MENU
カテゴリー
モトメガネ バイク買取一括査定

公式SNS

サーキットの爆音は近所迷惑!「最大音量90dB以下への挑戦」

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

HBFこと北陸バイクフェスティバルは2024年に51回目を迎え、9年目となるエトワールタカスミニバイク8時間耐久レースを開催しました。昨年からタカスサーキットは音量が厳しく規制されましたが、24年も引き続き規制を受けた開催となりました。それにより参加台数が減ることが懸念されていましたが、すぐにエントリー募集定員数に到達。全国はもちろん香港からも含め、約200名のライダーが参加しました。

各メーカーの協力で厳しい騒音規制をクリア

HBFは2022年の大会で近隣から騒音苦情が入った事により、厳しい騒音規制を課すことになりました。走行時の最大音量90dB以下という厳しい内容ですが、24年は嬉しい展開がありました。世界の森脇レーシングさんに全面協力いただき、タカス対応インナーバッフルを開発。当日は出店という形で技術協力してくれました。

関東のアイファクトリーさんには何種類ものマフラーやサイレンサーのテストをしていただき、アンレーベルさんもタカス用のマフラーを開発・販売いただきました。賛同してくださったメーカーさんには感謝の気持ちしかありません。

静かなサーキットがスタンダードになる!?

耐久レースはスプリントと違ってインターバルなしで延々と走るので、HBFのように開催中に苦情がきてしまうと、施設の存続に関わる話になりかねません。今後は他のイベントでも音量規制を課すべきだと思います。今回開発されたバッフルは、全国のサーキットにとっても間違いなく参考になるでしょう。

誰もが楽しめる環境でモーターサイクルファンを増やしたい

爆音の中でレースを開催をしていると自然に声もでかくなりますし、小さい子供達が難聴になるのではないかと心配です。騒音問題をクリアすれば、家族で楽しむことができて子供にも「バイクってかっこいい」と思ってもらえるし、これまでバイクNGだったサーキットでの開催もできるかもしれません。北陸や三重だけではなく、日本中をミニバイクでラウンドできるようになると面白いと思います。

関係者の声

HBFの楽しみは、運営仲間と隣の白浜荘宿でのバーベキューです。前夜祭状態で様々な方から話を聞くことができました。排気音が静かになったことに対して、みなさんはこのように言っていました。

「これまでなら、大声で話なさなければダメだったけれども、今は普通の声で通じる。そうしたストレスがなくなったのが一番いいね」

「静かにレースをすることで、地域住民も、近隣もみんなOKになって気持ちよく走ることが一番いいんだよ。『うちの子供もバイク好きやねん』って言って地域の人も参加してくれるかもしれない」

「3年前(苦情が入った年のレース)までは、会話をすることすらできなかったのに、今は普通に喋れます。これはすごいことです」

また来年も合いましょう

決勝レース出走全35台中、無事全車チェッカーとなりました。厳しい音量規制もありましたが、また来年も開催したいと思います。サイレンサーの効果やレースの展開は、炎のしんたろう動画「GROMでめいっぱい遊べ!エトワールミニバイクタカス8耐!日本、香港のクラッシュ系女子出会う!」でご確認ください。

注目のバイク動画を紹介!

モトメガネでは、オートバイに関する情報や、ライディングに関する豆知識、レース情報などを紹介しています。

この記事では、動画Shintaro.Nakayama 炎のしんたろうチャンネル協力のもと、モトメガネ編集部で記事を再編集。ジャンル&排気量を問わず、さまざまなバイク情報を取り上げています。

カテゴリー

モトメガネ バイク買取一括査定