ライディングウエアメーカーは国内外いろいろあるが、雨が多く、多湿な日本を走るなら国内メーカーのアイテムがやっぱり使いやすい。特に最近は、ゲリラ豪雨に酷暑など極端な気候変化を肌身で感じるようになったが、そんな気候の変化をいち早く製品にフィードバックしているのが「ラフアンドロード」。多くの旅人が愛用する同社の製品には、ユーザーからのフィードバックも多く、日々機能をアップデートしている。
【メーカー紹介】
「旅のシーンにいつもある十人十色のツーリングギア」をコンセプトに、ライダーのライダーによるライダーのための製品作りを目指す「ラフアンドロード」。その真摯なものづくりの姿勢は、ツーリングライダー、とくにたくさんの距離を走るようなリアルな旅人からの信頼が厚い。
そんなリアルなライダーからの生の声を製品作りにフィードバックして製品力を高めていくのが「ラフアンドロード」のモノづくりの基本であるが、近年は従来からの「ラフアンドロード」らしい機能性の高いウエアに加え、若者にも受け入れられるウエアに力を入れるなど新しい挑戦を行っているという。というのも今年の初め30代の新社長が就任し、社内でも若手デザイナーが育ってきており、「新しいことに挑戦しようという」良い流れが生まれてきているのだという。
【今年のモーターサイクルショーのブーステーマ】
世界一周から国内ツーリングまで
アドベンチャーなら「ラフアンドロード」に任せてください!
「アドベンチャー:冒険」をメインコンセプトにブースをデザイン。「ラフアンドロード」には世界一周のようなハードなツーリングに対応できるアイテムももちろんあるが、今回の第50回東京モーターサイクルショーで提案したのは、“普通のライダーが日々の生活の中でちょっとだけ新しいことに挑戦する”こと。キャンプツーリングやロングツーリングなどがその内容だが、そんな身近な「冒険」を応援する便利で快適なアイテムを多数展示して人気となっていた。
【今年のモーターサイクルショーでの注目商品】
ブース表面には、日本の風土に合わせて作った「デュアルテックスアドベンチャーオールシーズンジャケット/パンツ」をトライアンフ・タイガー900ラリープロとともに展示。その周りには同社らしいコンパクトで機能的なキャンピングアイテムをレイアウトしてアウトドア感を演出。合わせてタイガー900ラリープロには、容量100ℓ超えの新作キャンプ用シートバッグ(参考出品)も積載した状態でディスプレイ。
商品①
日本の風土に合わせたアドベンチャーウエア
RR7107/RR7108 『デュアルテックスアドベンチャーオールシーズンジャケット/パンツ』
アドベンチャーウエアというと、頑丈だがその多くが生地が分厚く動きづらいイメージがあり、実際、海外製品にはそんな重くハードすぎる製品が多い。日本のメーカーである「ラフアンドロード」が日本のライダーのために作るアドベンチャーウエアは発想が全く逆だ。しなやかで着心地の軽い素材を使うことでとにかく動きやすさを追求。しかも、日本の高温多湿な風土に合わせてベンチレーション機能をとにかく強化。しなやかでシックな色調のヘリンボーンデュアルテックス加工生地は、どこへ出かけても目立ちすぎない良さがある。日本を旅するなら日本人発想のアドベンチャーウエアが最適というわけである。
価格 : 『RR7107デュアルテックスアドベンチャーオールシーズンジャケット』53,900円(税込)/サイズ:M・L・LL・XL・BM・BL・BLL/カラー:チャコール・ダークオリーブ・ブラック
価格 :『RR7108 デュアルテックスアドベンチャーオールシーズンパンツ』34,100円(税込)/サイズ:M・L・LL・XL・BM・BL/カラー:チャコール・ブラック
商品②
背もたれがないのにくつろげるコンパクトチェアー
GM-CH05S『ギミックミニチェアー』
旅がしやすいコンパクトなキャンプ道具を取り揃える「ラフアンドロード」が提案するチェアーは背もたれなし……なのだが、いわゆる腰掛けるだけのコンパクトチェアーとは一味違い、座ってみると座面の角度とホールド感が絶妙でちゃんとくつろげるようになっている。背もたれがないのでさすがにうたた寝はできないものの、意外なほどリラックスできフィールドでこれだけくつろげるうえに、重さが1kg以下と軽量でパッキングサイズもコンパクトであれば、荷物を少なくしたいバイクキャンプで非常に使いやすいはずだ。今春より二輪業界ではラフアンドロードが正規取扱代理店となった。
価格 :5,980円(税込)/カラー:ブラック・カーキ/耐荷重:120kg/サイズ:幅535×奥行380×高さ350㎜/収納時:130×100×360㎜/重さ:0.8kg
商品③
業界初の100ℓ超えのシートバッグ
『クルージングバッグPRO 100(仮)』
価格、サイズなどの詳細は一切不明だが、このシートバッグの容量は、本体64ℓ、容量アップ部30ℓ、ポケット7ℓで、なんと合計101ℓを確保! 取り付けにはキャリアを装着車に限るとのことだが、ここまで大きな容量をもつシートバッグは二輪業界では初めてとのことである。この大容量シートバッグさえあれば、日本一周などのロングジャーニーはもちろん、なにかと荷物が多くなる冬季のキャンプツーリングでも大いに活躍してくれそうだ。
価格 :未定(参考出品)
【こちらも要チェックの商品!】
ブーステーマであるアドベンチャー以外のジャンルでも「ラフアンドロード」では、たくさんのウエアアイテムをラインナップ。また「ラフアンドロード」というとカスタムのイメージが少ないかもしれないが、新しくマルケジーニやオーヴァーレーシングプロジェクツとのコラボレーションがスタートしたぞ!
商品④
ミリタリーテイストを取り入れたカジュアルジャケット
RR7252『ウォーターシールドコマンドジャケット』
カジュアルなデザインながらも、ミリタリーテイストを取り入れた使い勝手のいい3シーズンジャケット。透湿防水性のあるメイン素材はウォーターシールドエクストラのライナーでしっかり防水処理を行い、表面も撥水加工。多彩なポケットを備えており、フロント左側には使い勝手のいい大型ポケットを装備している。また3シーズン用であり、フロント首部分、袖、背中とベンチレーション機能も充実している。
価格 : 35,200円(税込)/サイズ:M・L・LL・XL/カラー:ブラック・ダークオリーブ・グレー
商品⑤
タウンユースに使いやすい全天候型
RR7249『デュアルテックストレックパーカー』
若手デザイナーの意見を取り入れて街着としても使いやすいデザインとしながらも、防水、防風、透湿性と「ラフアンドロード」らしいライディングウエアとしての機能性はしっかり盛り込んだジャケット。派手すぎないデザイン&生地のおかげで、ツーリングユースはもちろんだが、タウンウエアや旅着としてバイク以外の用途でも幅広く活躍してくれそうだ。
価格 : 28,600円(税込)/サイズ:M・L・LL・XL・BM・BL・BLL(BM・BL・BLLはブラックのみ)/カラー:ブラック・ガンメタ・オリーブ
商品⑥
パーカースタイルでもフルプロテクション化可能
RR1003『ラフライドZIPパーカー』
着心地の良いコットンパイルを使ったパーカー。一見ライディング用には見えないシルエットだが、実は胸・肩・肘・脊椎にパッドポケットを備えており、プロテクションパッドをフル装備することができる。なお『ラフライドZIPパーカー』には、お得なパッドセット商品、通気性重視の『RR1003APエアスルーパッドセット(税込/14,300円)』、プロテクション性能重視の『RR1003HPハードパッドセット(税込/18,700円)』も用意している。
価格 : 10,780円(税込)/サイズ:M・L・LL・XL/カラー:あおたび!・ブラック・ブラックフリップ・Go For Ride・ミックスグレー・ホワイト
商品⑦
「ラフアンドロード」史上最も涼しい!
RR7341『ダイレクトエアメッシュジャケットFP』
近年の日本の酷暑に対応すべく開発された”究極のメッシュジャケット”が『ダイレクトエアメッシュジャケットFP』。ビッグホールメッシュ生地をメインに使用するとともに、裏地を省くことにより「ラフアンドロード」史上最も涼しいジャケットとなっている。実際向こう側が透けるほどの通気性だが、表面にプリントを施すことで視覚的に透けにくくしている。
価格 : 14,850円(税込)/サイズ:M・L・LL・XL・BM・BL・BLL/カラー:ブラック×ホワイト・エンボスブラック・ガンメタ・プラチナシルバー
商品⑧
「ラフアンドロード」らしい多機能メッシュジャケット
RR7349『マウンテンメッシュパーカー』
多彩なポケットを備えた「ラフアンドロード」らしい多機能タイプのメッシュジャケットがこの『マウンテンメッシュパーカー』。実際のツーリストの生の声をもとに設計・デザインの進化は続いており、その収納力はショート&ロングツーリングはもちろん、キャンプツーリングまで対応するレベル。しかも、内部にはオプションのインナージャケットも装着可能で幅広い季節で使用できるようになっている。
価格 : 25,850円(税込)/サイズ:M・L・LL・XL/カラー:ブラック・シルバー・エンボスダークオリーブ
商品⑨
キャンプの小物をまとめて収納
RR9814『ラフコーデュラ®キャンピングボックス』
箸に包丁、調味料、バーナーなど、キャンプツーリングのパッキングを悩ませる調理・炊事関連の小物類。それらをまとめて収納可能なアイテムが登場した。しかも、キャンプ中はそれらをまとめて使いやすく配置できる“棚”にもなる優れもの。下部のメインスペースには350ml缶が10本入る約8.5ℓの容量があり、トップスペース約2.8ℓとなっている。
価格 : 8,800円(税込)/サイズ:W36×D16×H20cm (最大) /容量:11ℓ
取り扱いブランド
【Phoenixrise】
青森県の精密プレス金型企業が作るこだわりの“金属キャンプ用品。焚き火台、グリル台、鉄板などはソロキャンピングライダーに嬉しい、収納寸法がコンパクトで軽量な仕様のアイテムを多数リリースしている。このフェニックスライズは関東と二輪業界での取り扱いを「ラフアンドロード」が行なっている。
【marchesini】
イタリアのアルミ鍛造ホイールメーカー・マルケジーニとコラボレーションして作る「ラフアンドロード」限定アルマイトカラー“DARK GOLD”。この深みのある特別なカラーのアルミ鍛造ホイール(KAWASAKI Z900RS/カフェ用)が手に入るのは現在のところ「ラフアンドロード」各店のみとなっている。
【OVER Racing】
ツーリング用品のイメージが強い「ラフアンドロード」だが、カスタムパーツも取り扱いがスタートした。オーヴァーレーシングプロジェクツとのコラボレーションで、KAWASAKI Z900RS/カフェ用のパーツをサブフレームからスイングアームまで多数用意! しかも、「ラフアンドロード」オリジナルカラーで、現在「ラフアンドロード」各店での限定販売となっている。