バイクのシートというものは、ライディングに欠かせない機能部品でありながらバイクの外装品としての車体デザインの役割りも担っています。
シートにワックスが付着すると危ない!?
タンクやカウリングなど、他の外装部品が洗車の際に汚れを落としてワックスをかけて仕上げられるのに対し、シートにワックスなどをかけてしまうとお尻が滑ってグリップしなくなってしまうので危なくて乗れたもんではなくなります。
そうした理由でシートに関してはもっぱら洗車の時に洗うだけという方も多いかもしれません。
汚れが溜まりやすいバイクシート
ただ、シートは手入れを怠ると表皮の細かなシボの隙間にゴミが溜まったり、濡れたまま放置を続けるとカビが発生することもあります。
こうした汚れはかなり落とすのに苦労することになり、とくにシート表皮に染み付いてしまったカビ汚れは、強力な塩素系漂白剤を使っても落ちないケースもあるのです。
バイクシート専用ケミカル
そんなバイクのシートですが、お手入れに最適なシート専用ケミカルがあります。
ヤマルーブ180 シートクリーナー180ml
ヤマルーブのシートクリーナーはその名の通りバイク用シートの専用品です。付着した汚れを落とす泡スプレータイプで、手軽に使うことができます。
また、洗浄と同時に艶出しもできるので、バイクの外装品でもあるシートを美しく保つことができるのです。
ヤマハVmax1200のシートに実際に使ってみました
一見すると綺麗に見えますが、いつも洗車の際に軽く水洗いしかしていないシートです。
腿と擦れる部分には白い汚れが付着しています。指先で擦ってみましたが、汚れは落ちませんでした。
シートクリーナーの缶をよく振ってスプレーしてみます。
かなり勢い良く泡が飛びますので、ウェスにスプレーを吹き付けてからシートを拭き上げる方法が良いかも知れません。
シート表面に塗り拡げて3〜5分程度置いて汚れが浮き上がってくるのを待ちます。
ペーパーウェスを使ってシートを拭いていきます。軽い力で擦るだけで濡れた感じも無くなり、シートに落ち着いた艶が出てきます。概ねピンポン玉くらいの量を3回スプレーしてフロントシートが拭けました。
ウェスを見てみると、かなり汚れが取れたことがわかります。
シートサイドの汚れも綺麗に落ちていました。
写真だと分かりづらいですが、肉眼で見ると作業前後と比べて明らかに綺麗になっています。
シート表皮も全く滑ること無く、クリーンナップ前より良くグリップするような感触があります。シートにはこのグリップ感が欠かせないのです。
水洗いだけより、明らかに専用ケミカルを使った方がより満足いく仕上がりとなりました。
ヤマルーブ180 シートクリーナー 180ml
1,430円(税込)
発売元・ワイズギア