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バイク用サスペンションのメンテがハンドリングとブレーキを改善!
バイクにおいてパーツの重要度は路面に近いほど増す。路面と接するタイヤ、次いでバイクの速度をコントロールするブレーキ、タイヤとブレーキに効力を発生させるためのサスペンションだ。タイヤが古くなったり減ったりしたら交換しない人はいないだろうし、ブレーキもパッドの残量チェックは運行前点検で義務付けられている、……のだがサスペンションとなると、なぜか途端にメンテナンスへの関心度が低くなる。実はコレ大間違い。
サスペンションの仕事は、“快適な乗り心地を作る”ということだけでなく、ブレーキ効力やエンジンパワーを路面に伝えるために“タイヤを路面に押し付ける”ということがある。ハイパワー化した現代のスポーツバイクでは、むしろ後者の仕事の方が重要視されるくらいである。エンジンの調子が悪いだけならバイクは進まないだけだが、これらのパーツがまともに仕事をしなければ、バイクはとても危険な乗り物になってしまう。
では、サスペンションがちゃんと仕事をしないとどうなるか? しっかりスロットルを開けられないなんてことはもちろん、ブレーキがしっかりかけられなくなり、曲がることさえおぼつかなくなってしまう。タイヤが減ったら交換するように、サスペンションに100%の効果を発揮させるには定期的なメンテナンスが必要不可欠というわけだ。
大型バイクであれば2年に1度のオーバーホールを!
サスペンションのプロフェッショナルであるテクニクスが推奨しているのが、2年に1度の前後サスペンションの分解清掃、いわゆるオーバーホール(以下:O.H.)だ。というのも、サスペンション内部には、フロントフォークにせよ、リヤショックにせよ、エンジンのピストンと同じように金属が内部で擦れ合いながら摺動している。その動きの速度を封入したオイルで減衰力を発生させてコントロールしているわけだが、走れば劣化しない訳がない。
金属同士が擦れれば摩擦で磨耗し、オイルは精製された瞬間から劣化が始まっており、本来、サスペンションは定期的なメンテナンスが不可欠なのだ。ただし、フロントフォークはともかく国産車の純正リヤショックは、コストの兼ね合いでO.H.を想定した構造になっていないことが多い……。すると分解してメンテナンスするのが難しいことから、一般的にはASSY交換※となるためどうにも手が出しにくい。
そんな分解が一般的には難しいとされるようなリヤショックも、サスペンションのプロ集団であるテクニクスならO.H.することが可能。海外系サスペンションメーカーはもちろん、通常ではパーツの出ないKYBやSHOWAといった国産サスペンションメーカーからも直接パーツ供給を受けているため、あらゆる車両のサスペンションO.H.が可能となっているのだ。
※ASSY交換(アッシーこうかん):ASSYは「assembly(アッセンブリー)」の略語で、複数のパーツが組み合わさった構成部品を指す用語。ASSY交換はパーツ単体での交換ではなく、複数のパーツが組になったユニットごとの交換のこと。
テクニクスのサスペンションO.H.の申し込みは3通りあり
なじみのお店からも依頼できる!!
さて気になるサスペンションO.H.のお値段はというと、車両の排気量やジャンルによってまちまちだそうだが、一般的な大型ロードバイクを例にあげるなら、フロントフォークが左右セットで¥48,000円~、リヤはモノショックで¥25,000円~とのこと。
純正パーツのASSY交換よりは安上がりであるものの、それなりの出費であるため車検がある車両なら2年に1度、車検のない裏年に行うのがオススメ。車検時に「フォークからオイル漏れてますね。これでは車検通りませんよ?」となってからでは車検代と合わせて大出費となってしまうからだ。
ちなみにテクニクスでのサスペンションO.H.受ける方法は3通りある。
その①:現車持ち込み
埼玉県春日部市にあるテクニクス本社に現車を持ち込んで預けてしまって、サスペンションの着脱からテクニクスに依頼してしまうという方法。当然、着脱工賃などは別途発生するものの、一番シンプルな方法だ。
その②:馴染みのショップから発注
テクニクスではあらゆるバイクショップからのサスペンションO.H.依頼を受け付けている。行きつけバイクショップがあるなら、「テクニクスでサスペンションのO.H.がしたい」と言えば発注可能だ。
その③:自身でサスペンションを外して持ち込みor発送での依頼
自分でサスペンションを取り外す技術と、O.H.の間そのままにしておける環境があればこの方法が一番安上がりになる。いずれの方法にせよテクニクスの公式ホームページから申し込み&見積もりを行おう。
どうせならO.H.ついでにモディファイでグレードアップ!
テクニクスではサスペンションのO.H.と同時に、サスペンションのモディファイも受け付けている。その内容は、体重や乗り方に合わせたスプリングへの交換や減衰調整機能のないサスペンションへの機能組み込み、より摺動抵抗のないコーティングやSFKフォークシールの組み込みなど多岐にわたる。どうせO.H.でサスペンションを全バラするなら、同時にモディファイもしてしまえば安上がりというわけだ。
またテクニクスでは、要望の多い車種のモデファイパーツをTGR(TECHNIX GEAR)として商品化も行っている。サスペンションのプロが用途ごとにセッティングを煮詰めたスペシャルサスペンションを手軽に体感できるようになっているのだ。
……とはいえ、実際に乗ってみないとその効果がわからないのがサスペンションチューニング。テクニクスでは、TGRパーツの組み込みなどモディファイを行なったデモンストレーションバイクの貸し出しサービス“MOTO-Technix”もスタートさせた。貸し出し場所は埼玉県・春日部と北海道・釧路の2箇所で、8時間から数日単位でのレンタルに対応しており、実際にツーリングしたりしてのサスペンション体感が可能だ。