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Team KAGAYAMAの挑戦はここからスタート!「全日本ロードレース鈴鹿 2&4レースの裏側」

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

2024年の全日本ロードレース鈴鹿 2&4レースは、「ファクトリーマシンで参戦するヤマハファクトリーレーシング」や、「モデルチェンジしたホンダ CBR 1000RR」、「長島選手がダンロップタイヤでブリヂストンに対抗できるか?」など見所満載でした。話題性たっぷりな中で、とびぬけて注目されたのが「Team KAGAYAMA」でした。今シーズンからマシンをスズキからDUCATIに変更。PanigareV4Rを引っ提げての参戦となりました。「黒船襲来!」と呼ばれるチームは、どのように表彰台をゲットするのか。最初の一歩をお伝えします。 

目次

ドゥカティ+ブリヂストン 世界でも類を見ないパッケージに注目

PanigareV4Rを操るのは、水野 涼選手(ゼッケン3)です。外車にはピレリ―などが装着されることが多いですが、ブリヂストンのタイヤを装着するなど、世界でも類を見ないパッケージに注目が集まりました。

ドカティのエンジニアがサポート

開幕戦となる鈴鹿大会以外の全日本のレースでは、カーボンニュートラル燃料が使われますが、それをレースにマッチさせるのは大変な作業だそうです。山積する問題を解決するために、 ドカティのイタリア人エンジニアがサポートに入っていました。

安定した走りで予選4位に食い込む

たくさんの人に注目される中、ライダーの水野選手は相当な覚悟を決めてTeam KAGAYAMAに参加したと思います。プレッシャーも大きかったでしょう。プライベーターにとってマシンは超高価であり、一度でもクラッシュするとレースへの復帰は困難になります。テストでは本番に向けた足場固めが丹念に行われていました。 

ヘアピンコーナーとMCシケインを往復して水野選手の走りを確認しました。インサイドにマシンが近づくような場面が多く、「ワンテンポ先に曲がるのが水野選手のリズムなのだろう」と言う感想を持ちました。 PanigareV4Rはスリムな車体で車高も高いせいか、モトクロスバイクにでも乗っているような軽快な走りを見せていました。 

テストの日は気温が低く、フル荷重をかけることが難しい環境でしたが、2分7秒台で総合4位となるなど滑り出しは良好。 暖かくなったときの伸びしろが期待できます。

ドゥカティで表彰台を狙う!

走行終了後、無事シェイクダウンを終えたTeam KAGAYAMAの加賀山代表に話を聞かせてもらいました。

加賀山さん「初めての車両によるシェイクダウンが無事に終わってひとまず安心しました」 

しんたろう「サイドで見ていると、バイクがとても曲がっているような気がしました」

加賀山さん「この2日間は、水野選手には攻める走りをしてもらっていません。センサーが動いているかや、データが正しく吸い上げられているかなどの機能確認がメインでした」

しんたろう「マシンの状態を確かめていたのですね」

加賀山さん「ヨーロッパからスタッフが来てくれたおかげで大きなトラブルを防ぐことができました。レーシングスピードに到達し始めたので、今後はレース向けのセッティングができると思います。また水野選手がテストで2分7秒台を叩き出して4番手を確保してくれたので、これから巻き返しを始めます」

新生Team KAGAYAMAの始まりを目撃せよ!

翌日の3月10日に行われた決勝戦はライバルを抑えて第2位。プライベーターで初めてのマシンながら1位と3位のヤマハファクトリーチームに割って入る結果となりました。

2024年は数々のレースで黒船旋風を巻き起こしますが、それはまだ先のお話。 まずはしんたろう炎の動画「黒船襲来!DucatiV4Rワークスバイクついに走る!24全日本開幕前テスト」で、新生Team KAGAYAMAの始まりを目撃してください。

注目のバイク動画を紹介!

モトメガネでは、オートバイに関する情報や、ライディングに関する豆知識、レース情報などを紹介しています。

この記事では、動画Shintaro.Nakayama 炎のしんたろうチャンネル協力のもと、モトメガネ編集部で記事を再編集。ジャンル&排気量を問わず、さまざまなバイク情報を取り上げています。

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