見た目だけでは分からないヘルメットの快適性とは?
LS2 CHALLENGER F
チャレンジャーFは、帽体素材にLS2独自の高性能グラスファイバーを採用。軽量かつ高い耐久性と衝撃吸収性を持たせている。 また側面と後方に整流スポイラーを採用しエアロダイナミズムを取り入れたデザインが特徴だ。
チャレンジャーFの被り心地を他社ヘルメットと比較チェック&レビュー!
LS2のラインナップの中でも世界戦略モデルとして開発されたのが「チャレンジャーF」だ。深く下がるインナーバイザーをはじめ、風切り音を抑えた開口面の広いシールド、空力に優れる洗練されたデザインなど、各所にこだわりを感じるヘルメットとなっている。そんなチャレンジャーFだが、被る際にキツいという声が出ているとのこと。そこで筆者も実際にかぶってみたのだが、それほどキツいとは感じなかった。むしろ日本のヘルメットの定番とも言える「アライヘルメット」の方がこれまで被ってきてキツさを感じている。そこで実際に被り間口のサイズを計測して比較してみることにした。
被り間口、内装間口を前後左右でそれぞれ計測してみたが、Arai アストロGXは被り間口を広げた設計がコンセプトになっているだけに、被り間口の寸法はチャレンジャーFよりも大きい。一方で、内装間口については、前後左右ともチャレンジャーFの方が寸法は大きい。つまり、寸法だけで見ればチャレンジャーFを被る際のキツさは寸法が原因のものではないという見方ができる。
内装の形状や柔らかさで被りやすさは変わるのか?
パッドの下部が柔らかく開きやすい形状なので、しっかりと開いて被れば耳などが引っかからずに快適に被ることができた。
アライ史上最も被りやすいというコンセプトで登場。被り間口を広げた設計なので、実際にこれまでより被りやすくなっている。
総論
頭の形は人によって千差万別。よってすべての人がスムーズに被れるようにすることはかなり難しい。そこでヘルメットメーカー各社はヘルメットの開口部やパッドの形状、内装などの各部に工夫を凝らしている訳だが、チャレンジャーFの場合は、頭周を日本人の骨格に比較的近い形状にしているのが特徴。それゆえに被ってしまえばしっかりとフィットし、快適な被り心地を提供してくれる。また内装間口の実測値では他社よりも広くパッドも柔らかく開きやすいので被りやすいモデルであることが実証できた。比較したArai アストロGXもこれまでのAraiのヘルメットと比べると、格段に被りやすくなった。「アストロ史上、最高の被り心地」の謳い文句は本当だった。
LS2 チャレンジャーF
価格 | ソリッドカラー 30,800円(税込)グラフィックカラー 32,780円(税込) |
カラー | チタニウム、ブラックチタニウム、ブラック、ホワイト、マットチタニウムグロウグリーン、マットチタニウムシルバー |
サイズ | S/M/L/XL/XXL |
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