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街乗りからツーリング、そして普段使いのちょい乗りまで。シーンに合わせてヘルメットを使い分けたり、お気に入りのヘルメットを厳選して使い込んだり。バイク乗りの数だけヘルメットの使い方、選び方もさまざまです。だからこそ、ヘルメットの機能やデザインには気を配りたいもの。
日本には老舗と呼ばれるヘルメットブランドが数社存在していますが、東京のリード工業もまた老舗ブランドのひとつ。日本のモータリゼーションの黎明期である戦後に創業した同社は1960年代からヘルメット製造に着手、その確かなものづくりによって日本のライダーたちを支えてきたブランドです。時代に合わせて様々なヘルメットを製造してきたリード工業は、近年ではクラシックラインの他にモダンなヘルメットラインも用意して幅広いライダーたちから支持を集めています。そんな同社の最新作がRAZZO-V(ラッツォ・ファイブ)です。
RAZZO-Vはリード工業の人気シリーズRAZZOをベースとしながらも、帽体に大型のバイザーを追加したバリエーションモデルです。近年ではアドベンチャーバイクを筆頭にオフロード走行を見越したモデルも爆発的に増えていますが、そうしたモデルとの相性も抜群なデザインといえるでしょう。
文:土山 亮
写真:武田 大祐、土山 亮
モダンなスタイリング
<リード工業 RAZZO-V(ラッツォ・ファイブ>価格:16,000円
帽体には空力とデザイン性を両立した特徴的なプレスラインが入り、開口部両サイドも特徴的なシェイプとしています。オープンフェイスヘルメットならではの開放感を実現しながら、安全性を実現するために生み出されたシェイプは現代的なアドベンチャーテイストのバイクはもちろん、ヘリテイジ系のスクランブラーなどあらゆる車両にスッと溶け込むデザインです。
カラーはマットグリーンとマットブラック、マットデザートの3種類。3色ともにマット仕上げとしてどんなカラーリングのバイクにも合わせやすいことも特徴です。
大型のバイザーはヘルメットの両サイドで固定して、頭頂部では固定しない独特のデザインです。実際に街中を走行しても、バイザーとシェルの間を走行風がきれいに抜けていくので、不快な風切り音もなく、左右確認時にもヘルメットが揺れにくいように設計されています。
バイザー本体のデザインはシェルのプレスラインとのコンビネーションも考慮されたスタイリッシュなもの。バイザーなしのモデルと比較すると、直射日光を遮ったり、雨天時の雨避けなど日々のライディングでも大きなメリットがあります。
バイザーのみ、シールドのみのどちらでも使用可能
大型バイザーにシールドが付いているRAZZO-Vですが、バイザーのみ、シールドのみの状態でも使うことができます。バイザーのみの仕様にしてゴーグルをプラスすれば、よりオフロード走行に特化したヘルメットとして使えます。
また、シールドのみの仕様であれば、スクーターのようなシート下スペースがあるモデルでもヘルメットをスマートに収納できます。
なお、シールドのみで使用する場合バイザーの厚みがない分、シールドを固定するシールドビスは短いものが必要となります。この短いシールドビスも元からセットされているので、シチュエーションや気分によって簡単に仕様変更が可能です。
シンプルながら効果的なベンチレーション
RAZZO-Vには快適性を高めるベンチレーションも標準装備しています。ベンチレーションは頭頂部と後頭部、そして両サイドに設置。
上は頭頂部の両サイドに設けた開閉可能なベンチレーションです。樹脂製のノブを動かすだけで簡単に開閉をおこなうことができます。
写真左がベンチレーションを閉じた状態で、右がベンチレーションを開けた状態。シンプルな操作なので、走行中でも簡単に開閉することができます。また、ベンチレーションにはご覧のように樹脂製のスモークカバーを装着しているので、雨が入りづらく効果的に走行風だけを取り入れることが可能なほか、デザイン上のアクセントとしてもモダンな雰囲気を演出しています。
こちらは導入したエアを抜くためのベンチレーションで、後頭部と首元の両サイドに設置。カバーのデザインもスタイリッシュな印象です。
使いやすいストラップ
RAZZO-Vではクイックリリース式のストラップを採用しています。金具を差し込むだけでロックが完了するこのシステムは手軽さと安全性を両立した設計。ストラップを外すときは赤いボタンを押すだけ。こうした作りは通勤や通学などの普段使いには嬉しい仕様ですね。
極上の肌触りでいつでも快適な速乾内装
RAZZO-Vでは速乾性に優れたポリエステル素材を使用した内装を採用しています。軽い被り心地とやさしい肌触りで頭を優しく包み込みます。内装パーツは簡単に取り外すことができるので、夏場などにはヘルメットを清潔に保ちたいときには重宝する設計です。
また、イヤーパッドの部分は窪みを大きくとってあるので、インカムのスピーカーも装着しやすい作り。ここにある程度スペースがないとスピーカーを仕込むのはかなり大変ですが、RAZZO-Vなら各社のインカムのスピーカーも楽々収納できるでしょう。
ゴーグル用のストラップも装備
RAZZO-Vにはゴーグル用のストラップも装備しています。オフロード用のゴーグルを使うユーザーにとってはありがたい装備です。
後頭部のゴーグルストラップはスナップボタンで脱着が可能なつくり。ゴーグルの取り付けも簡単です。
RAZZO V(ラッツオ ファイブ)商品詳細
ブランド | X-AIR(エックスエアー) |
製品名称 | RAZZO V(ラッツオ ファイブ) |
COLOR | マットブラック、マットグリーン、マットデザート |
サイズ | M(57-58cm未満)、L(59-60cm未満)、XL(61-62cm未満) |
重量 | 1,290g±30g |
規格 | PSC・SG |
メーカー価格 | 16,000円(税別) |
広い視界で開放的なライディングを楽しめる
今回RAZZO-Vをお借りして街中を中心に数日間使用しましたが、まず驚いたのはその軽さです。重さは約1290g、ヘルメットをかぶったときの軽さは普段使いではストレスを一切感じないほど。そして何より気持ちよかったのが、オープンフェイスヘルメットらしい開放感です。シールドの歪みは皆無で透明度も高いので、走り慣れた道でもいつも以上に気持ちがいい。ベンチレーションも必要にして十分なものなので、筆者としては普段使いとしてイチオシ!
複数車両を持ってる人はもちろん、走るシチュエーションによって仕様をマルチに変えられるRAZZO-V。これまでにない自由なスタイルと使い勝手は、バイクの楽しみをより広げてくれることでしょう。