タイヤの構造材として世界で初めて「スチールベルト」を採用したドイツの二輪専門タイヤブランド『メッツラー』。
そのメッツラーのテクノロジーを生かしたツーリングタイヤとして、多くのユーザーから支持された「ROADTEC01SE」の後継となる新型タイヤ「ROADTEC 02」が2024年夏以降に国内に投入される予定だ。
2つのカテゴリーを1つに集約した
ROADTEC 02
ROADTEC 02の大きな特徴は、ツーリングとスポーツライディングという2つの異なるカテゴリーで求められる性能を、1つのタイヤで両立していることだ。
その両立に大きく貢献しているのが、新たに採用した「アダプティブ・トレッドパターン」だ。長い溝と短い溝を配置した新トレッドパターンはROADTEC01SEよりも接地面積が増やされ、ハンドリングの正確さが向上。トレッドパターンの溝の存在が少なくなることでロードノイズが減少し、乗り心地も改善されている。
また、ドライコンディションで大きな荷重伝達(加速時)と、横方向の推力がかかる(コーナリング時)と、溝の一部が閉じて安定性が向上。コンパウンドのグリップ特性を最大限に活用でき、ライディングの精度向上に貢献し、スーパースポーツタイヤに近い乗り味を発揮する。
ウエットコンディションでは、長い溝が雨水の排出を促すことで素早いウォームアップに貢献し、グリップ力も素早く発揮される。さらに、リヤタイヤにはフルシリカのデュアルコンパウンドも採用し、濡れた路面でのリーン(コーナリング)時のグリップ力と高速走行時の安定性も実現している。
こうしたスポーツライディングを楽しめる特性とツーリングタイヤに求められる機能を、高いレベルで両立することで、ドライとウェットで走行フィーリングの差はROADTEC01SEよりも少なく、ROADTEC 02はグリップ力の向上と長寿命化も実現している。2024年夏以降、サイズ別に順次発売される予定だ。
アドベンチャータイヤの『カルー4』、FIM規格対応のエンデューロタイヤ『MCE 6DAYS EXTREME』にも注目!
ロード性能とダート走行性能を高次元でバランスしたメッツラーのカルシーリーズ。その最新タイヤがカルー4(KAROO4)だ。アドベンチャーバイクでダートも楽しみたいのなら、このタイヤを選んでおけば安心だ。
またエンデューロレースに参加しているライダーなら、FIM規格に対応したエンデューロタイヤ『MCE 6DAYS EXTREME』がうってつけ。
レース状況に応じてカーカスとコンパウンドが最適化され、5タイプも用意されているのだ。ハードエンデューロから高速のクロスカントリーレースまで、走りをサポートしてくれる。