全日本ロードレース岡山国際サーキット大会ST1000クラスは、接触するような激しい戦いが繰り広げられるST600ラストとは異なり、大人のライダーが多数参加しています。しかしそこはレースの世界。プロを目指すイケイケなライダーが上位を占めています。
予選トップ10人を紹介
ライダーの個性がわかると、レースをより楽しく見ることができるでしょう。予選10位までのライダーを紹介します。
#10 國井勇輝選手 ホンダCBR-R1000R-R
ポールポジションを取った國井選手は絶好な様子。とにかくブレーキを短く止めます。自信満々に走っているのがわかりますし、リスクも回避しています。 ここまで4戦3勝で最終戦を待たずにチャンピオンになる可能性が出てきました。
#47 羽田大河選手 ホンダCBR-R1000R-R
予選2位のアステモレーシングの羽田選手は、ヨーロッパを主戦場としています。AP大会では優勝&2位と世界でも実力を発揮。 モテギとSUGOのレースに出場していないにもかかわらず、ランキング上位に踊り出ています。普段、岡山国際サーキットを走ることはないのですが、実力で結果を残しています。
#9 岩戸涼介選手(カワサキZX-10R)
#3 國峰琢磨選手(ホンダCBR-R1000R-R)
4位に地元出身の國峰琢磨選手がつけています。
#2 荒川幸太選手
去年ポールポジションを取った荒川選手は予選5位。今年マシンを 2024 年モデルに変更しましたが、なんとなく歯車が噛み合わないシーズンを送っています。昨年岡山国際サーキットで叩き出した1分31秒817のレコードは破られていません。このレースでは調子を取り戻せるでしょうか。
#7 豊島 怜選手 ヤマハYZF R1
ST1000の初期から参戦し、常に上位を走る豊島選手は、今回も調子が良さそうです。 R1ランデブーで3周目に6位につけました。このマシンで表彰台が欲しいところです。
#34 伊藤元治選手 ホンダCBR-R1000R-R
今回は7位につけています。ST600に参戦していた頃と比べて、のびのび走っているようです。
#31 井手翔太選手 ヤマハYZF R1
豊嶋選手に引っ張ってもらう姑息な必殺技でタイムを更新。予選8位にマークしました。
#30 作本輝介選手 ホンダCBR-R1000R-R
予選は9位。このコースを得意とする作本選手に開幕戦以来の表彰台が期待されます。
#12 横山尚太選手 ヤマハYZF R1
予選10位に滑り込んだ横山選手。長い手足を使った豪快なオフセットが魅力です。倒し込みが凄く、 コーナーでは誰よりもイン側に体が入っていました。
「井手選手に請求書を送ります」豊島選手のサイドビジネス!?
この中で注目したいのは豊島選手のスリップを使って8位に入った「井手翔太選手」です。ぴったりと後ろにつけられた豊島選手はどう思っていたのでしょう?
しんたろう「予選を見ていましたが、横の黄色いバイクに追い掛け回されていましたね。無許可でスリップを使われたんですか?」
豊島選手「許可した覚えはありません。使用料として1周5000円ぐらい欲しいですね」
しんたろう「10周ぐらい後ろに付いていましたね」
豊島選手「いや10周以上じゃないかな。あとで井手選手に請求書を送ります」
井手選手がプライドをかなぐり捨てて必死に食らいつく姿は見ていて楽しかったです。 しんたろう炎の動画「滑りすぎ!今のSSバイクはトラコン命!岡山全日本ST1000クラス!」には、井手選手のコメント(言い訳?)も収録しています。何と言っていたかは見てのお楽しみ。要チェックです!
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この記事では、動画「Shintaro.Nakayama 炎のしんたろう」チャンネル協力のもと、モトメガネ編集部で記事を再編集。ジャンル&排気量を問わず、さまざまなバイク情報を取り上げています。