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AIR FLAKE(エアーフレイク)のウェアでライダーの冬がもっと楽しく快適に!
冬場のアウターとして暖かさと快適性を追求するならば、ダウンジャケットは最有力候補だ。しかし、それは「アウトドアやタウンウェアとして」という注釈がついた場合に限られる。
バイクに乗る時のライディングウェアとなると、ダウンジャケットは最適とは言い難い。
軽量なのはメリットなのだが、モコモコしているダウンジャケットはバイクに乗ると走行風でバタつくのだ。また、風を通しやすく水濡れには弱いという弱点もある。
常時強い走行風にさらされて、時には雨や排ガスも受けるようなバイクでの使用となると、やはりバイクウェアの素材として「ダウン」の採用は難しい点が多い。
「軽量で暖かい」というダウンの利点を持った最先端素材を採用する最強ウインターウェア
天然羽毛に近い柔らかさと弾力、そして軽さと保温性を持った「AIR FLAKE(エアーフレイク)」。
北極圏に生息するアイダーダックの羽毛形状を参考に開発されたエアーフレイクは、羽毛の断熱性を表すフィルパワーの数値が「730」となっている。高品質とされるダウンのフィルパワーが700以上とされる中、それを超える性能を発揮するのだ。
そんなエアーフレイクを使用したバイク用ウェアがNANKAIから登場した。
ダウンと同等の暖かさを実現しながらも、ダウンを超える耐久性と自分で洗えるメンテナンスの手軽さを両立するエアーフレイクのライディングウェア。ラインナップはジャケットとパンツ、オーバーオールパンツの3種類で、上下を合わせて着用すれば最強レベルの暖かさが期待できる。
SDW-8133 エアーフレイクライドジャケット
ファブリックな風合いを持つ「SDW-8133 エアーフレイクライドジャケット」は、軽量なのはもちろん、着心地が非常に柔らかく、ナイロンやレザーのジャケットのような窮屈さを抱かせない。しかし、着ればすぐにその保温性を実感できるはずだ。
ただ暖かいだけでなくバイクでの使用を見据えたディティール
エアーフレイクライドジャケットは単にダウンの代わりにエアーフレイクを使用したジャケットというだけでなく、ライディングウェアとしての基本性能もしっかり有している。
袖口は走行風の侵入を防ぐフィンガーホールカフを装備。
裾丈は背中の方が長くなっているので、ライディングポジションをとっても背中がまくれ上がりにくい。
裾はドローコードで絞ってさらに体にフィットさせることができる。
ファスナーは止水タイプが使われていて、風の侵入を強固に防ぐ構造となる。実際、着用時にファスナーから冷たい風が入ってくる感覚は皆無だった。左右のポケットのファスナーも止水タイプ。
各部にプロテクターを標準装備!
肩・肘・胸・背中にソフトメッシュプロテクターを標準装備しており、さらに防御性を向上させるCE規格ソフト&ハードプロテクター(別売り)が装着可能となっている。
SDW-8133 エアーフレイクライドジャケット
価格 | 4万1,800円(税込) |
カラー | A,ブラック B,ブルー |
サイズ | [メンズ]M、L、LL、XL [レディース] WS、WM、WL |
SDW-8134 エアーフレイクライドパンツ
ダウンのパンツに比べるとタイトなシルエットを実現し、動きやすさと軽さを両立するエアーフレイクライドパンツ。これ一枚でしっかり暖かいので、真冬にインナー、パンツ、オーバーパンツと3枚を重ね着するよりも結果的に身軽になると言える。
ポケットは左右と右後ろに装備し、いずれもファスナーは止水タイプ。
フロントファスナーは止水タイプで、ベルクロのカバーで上から覆う構造になっており、しっかり冷気をシャットアウトする。
足首部分にはベルクロ式のフラップを採用しており、大きく開口する事で脱ぎ着がしやすい。裾を絞るようにフラップを留めればライディング時に邪魔になることもなかった。
膝にはCE規格ソフトプロテクター、腰にはソフトプロテクターを標準装備している。
SDW-8134 エアーフレイクライドパンツ
価格 | 3万7,400円(税込) |
カラー | A,ブラック B,ブルー |
サイズ | [メンズ]M、L、LL、XL、XXL [レディース] WS、WM、WL |
SDW-8135 エアーフレイクライドオーバーオールパンツ
ライディング時やバイクからの乗り降りの際に、ズボンがずり落ちてくるということは良くあることだ。隙間から背中が見えてしまって、そこから寒さを感じたりして不快である。
「エアーフレイクライドオーバーオールパンツ」はズボンのずり落ちが起こらない肩紐のあるオーバーオールタイプ。
しゃがんでも立っても、走ってもズボンが落ちないのは実に快適だ。
お腹にふれる部分はボア素材になっており、風で冷えやすい部分をしっかり保温!これが大変心地良かった。
オーバーオールとなると脱ぎ着に苦労すると思われるかもしれないが、サイドに大きく開くジッパーが設けられており、着脱も容易である。
肩紐はワンタッチバックルで固定される。
エアーフレイクライドパンツと同じく、膝にはCE規格ソフトプロテクター、腰にはソフトプロテクターを標準装備。
裾もエアーフレイクライドパンツと同じくベルクロ式のフラップを採用する。
ポケットは左右と右後ろに装備し、いずれもファスナーは止水タイプとなっている。フロントにもファスナーを備えるので、トイレの際にオーバーオールをすべて脱ぐ必要はない。
SDW-8135 エアーフレイクライドオーバーオールパンツ
価格 | 3万8,500円(税込) |
カラー | A,ブラック B,ブルー |
サイズ | [メンズ]M、L、LL、XL、XXL [レディース] WS、WM、WL |
実際に着て分かった!最強の暖かさと快適性
SDW-8133 エアーフレイクライドジャケットとSDW-8134 エアーフレイクライドパンツを着用し、初冬の関東地方を走ってみた。
冷気の侵入を防ぎ、抜群の保温力を発揮
着用してすぐに感じられたのは圧倒的な暖かさ!半袖Tシャツの上に着用したのだが、10度を少し下回る程度の気温の日中だと走っていても常に暑いくらいの保温力だ。
私も冬場は電熱ウェアを利用しているが、電熱ウェアが部分的に温められて他の部分はやや寒さいという不自然なフィーリングがあるのに対し、エアーフレイクジャケットとパンツを着用すれば全身がしっかり自然な暖かさに包まれる。
関東近郊であれば真冬でも電熱はいらないレベルの保温力があると思うが、早朝や夜間など特に気温が下がるシーンでは電熱アイテムを併用することで無敵の暖かさになるだろう。
すべてのファスナーがカバーで覆われているため、風の侵入する感覚は皆無。袖口のベルクロが開いていればそこから走行風が入るが、ピッタリ絞れば隙間は無い。
着心地の良さと快適性が際立つ
体の動かしやすさも秀逸である。
ごついナイロンジャケットをツーリング中1日着用していると、寒さもあって全身凝り固まって疲れを抱くことがあるが、エアーフレイクは軽く、動きやすく、着ていて楽なのだ。
これはエアーフレイクの軽さや、関節などの要所にストレッチ素材を使っている点によるものが大きい。
スクーターからオフロード、前傾姿勢のスポーツバイクまで着用できるし、キャンプツーリングでもライディングウェアのままでリラックスした時間を過ごすことができるだろう。
取り外しインナーやベンチレーションなど、真冬には必要ない装備を廃したことで、着用できるシーズンは限られるかもしれない。しかしながら、その分軽量で動きやすく確実な暖かさを得ることに成功しているのだ。
真冬も元気に走りたいツーリングライダーから仕事や通勤で冬場も乗らなければならない人まで、寒さを快適に乗り切るために注目したいウィンターウェアである。
Text&Photo 丸山淳大