岡山の児島ジーンズは創業以来、メイドインジャパンのクオリティにこだわったデニムアイテムをリリースしてきたブランドです。材料の選定から縫製、デザインまで、ものづくりに真摯に取り組むその姿勢は多くのジーンズ好きたちのハートを掴んできました。
最近ではホンダとのコラボによるデニムアイテムをリリースしたことでも話題となるなど、いまや児島ジーンズはデニムブランドという枠を超えた存在になりつつあります。
同社にはさまざまなデニムを用意していますが、19オンスや21オンス、23オンスなど、いわゆるヘビーウェイトと呼ばれるデニムについても力を入れています。
生地の質量を意味するオンス。数字が大きいほど生地が重く、厚くなります。バイク乗り目線で考えると生地が厚い方がタフで、万が一の際にも破れにくい、そんな利点もありますよね。
今回は児島ジーンズのデニムの中でもヘビーオンスシリーズの中核をなす、21オンスデニムについてご紹介します。
RNB-1221WK:21オンス・デニム ダブルニー・ストレート
価格2万3100円(税込)
こちらは21オンス・デニムを使用したダブルニーパンツ。児島ジーンズのレギュラーラインの13オンスと比較するとその厚みや重量感はかなりしっかりとしたもの。写真のアイテムはワンウォッシュをかけた状態とあって、生デニムよりも少し柔らかな印象ですが、実際に足を通すと21オンスらしい剛性感がしっかり味わえます。
シルエットはストレートながら、太すぎず、そして細すぎない絶妙なもの。何より、太ももから膝下にかけてもう1枚生地を貼り合わせた「ダブルニー」と呼ばれる作りがキャッチーな1本です。
太ももや膝周りは足を組んだり、手で触れたりしてこすれやすい場所ですし、ワークウエアとしても下半身の前見頃は特に負荷のかかるパート。もちろんバイクでの走行中には雨風や砂粒などにさらされやすいパートですから、生地が二重になっていることで高い耐久性を確保できます。デザインのためではなく、機能の結果として生まれたディテールなのです。
革パッチはオリジナルの防縮加工済み。ダブルニーのダイヤモンドステッチは、そのステッチによっても生地の強度をさらに高めています。フロントのリベットはトップをフラットにしているので、燃料タンクや外装など傷つけにくい作り。さらにベルトループにはDリングをセットしてウォレットチェーンやキーホルダーも使いやすい仕様です。
フロントは使いやすいZipフライ。スレーキや裏リベットの仕様は児島ジーンズではお馴染みのオリジナルとしています。さらにダブルニーの上部には小型のポケットも装備しています。また、各部の縫製も21オンス・デニムの生地強度に負けないタフな仕様で、ここにも熟練の職人技が光っています。
RNB-5068:21オンスデニム・ワーク・ベスト
価格1万8700円(税込)
23オンスや21オンスデニムのセットアップとしておすすめなのがこの21オンス・デニムを使用したワーク・ベストです。古き良き時代のワークウエアをベースに児島ジーンズがモダンにアレンジしたワーク・ベストはタフな21オンス・デニムを使用しながらも、普段使いにも使える気軽さが魅力のアイテムです。
襟元にはオリジナルの革パッチをオン。フロントの大型ポケットにはスマートフォンなどのアイテムを楽々収納できます。またボタンはジーンズ同様に児島ジーンズのオリジナル。
広めのアームホールは動きやすく、また襟元やアームホール周辺は特に負荷がかかるポイントとあって、その縫製もまさにワークウエアといった雰囲気です。ファッションアイテムとしてはもちろん、純粋な作業着としても使い回せるアイテムです。もちろん、使い込んでいけば豊かな色彩を楽しむ色落ちも楽しめます。
こちらはヒッコリーストライプのベスト。普段着として、そしてバイク整備のワークウエアとしてガンガン使い倒してみるのもあり。オイル汚れなどがついてもさまになるのがワークウエアです。
RNB-5500:21オンスデニムジャケット・セカンドタイプ
価格3万8500円(税込)
こちらは児島ジーンズでは定番のセカンドタイプジャケットです。
21オンスデニムを使用したRNB-5500は、セカンドタイプのボックスシルエットがより際立っているような印象も受けます。
また、このセカンドタイプのジャケットには、ヒッコリーストライプを使用したバージョンも用意されています。21オンスならでの生地感で表現するヒッコリーストライプは、表面の独特の凹凸感とムラ感も魅力です。
こちらは通常のブルーデニム。デニムアイテムの魅力である経年変化はもちろん楽しめます。21オンスデニムの特徴であるタフさは、ハードに使い倒しても長い年月を共にできることも大きな魅力でしょう。
今回は児島ジーンズのヘビーオンスデニムについてご紹介しました。よりタフで個性的なデニムを求める方には、ぴったりなヘビーオンスデニム。新品の状態から身体に馴染ませるまでは多少の時間はかかりますが、そこも含めてデニムを育てていくという楽しみがあるアイテム群です。気になった方はぜひ店頭で試着してみてはいかがでしょう。