千葉市で電動キックボードの実証実験を重ねている長谷川工業の「SUMRiDE」。
世の中的には“電動キックボード=危ない”というイメージが定着する中、いまだに違反ゼロで展開中のSUMRiDEが、安全講習会を実施するとの情報をキャッチした!
しかもその会場が競輪場(TIPSTAR DOME CHIBA)だったり、警察官の方が登壇予定だったりと、なんだか面白そうなので筆者も行ってみることに。今回はその内容をお届けしていこう!
気になる安全講習会の内容は?
2022年8月25日に行われた安全講習会は、電動キックボードの正しい走行をテーマに、
- 実証実験と通常の原付ルールの違い
- 実証実験の概要説明
- 試乗
などが学べ、体験できるというものだった。
千葉県警のご担当者からご説明!
電動キックボードは、実証実験を除くと基本的には原付のルールが適用される、免許証はもちろんのこと機体の装備や交通ルールもしかり!
安全講習会の参加者の中には、原付を乗ったことがない方もいたようで、しっかりと正しいルールを学ばれた様子。
全員がスムーズに試乗していた!
大半の参加者は、はじめて電動キックボードに乗る方だったが、びっくりするほどスムーズに走行されていた。
実際に操作方法の説明や実演もあったが、簡単に乗れてしまうのが、電動キックボードの魅力の一つ!
ある女性参加者に話を聞いたところ、「ペーパードライバーなので近場の移動なら電動キックボードを使いたい」とのコメントを頂いた。
なぜ、競輪場(TIPSTAR DOME)で……笑
安全講習会をなぜ千葉県千葉市の競輪場「TIPSTAR DOME」で開催したのか、なかなか理解ができなかったが、SUMRiDEの担当者曰く、広い場所で歩行者や自動車などを気にすることなく走行できること。長い距離を体験走行でき、実走に近い経験が積めるといったことから、ここが会場に選ばれたのだとか。
また普段走ることが出来ない競輪場でバンク体験をしてもらい、自身の経験や感動にもとづいた口コミ効果も期待しているとのこと。
都内を中心に多い飲酒運転
都内などで電動キックボードの利用者が、飲酒運転で取り締まりを受ける報道が多いのは周知の事実。
参加者と話していて意外と知られていないのは、自転車の飲酒運転も取り締まり対象となること。
さらに言えば、傘をさしての走行もNGだし、多く見られる子連れが並んで走る行為も並走運転としてNGである。
そもそも自転車は歩道ではなく車道走行が基本なので、当たり前のルールなのだか……。(※自転車は年齢や道路状況によってルールが異なります)
SUMRiDEの安全講習会は、実にわかりやすかった。
実証実験区域で適用されるルールと、それ以外の原付として扱われるルールの差。そして今年4月に決議された新ルールだが、まだ施行されていないので、現状では当然適用されないということ。
このあたりの状況は、経済産業省の認可を受けて実証実験を行っている企業だからこそ、間違いのない情報で安心できる。
SUMRiDEには、規模など関係なくこれからも、分かりやすい情報発信の中心として頑張ってほしい!
これからも楽しく、ご安全に!