おしゃれなカフェで、モトコンポの世界が広がるイベント実施。
モトコンポのブーム到来!?
約40年前、ホンダの4輪「シティ」と同時開発されたミニバイク「モトコンポ」。発売当時はあまりのコンパクトさと突出したコンセプトのため、車のオマケとみられていたが、今、カスタムショーや様々なイベントで注目を集め、静かなブームを呼んでいる。
そのモトコンポをクローズアップして、バイク好きのカフェがイベントを開催。
7月13日から7月25日の期間、『café compo(カフェコンポ)』と題して、モトコンポ好きだけでなく、ポップアートに興味のある方々に楽しんでもらえる空間を演出した。
会場となったUNITEDcafe(ユナイデットカフェ)は、常時STDのモトコンポを展示していることで、ライダーに知られたカフェスペース。期間中はカスタムされたモトコンポをはじめ、協賛アーティストのイラストやオリジナルのグッズなどが展示され、お客さんを楽しませた。
そもそもモトコンポとは!?
ホンダが同社の4輪「シティ」のトランクルームに積載することをコンセプトに同時開発された、排気量49ccの空冷短気筒エンジンを搭載する原付バイク。モーターサイクルの「モト」と、オーディオの「コンポ」を組み合わせたネーミングで知られる。車重は42kgと軽量で、ハンドルやシート、ステップは折りたたんで箱形のボディに収まり、シティのラゲッジスペースにすっきりと収納できた。1981年11月発売に発売され、生誕40周年を迎えた。発売当時の価格は8万円。
モトコンポのカスタムビルダー紹介
カスタムモトコンポを制作したのは、東京都町田市でミニバイクのカスタムショップを営んでいるSUBARM(サブアーム)さん。もともとは旧車大型バイクを扱うショップで働き、趣味でミニバイクのカスタムを楽しんでいたが、次第にその面白さと奥深さに開眼。約5年前に独立して自分のショップを立ち上げたそうだ。現在38歳だが、モトコンポに興味を持ち始めたのは20歳くらいの時から。今では高速道路を走れる仕様にしたり、カスタムショーに出展するなど、モトコンポのカスタム制作では国内の第一人者といえる存在だ。
モトコンポはコンパクトな車体は室内に飾ったり、大きな模型感覚でいじることもできます。
ステイホームを強いられているような時勢もあって、新たな趣味として購入を希望される方も増えています。
ライダーでなくてもモトコンポには興味がある、という方が多いのも特徴ですね。ノーマルのままでも楽しいのですが、
走りを強化したり、オリジナルペイントを施すなど自分だけのカスタムを追求していくのも楽しいですよ。
興味のある方は同店のHP https://www.subarm.jpを覗いてみてください!
定期的にバイクのイベント開催
UNITEDcafeでは、2週間交代で一般のアート作品と、バイク関連のイベントを開催し、常時何らかの催しが行われているそうだ。次のバイクイベントも決定しているので、興味のある方は是非来店してほしい。
UNITEDcafe(ユナイデットカフェ)
環状7号線通り沿いにあり、同店の看板バイクとしてSTDのモトコンポを常時展示。温かみのある木の質感を重視して居心地の良い店内を演出。オーガニックコーヒーやハーブティーのほか、世界各地の家庭料理をベースとしたオリジナルメニューが人気。
住所:東京都世田谷区野沢4-4-8
営業時間:10:30~23:00(ラストオーダー22:30)
定休日:火曜日
席数:カウンター5席、ハイテーブル6席、ローテーブル10席
Free Wifi & AC電源完備
photo&text:川越 憲