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空力特性を追求した日本製ヘルメット「カブト」がユーザ支持を得たのには訳があった!?

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

日本には世界に誇れるバイク用品ブランドが数多くある。その中のひとつが日本のヘルメットメーカー<カブト>だ。世界トップレベルのマシンやライダーが集まるMotoGPでもその性能が認められ、日本のレースシーンでも着々とシェアを伸ばすカブトは、近所のバイク用品店で気軽に購入することができる“ユーザーに身近なブランド”でもある。

目次

ヘルメット販売の現場で聞く<カブト>の評価

バイク用品やパーツの販売店として全国にチェーン展開しているナップス。その1店舗であるナップス足立店のヘルメットコーナーを訪れると、カブトの陳列棚がアライヘルメットやSHOEIとほぼ同じ面積で展開されていて、圧倒される。

フルフェイスからジェットヘルメット、システムヘルメットなど種類が多く、カラーリングのバリエーションも豊富だ。これだけあれば自分好みのヘルメットも見つけやすい。

ヘルメットコーナーを担当している加藤さんに話を聞くと、カブトのヘルメットはかなり売れているという。理由のひとつは、先に紹介した通り種類が豊富だということ。価格や装備、デザインなどの選択肢が広く、ユーザーの希望にマッチしやすいのだ。この日も何人かのお客さんがカブトのヘルメットコーナーで足を止めて商品を見ていた。若い人から年齢が高い人までいたのが印象的だった。


「実は我々としてもカブトは多くの方に勧めやすいヘルメットなんです」と加藤さん。
大きな理由として「安全性の高さ」を挙げてくれた。
「すべての製品が安全規格をクリアしているので、誰にでも安心して勧められるんです」
言うまでもなくヘルメットに求められる最大の機能は「万一の時に頭を守ること」である。ネットで海外製の安全性が担保されていない安価なヘルメットが大量に売られている今、この性能が確実に確保されていることはとても重要だ。

安全性の高さは、最高速度が350km/hにも達するバイクレースの最高峰クラス・MotoGPWSBK(スーパーバイク世界選手権)でも使用されていることからもわかる。
MotoGPクラスではアレイシ・エスパルガロ選手(2025年よりホンダのテストライダー)が、WSBKではレミー・ガードナー選手カブトのヘルメットをかぶってレースに参戦。数々の記録を残しているが、そこにカブト・ヘルメットの効果が影響していることは間違いない。

アプリリア・レーシングよりMotoGPより参戦していたアレイシ・エスパルガロ選手。2023年にスプリントレースで1勝、決勝レースで2勝を挙げ、カブトにおける最高峰クラス初優勝を叶えてくれたライダーだが、2024年の終盤に引退を表明。2025年からはホンダのテストライダーとしてレースに関わっていく。
睨みを効かせたデザインのヘルメットが特徴のレミー・ガードナー選手。2014年よりMoto3クラスに参戦。2016年にMoto2クラスにステップアップし、2021年にシリーズチャンピオンを獲得する。2022年はMotoGPクラスにレギュラー参戦。現在はWSBK(スーパーバイク世界選手権)にGYTR GRT Yamaha WorldSBK Teamより参戦している。

また全日本ロードレース選手権鈴鹿8時間耐久ロードレースといったメジャーレースでもカブトを愛用するレーサーが増えている。それもクオリティの高さがあってこそ。ユーザーはそういうところからも信頼を感じているのだ。
「みなさん、ヘルメットを実際に手に取って造りを見て、さすが日本のメーカー品だなと納得して購入されるケースが多いです。また一度買った方のリピート買いや、カブトのヘルメットを使っているユーザーから紹介されて買いに来る人も多い印象です。総じてお客さんの評価は高いですね」。

ほかにも数多くある、カブト製ヘルメットの特徴

「またカブトのヘルメットを手に取ったときに“軽さ”に驚く人も多いです」と加藤さん。
軽さはカブトのこだわりのひとつ。ライダーの首や肩にかかる負担やストレスを軽減するため、徹底した軽量化に取り組んでいるのだ。それを実現するため、設計段階から素材セレクトにまでこだわっている。

これは我々一般ユーザーにとってもありがたいこと。街乗りはもちろん、長時間ヘルメットをかぶるロングツーリングでは疲労を大幅に軽減することができる。また強烈な加速Gや減速Gがかかるサーキット走行でも効果を発揮する。ヘルメットが軽いことによるメリットは数多くあるが、デメリットはほぼ無いと言えよう。

その軽さをさらにサポートするのが「空力特性の高さ」である。正面から当たる風をスムーズに後方に流すのはもちろんのこと、コーナーリングなどで横を向いたときにも頭が振られないよう、空力特性を徹底的に追求している。

シェルの外形はもちろん、後頭部やサイドに設置されたスポイラー類も高い効果を発揮する。特にサイドに設置されている画期的な空力デバイス「ウェイクスタビライザー(特許取得)」は高速走行時にヘルメットの周囲で発生する乱流を抑えて頭部を安定させる効果がある。

その効果の恩恵を受けるシーンは、サーキットでの使用に限らない。高速道路などでも効果が体感できるので、ロングツーリング好きなツーリングライダーにとっても役立つ機能だと言える。そのためカブトは「ウェイクスタビライザー」をハイエンドモデルからジェットヘルメットにまで装備している。

カブトによると、空力の解析には風洞実験はもちろん、最新の解析ソフトを用いてのコンピューター解析も積極的に行っているという。そのため風洞実験だけでは得られない細かいデータまで収集できるのだ。そこで収集した空力のノウハウが市販製品にも盛り込まれているのだから、使ったライダーの評価が高いことにも納得できる。

ほかにも
ベンチレーション効果の高さ
メガネユーザーに優しい内装
インカムを取り付けやすい構造
シールド交換が容易
・スモークシールドやミラーシールドなど、純正オプションが豊富
などの特徴を持っていることも人気の理由だ。

ベンチレーションイメージ図
左:眼鏡やサングラスをスムーズにかけられるチークパッド形状を採用 / 右:インカムの取り付けがしやすい構造
左:シールドは工具を使わずに外すことができる / 右:スモークやミラーなどシールドのオプションも充実

フィッティングサービスがユーザー満足度をさらに高める

ナップス足立店で驚いたのは、壁一面を埋め尽くしているカブトヘルメットのインナーパーツだ。モデルごとにキレイに分類されていて、サイズが細かく用意されていることがひと目でわかる。

実はナップス足立店は、カブトヘルメットプロフィッティングサービス認定店。ヘルメットを購入してくれた人の頭のカタチにあわせて、ベストなフィット状態になるようその場で内装を入れ替えて調整してくれるのだ。

脱着可能なインナーパッドチークパッドを厚みが違うものに交換することでサイズ調整する。

人の頭のカタチは千差万別。プロに調節してもらうことで快適性が格段にアップする。キツイとか緩いだけじゃなく、そもそも自分にあったヘルメットがわからないという人にも最適なサービス。自分の判断で「これで良いや」と思っていたモノが実は「合っていなかった」ということもままあるそう。一度はフィッティングサービスを使ってプロにチェックしてもらうことをお勧めしたい。

多くのユーザーが購入しやすい最適な価格設定

これだけ多くの特徴があるヘルメットでありながら、コストパフォーマンスが高いのもカブトヘルメットの大きな特徴だ。「これから免許を取る人や、バイクを買ったばかりという人にもカブトなら勧めやすいです。これだけ高いクオリティで、日本ブランドで、フィッティングサービスまでして、この価格というのはかなり魅力的だと思います」
ちなみにナップス足立店での売れ筋は3万円台のSHUMAシリーズだという。
「当店で一番人気があるカラーリングは艶消しブラック。これにミラーシールドを組み合わせる人はかなり多いですね」

SHUMA(シューマ)フラットブラック:¥31,900(税込)

またインナーシェード内蔵のKAMUI-3シリーズや、口元から大きく開くシステムヘルメットとしては軽量に仕上がっているRYUKIシリーズも人気が高いそう。

左:KAMUI-3 ETERNO(カムイ・3 エテルノ):¥44,000(税込)/ 右:RYUKI ALERT(リュウキ アラート):¥45,100(税込)

日本が世界に誇れるブランドのひとつカブト。そのヘルメットの仕上がりの良さと軽さ、バリエーションの豊富さをぜひ一度あなたの目で見てもらいたい。手に取ると、長い経験を持つベテランライダーにも納得してもらえるだけの製品だということがわかるはずだ。

■株式会社オージーケーカブト https://www.ogkkabuto.co.jp/index.html

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