずに悔しい結果となってしまいました。終盤は粘って自己ベストを更新。15位で日本初ポイントを獲得しましたが、本来の力を出し切ることが出来ない悔しいレースとなってしまいました。

次戦の筑波が前半戦の折り返しです。しっかりと爪痕を残せるよう全力で戦ってまいります

名トンベイ : 全日本選手権 第3戦 スポーツランドSUGO大会
開 催 日 : 2023年5月20-21日
レース結果 : ST1000 #13 豊島 怜 予選 10位 決勝 8位
       JP250 #61 アクス タイヨウ 予選 3位(7位) 決勝 7位(15位)
WEBリザルト : https://www.jrr.jp/result2023/result-rd3-sugo

レース報告・豊島怜 ST1000・#13

豊島怜コメント

今回は事前テストの入りから今までのセッティングを全て見直し、新たなセッティングを1から始めました。一長一短にはいかず、初めは上手く走れずペースも遅かったのですが試行錯誤していく中で事前テストの最後には新しいセッティングで今までのペースまで戻すことができました。雨のセッションで、今までSUGOの雨とは非常に相性が悪くまともに攻められたことが無かったのですが、今回進めてきたセッティングではフィーリング良く走ることができました。

公式予選は徐々に路面が乾いていくタイヤ選択の難しいコンディションでした。はじめにレインタイヤでアタックし、1番手のタイムを記録しすぐにピットイン。その後スリックタイヤに変えて、残り15分まで路面が乾くのを待ちタイムアタックを始めました。周回毎に順調にタイムアップをすることができ、7番手まで順位を回復して残り5分の1番コンディションが良くなってきたところで最後のアタックにチャレンジしましたが集団に追いついてしまいタイムアップが出来ませんでした。

終わってみれば10番手までポジションを落としてしまい悔しい結果となりました。
朝フリーでは今回進めてきたセッティングの最終確認+決勝に向けてのフルタンクでの走行でしたがフィーリング良く走れてここで自己ベストを更新することができ総合6番手タイムを記録。決勝や今後に向けて自信が付きました。

決勝はスタートを決めて1周目は9位で通過し、トップ集団の後ろにつけていたのですが、決勝で一気に気温が上昇したことにより、マシンのフィーリングが変わってしまい中々ペースを保つことができず、トップ集団から離されてしまいました。

その後は自分を含めた2台での8番手争いとなり、18周のレースを3分割してペース配分をして最後の6周でペースを上げて単独でのゴールとなりました。

今回はトップ集団から離されてしまい悔しいレースとなりましたが、事前テストからレースウィークまでの全体を見れば前進できたと思います。今年のテーマである、一発タイムだけでなく高いペースで長く周回できる車体作り、その為の自分の技術向上。少しづつではありますが近づいてきてると思います。

次戦、後半戦のオートポリスの前にアジア選手権と鈴鹿8耐があるので、しっかりと成長して後半戦ではもっと強いレースができるよう日々準備していきたいと思います。

チーム関係者の皆様、並びにご協賛して頂いている各スポンサーの皆様、誠にありがとうございました。

レース報告・アクスタイヨウ JP250・#61

アクス タイヨウ コメント

初めて走るSUGOサーキットはアップダウンがありテクニカルでとても楽しいコースです。どのコーナーも攻めがいがあって、走るごとにタイムアップして行きました。前回の茂木は接触による転倒という悔しい結果だったので今回は上位入賞してポイントを獲得するつもりでレースウイークに臨みました。

公式予選

朝からの雨によりウエットコンディションでの予選となりました。ダンロップのレインタイヤで走るのは初めてだったので慎重にペースを上げてゆきました。予選前の公式練習も雨だったので比較的順調にタイムを上げることが出来て、終わってみれば総合7番手・ナショナルクラス3番手と開幕戦よりも良いポジションからスタートできることになりました。

決勝

土曜日の夕方には雨も上がり路面はドライコンディションになっていました。3列目の7番手からスタートしましたが、雨のリズムからドライのリズムに切り替えることが出来ず自分でもびっくりするくらいペースが上がりませんでした。

そのため1周目に4台に抜かれて11番手でオープニングラップを通過。さらに3台に抜かれて14番手までポジションを落としてしまいました。少しづつペースを改善して行きますが思うようにいかないまま周回を重ねてしまいましたが、レース終盤になってようやくペースをつかみ始め前車を抜いて13番手にジャンプアップ。更に前を追いましたが、最終ラップにペースを上げすぎてしまいオーバーランして2台に抜き返されてしまい15番手でチェッカーとなりました。

開幕戦の感想

とても厳しい週末でした。改善するためにもっと努力し続け、同じ間違いを繰り返さないようにする必要があります。
ウェット予選のペースは強かったので、7番グリッドにつけましたが、決勝レースでは路面が乾きドライコンディションに変わったことに対応できませんでした。雨のリズムから抜け出すことが出来ず前を行く集団についてゆく事が出来ませんでした。筑波では同じ失敗は繰り返しません。次のラウンドではもっとうまくやろうと思います。

スポンサーの皆様、チームスタッフ、応援してくださった皆様、沢山のご支援ありがとうございました。
次戦も全力で頑張りますので応援よろしくお願いいたします。

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リリース提供元:株式会社ドッグファイトレーシング

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