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バイク乗りのファッションにはやっぱりデニム!児島ジーンズの定番アイテムをチェック

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

いまや世界的に認められるクオリティを誇る国産のデニム。特に古くからデニム生地を生産していた岡山県産ともなれば、国内外の有名ファッションブランドがこぞって生地をオーダーすることでも知られています。

日本では90年代には空前のデニムブームが巻き起こりましたが、その当時から岡山県産のデニムは一目置かれる存在で、以来国産デニムといえば岡山、そんなイメージも定着しています。

岡山県倉敷市の児島地区に生産拠点を置く児島ジーンズは、その卓越したデニム製造技術をベースに現代的な視点を盛り込んだ新しい国産デニム像を打ち出す気鋭のブランドで、アメカジファンはもちろんファッションに敏感なバイク乗りたちからも高い支持を集めています。15オンス生地を使用したスタンダードラインを筆頭に、よりタフさを求めて21オンスの厚い生地を使用するもの、さらにはビンテージスタイルにとらわれない斬新なパターンのデニムアイテムまで、そのラインナップは拡大を続けています。

今回、モトメガネではバイク乗りのデイリーファッションとして児島ジーンズのデニムアイテムに着目。まずは基本となる15オンスデニムのアイテムについてご紹介していきます。

15オンス セルビッチ デニムジャケット/セカンドタイプ

リーバイスのセカンドモデルをイメージソースとしながら、児島ジーンズのクラフツマンシップを盛り込んだ意欲作がこちら。ワンウォッシュの15オンスデニムは、ノンウォッシュのデニム生地と比べて硬さを抜けているので、買ったその日から身体に馴染むような着心地です。

15オンスのデニム生地はバイクでのライディングにはちょうど良い厚みで、年間を通じて重宝するでしょう。夏場であってもたとえば高速道路を走るようなシーンでは、カチッとしたデニム生地はライダーに安心感を与えてくれるだけでなく、走行風によるバタ付きも抑えられます。何よりストリートウェアの延長線上でバイクファッションを楽しみたいライダーにとって便利なアイテムとなるでしょう。

特徴的なステッチが入るフロントボタン周りとシンプルなフラップ付きポケット。ボタンは児島ジーンズのオリジナルです。

袖口にはシングルボタンのシンプルな作り。しかし、その縫製は耐久性を重視したもの。

フロントボタン裏側に注目。15オンスのセルビッチデニムを使用していることもあって、ここでも「赤耳」と呼ばれるビンテージデニム同様の特徴を楽しむことができます。

背中には腕の可動域を広げて、背中の突っ張り感を抑えるアクションプリーツを装備しています。

15オンス セルビッチ デニムジャケット/サードタイプ

こちらはセカンドモデルの後継モデルとして登場した通称「サードモデル」をベースに児島ジーンズがアレンジを加えたデニムジャケットです。フロントポケットからスソにかけてV字型のステッチが入る印象的なパターンはまさにサードモデルの特徴です。

オリジナルの15オンスデニムはワンウォッシュ加工済みとあって、入手後に洗濯をしてもシュリンク(縮み)が最小限に抑えられています。極端なサイズ変化を好まない人にとっては、サイズ選びがしやすいことがワンウォッシュデニムの長所です。

特徴的なポケット周りのステッチ。セカンドモデルよりもモダンな印象でハードなアメカジ感を避けたい人にもおすすめ。

サードタイプでもフロントボタン裏にはセルビッチデニムらしい赤耳が確認できます。

ウエスト部分にはシンプルなアジャスターを装備。オリジナルボタンをリベット留めしており、強度も十分。

サードモデルでは背中のアクションプリーツが廃止されて、よりシンプルなシルエットに。プリーツなしでも動きやすいことも特徴です。

15オンス セルビッチ レギュラーストレート/ジップ

デニム生地を使用するジーンズは多くのライダーがデイリーライドに使用する大人気アテイムです。使用頻度が高いジーンズだからこそ、こだわりの1本を選びたいもの。何よりバイクでのライディングにおいてパンツのチョイスは重要です。

常にシートに触れるヒップの部分には耐摩耗性が求められますし、生地の厚みは飛び石から脚を保護することはもちろん、エンジンの熱から肌を守ることにも繋がります。もちろん、激しい動きや万が一のことを考えると、パンツの生地には引き裂き強度も必要になってきます。デニム生地を用いるジーンズがライダーに長年愛されているのはもはや必然と言えるでしょう。

児島ジーンズの新作デニム15オンス セルビッチレギュラーストレートジップは、その名の通りレギュラーストレートのシルエットを持つジーンズです。太すぎず、そして細すぎない美麗なシルエットは、スニーカーやブーツにも合わせやすい定番のモデル。先に紹介したデニムジャケットとの組み合わせはもちろん、レザーやナイロン系のトップスとの組み合わせも良好なまさに万能とも言える1本です。

ボタンフライと人気を二分するジップフライには、ビンテージデニムでもお馴染みのユニバーサル(UNIVERSAL)製のジップを使用しています。ジップの開け閉めは至極スムーズなので、冬場にかじかんだ手でも操作しやすいでしょう。

フロントポケットの銅リベットはクラシックスタイルの児島ジーンズオリジナル。

フロントとリアポケットには裏リベットを使用してポケットの強度を高めています。

セルビッチ(耳付き)デニムを使用するとあって、スソを折り返すとビンテージデニムでもお馴染みの赤耳が。

力織機と呼ばれる専用の織機で織り上げたセルビッチ生地は、経(タテ)糸と緯(ヨコ)糸が織りなす微妙なマダラ模様も特徴です。腰の革パッチは縮み防止加工済みのため、長年履きこんでも形状をキープします。

一般的にクラシックスタイルのデニムアパレルというと、ビンテージファッションを想像してしまいますが、バイクと同様にデニムアパレルも進化を続けています。

「ビンテージのレプリカを作るのではなく、現代的な視点と技術を使ってあらゆるアイテムを開発すること」

児島ジーンズはそんなコンセプトで日々新作の開発を進めています。デニム生地の風合いやクラシックなスタイルはそのままに、ネジレの少ない縫製や縮みを最小限に抑えたワンウォッシュ加工などを盛り込んで、気軽に付き合える現代のデニムを提案する児島ジーンズ。今季も数多くの新作が発売されるとのことですから、詳細はまた追ってお届けしましょう。

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