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近年、日本でもクロスカントリーとかハードエンデューロと呼ばれる自然の地形と闘うエンデューロ系のオフロードレースが盛り上がっている。数十分で競技が終わるスプリントのモトクロスとは違い、過酷な環境を走り続けることが多いエンデューロ競技。90分や120分といった長丁場のレースは当たり前。時には4時間、8時間と走り続けるため、とにかくハードなフィジカルが求められる。
そんなハードなエンデューロ競技の中でも、“世界一過酷”と呼ばれるレースが、オーストリアの鉱山で4日間に渡って行われるエルズベルグロデオだ。世界中から集まった1500人ライダーが挑戦するも、その完走率はたった1%。毎年、数十人しかゴールへと辿り着けないというから相当な過酷さである。
そんな世界一過酷なエルズベルグロデオのフィニッシャー(完走者)になるべく挑戦を続けている藤原慎也選手。藤原慎也選手のエルズベルグロデオへの挑戦を支えているヘルメットこそがジーロットの『マッドジャンパー2』なのだ。今回はそんな藤原慎也選手のインタビューを中心にジーロット『マッドジャンパー2』の魅力をお伝えしていこう。
日本人が日本のライダーのために作ったジーロットの『マッドジャンパー2』
日本のメーカー「godblinc(ゴッドブリンク)」がプロデュースするヘルメットブランド・ジーロットのオフロード用ヘルメットが今回紹介する『マッドジャンパー2』だ。ヘルメットというとまず気になるのは帽体素材。安価だが重たい“ABS樹脂製”、より強く軽量で複雑な造形が可能な“FRP製”、そのFRP製よりもさらに軽量化が可能な“カーボン複合材”などがある。
ジーロット『マッドジャンパー2』の帽体には、FRP製とカーボン複合材の2つの仕様があり、それぞれに単色モデルとグラフィックモデルが用意されている。
ただ軽量なだけでなく、頭を守るヘルメットとしての強度にも拘っており、その特徴が表れているのが特徴的なリブ加工だ。シャープなイメージを作り出している“リブ加工”はゴーグルのバンドがずれにくいデザインというだけでなく、しっかり帽体の強度を確保するためのものなのだ。
『マッドジャンパー2』は、国内の乗車用ヘルメットに必要なPSC/SG規格に加え、MFJが管轄する日本国内のレース参戦に必要な“MFJ公認マーク”を取得。つまり『マッドジャンパー2』はモトクロスレースに使えるような高い安全性を持っているというわけだ。
カーボンハイブリッドモデルなら約1,100gとめちゃくちゃ軽いジーロットの『マッドジャンパー2』
「エンデューロレース、とくにハードエンデューロと呼ばれる競技はとにかく体力勝負。バイクで走ることはもちろんですが、走ることが困難な難所ではマシンを押したり引いたりと体力を全て使い切るような激しい運動量になる。そんなハードエンデューロで勝つにはヘルメットはとにかく軽い方が有利なんです」と語る藤原慎也選手。
『マッドジャンパー2』と藤原慎也選手との出会いは2年前。エルズベルグロデオに参戦するにあたり、とにかく軽いオフロードヘルメットを探していた際に出会ったのが『マッドジャンパー2』だったのだ。
「まずその軽さに驚きましたね。試しにかぶってみると『マッドジャンパー2』は軽いうえにフィット感も良かった。海外製のヘルメットには軽いモデルもあるんですが、やっぱり顎がシャープで頭の横幅が狭い欧米人向けのヘルメットは日本人の僕には合わなかったんです。過酷なハードエンデューロで勝つためには、軽さにしろ、フィット感にしろ、とにかくストレスを減らして競技に集中したい。フィット感がよく、しかも軽い『マッドジャンパー2』は、僕が探していたハードエンデューロ用ヘルメットにぴったりだったんです」
ハードエンデューロではとにかく呼吸しやすいことが重要
“軽さ”、“フィット感”に加え、ハードエンデューロで使うオフロードヘルメット選びで重要なのは、“呼吸のしやすさ”だと語る藤原慎也選手。
「ハードエンデューロでは風の通らないような谷底で、バイクを押し上げたりするような場面もあり、とにかく息が上がるんです。そんな時に息苦しさを感じるようではだめなんです。その点、『マッドジャンパー2』は呼吸がしやすくて気に入ってます」。
どんなゴーグルもフィットするジーロットの『マッドジャンパー2』
また藤原慎也選手がオフロードヘルメット選びで重要視するのはゴーグルのしやすさだとか。
「やっぱりオフロードヘルメットとゴーグルの相性は重要です。走っているうちにゴーグルが浮いてきてしまうと、視界がそれだけ狭まってしまう。色々なサイズのゴーグルを試してみていますが、『マッドジャンパー2』をかぶるようになってからはそんなゴーグル装着時の悩みがなくなりましたね」
レースだけでなくツーリングにも使いやすいジーロットの『マッドジャンパー2』
「僕はレースだけではなくアドベンチャーバイクでのツーリングもするんですが、そんなツーリングユースでも『マッドジャンパー2』は使い勝手が良くて気に入ってます。レース系のヘルメットだと、Bluetoothインカムに対応しないようなモデルも多いんですけど、『マッドジャンパー2』は、これだけレース適性が高いにもかかわらずインカム用のイヤーホールがあるんです」
『マッドジャンパー2』は、トップライダーがレースに使えるような性能を持っている一方で、ツーリングで使うユーザーもしっかり視野に入れて開発を行っているということである。
日本人スタッフが走って製品開発しているジーロットの『マッドジャンパー2』
「それと僕がすごいと思うのは、ゴッドブリンク(ジーロットの会社)の製品開発のスタンスです。比較的新しいメーカーということもあり、ものすごく小回りが効くんです。“ここをこうして欲しい”なんて要望をライダーである僕らから提案すると製品開発に積極的に取り入れてくれるんです。これは大きなヘルメットメーカーはなかなか真似できない部分ですよ」と藤原慎也選手。
今回の取材にあたり、ゴッドブリンクの泉地代表にも連絡をとってみると、「藤原選手から、今でも十分呼吸はしやすいんですけど、勝つためにもっと呼吸しやすくして欲しいと言われまして、これは実際に作る僕らが走らないとダメだな……と思いWEXへ参戦することを決めたんです。実際に走ってみたら、ひどいマディコンディションで1周もできずに終わりました。泥にはまってバイクを押し引きしているときに、“藤原選手が言ってた息苦しさとはこれか!”と納得しました。この他、レース会場ではユーザーの意見も聞けたりして大変有意義でした」とのこと。
日本のメーカーが日本人のために作ったオフロードヘルメット『マッドジャンパー2』。“スタッフ自ら走って企画開発”なんて話を聞いてしまうと、我々ライダーはどうしたって応援したくなるもの。しかも、我々ユーザーの意見や要望が製品造りに直接活かされるとするなら尚更だろう。
FRP製 | CARBON HYBRID | |
価格(税込) | 単色:23,980円 | 単色:38,280円 |
グラフィック:26,180円 | グラフィック:40,480円 | |
カラー | 単色:MATT BLACK、WHITE | 単色:STD |
グラフィック:ORANGE/BLUE、BLACK/GRAY、FLUO YELLOW/BLK-GREEN、BLUE/YELLOW、PINK/BLACK | グラフィック:ORANGE、GREEN、YELLOW、BLUE、RED、GRAY METALLIC | |
サイズ | S(55-56cm)/M(57-58cm)/L(59-60cm)/XL(61-62cm)/XXL(63-64cm) | |
規格 | SG/MFJ取得 | |
重量 | スモール帽体1250g前後/ラージ帽体1300g前後 | スモール帽体1100g前後/ラージ帽体1150g前後 |