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大きいサイズも出た!! このブーツはなぜ人気?バイクアパレルのプロに聞いた8つのおすすめポイント

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

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バイク用のフットウェアといえばレザー一択だったのははるか昔。現在はバイクウェアメーカー各社が軽量なスニーカータイプのライディングシューズをラインナップしており、ライダーの間に多く広まっている。

その中で筒丈の長いブーツのスタイルながら、抜群の履きやすさを持つのがフラッグシップの「タクティカルライディングブーツ FSB-802」だ。この「FSB-802」は幅広い年齢層に受け入れられており、実は女性のユーザーも少なくないそうだ。

そうした支持を集める理由はどこにあるのか? バイク用品のプロであるライコランド TOKYO BAY 東雲のアパレル担当スタッフ久米励子さんに「タクティカルライディングブーツ FSB-802」のおすすめポイントを伺った。

ライコランド TOKYO BAY 東雲

久米励子さん

首都圏近郊からだけでなく海外からのインバウンド客まで、多くのライダーが集まるTOKYO BAY 東雲でアパレルやライディングシューズを担当。自身もXJR1300やGSX-S1000などのビッグネイキッドを乗り継いできたツーリングライダーということもあり“バイク用品のプロ”としてだけでなく、ユーザー目線でも商品を提案している。

久米さん

ライディングシューズをお買い上げいただくお客様の中でも8~9割がスニーカータイプをお求めになります。
この5~6年くらいは特に“軽さ”が重視される傾向がありますね。その中でもフラッグシップの「タクティカルライディングブーツ FSB-802」は機能性に富み、履きやすさに優れているのに加えて、価格がリーズナブル!コスパが良いと思います。

FSB-802の特徴についてそう語る久米さんに、より詳しいおすすめポイントや特徴を解説いただいた。

目次

バイク用品店スタッフによる8つのおすすめポイント!!

【その1】フィット感が高くシャーリングで足首が動かしやすい

久米さん

見た目はややゴツめのブーツに見えますが、足首部分にシャーリグを入れるなどして動きやすさが図られています!

ふくらはぎの部分まで覆うようなフォルムながら、足首の動きがスポイルされず自由に動かすことができる。見た目の印象を良い意味で裏切る軽さ、フィット感、歩きやすさを持っており、試着してその履き心地の良さを決め手として購入を決める人が多いそうだ。

フラットな形状ではなく、かかと部に十分な厚みを持つ低反発インナーソールを採用しているので、クッション性が高く距離を歩くような際も疲れにくくなっている。

さらにグリップ力の高いソールや、ミリタリーテイストなデザインも相まってキャンプを楽しむライダーからも人気を集めている。

【その2】ライディングに適したつま先部分の厚み 

久米さん

つま先がシャープなフォルムになっているのもバイクに適したポイントなんです。

ボリュームのあるデザインのライディングシューズや、ゴツめのレザーブーツは、つま先部分に厚みがあることも多い。シフト操作のショック緩和や安全性のためにはその方が好都合にも思えるが、実はつま先部分が厚すぎるとその分つま先を意識的に下げる必要があり、それだけ足首に負担がかかることも。

FSB-802はつま先の厚みが抑えられており、自然なライディングポジションで違和感なくシフト操作ができる。

【その3】シフトガードも薄め 

久米さん

ライディングシューズの必須装備といえるシフトガードですが厚ければ良いというものでは無いんです!

ライディングシューズの基本装備といえるシフトガード。靴を護りつつ、確実な操作のために欠かせないものだが、実は厚すぎると足に伝わる感覚を鈍らせてしまい、操作感が悪くなってしまうこともある。

FSB-802はこのシフトガードも厚すぎず、薄すぎず絶妙で、シフト操作に違和感が無いのが特徴。

【その4】靴紐ダイヤルを2つ装備!

久米さん

脱ぎ履きが簡単&スピーディーなダイヤル式靴紐を採用しているのはもちろんですが、そのダイヤルが2つあるのがポイントです!

FSB-802はダイヤル式靴紐「スピンオン(SPINON)システム 」を採用している。

脱ぎ履きが容易で、紐がペダルに引っかかったりすることのないダイヤル式靴紐はライディングシューズに適しており採用例は多いが、FSB-802はダイヤルを2つ装備しており、上側と下側を別々に調整できるのが特徴だ。

ダイヤルが小型でじゃまになりにくいのもポイント!

2つのダイヤルを使ってセッティングができる!

スポーツライディングでシフトを頻繁にするなら下側だけ緩めに。バイクを降りて歩きやすさを優先するなら下をそのままに上側だけ緩めに。といったような、状況に応じて自分好みのセッティングができるのが大きなメリットだ。

膝と足首の角度がきついスポーツバイクも、角度がおだやかになるオフロード車も、どちらにも合わせることができる。

【その5】筒丈(シャフト)部分が長い!

久米さん

長めの丈だから高いプロテクト性が期待できますし、実際履いたときの安心感が違うんです!

FSB-802はスニーカータイプのライディングシューズの中でも特に筒丈(シャフト)部分が長いのが特徴。ふくらはぎの部分まで覆うので安心感が高く、特に安全性を重視したいユーザーに選ばれている。

また、近年のバイクはエンジン排熱が顕著なので、熱から足を守る意味でも長い丈は好都合なのだ。

ヒールのプロテクターは、車体をかかとで挟み込んでヒールグリップするにも最適。シルバーのラインは反射素材にもなっており、夜間の被視認性を確保する。

【その6】2通りの履き方を楽しめる

久米さん

ブーツインとブーツアウトどちらのスタイルでも履けるので、どんなファッションにも合わせやすいですよ!

ブーツインして長めのシャフトとダイヤルを見せればゴツめでワイルドな印象に。逆にブーツアウトすればシンプルに見せることもできる。二通りの履き方ができるのも久米さんがおすすめするポイント。

 

気分やその日ファッションに合わせて履き方を変えられるのは、おしゃれに気を使いたいライダーにぴったりなのだ。

【その7】あれば間違いなく役立つ防水性能!

久米さん

防水じゃないライディングシューズも多いですが、FSB-802は防水性能もしっかりしています。

防水性と軽さを天秤にかけて、雨の時は乗らないから……と非防水の軽いライディングシューズを選ぶユーザーもいるそうだが、透湿防水フィルム「ヴォクサーム」を採用したFSB-802ならば、軽さと防水性が両立されており、その点で選ばれる例も多いそうだ。

ちょっとした雨ならいちいちブーツカバーを履く必要が無いし、ツーリング先でアウトドアを楽しみたい人には見逃せないポイントだ。

【その8】足の大きなライダー向けたサイズが拡充!

久米さん

TOKYO BAY東雲はインバウンドのお客様も多いので、大きなサイズのラインナップはありがたい!

ライコラインドTOKYO BAY東雲は、日本の優れたバイク用品の数々を目当てに世界中からインバウンドのライダーが訪れる。

そうした中で、FSB-802は29.0cm、30.0cmの大きなサイズ(※ブラックのみ)を拡充!大柄な人が多い外国人ライダーにとって朗報となりそうだ。

老若男女問わず幅広いライダーの支持を受けるFSB-802

ネット通販と違い、様々なライディングシューズの現物を比較し、試着もできるバイク用品店では、デザイン、カラーの好みやフィット感をより深く吟味できる。

そうした中でFSB-802は、ビギナーからベテランまで男女問わず幅広い層から人気があるのが特徴。乗っているバイクの車種もスポーツバイクからアメリカンまで振れ幅も広いそうだ。

ライコラインドTOKYO BAY東雲では今回紹介したFSB-802だけでなく、ショート丈の「フィールドライドシューズ FSB-803」も常時在庫中。そのフィット感や素材の風合い、軽さなどを実際に体感できるので、購入を検討している方はぜひ訪れてみていただきたい。

TOKYO BAY 東雲

東京都江東区東雲2-7-12

03-3527-7431

https://www.ricoland.co.jp/shopinfo/shinonome/index.html

足デカライダー&ライター丸山のインプレッション

中学3年生頃にはすでに足のサイズが29.0cmに肥大化して、靴選びにはとにかく苦労の多い人生だったワタクシ。学校指定の上履きは無いし、ボーリングに行けば貸し出される靴は色やデザインが皆と明らかに違うもの。

それでもこの20年はネット通販の普及が救世主となり、履く靴が無くて絶望するような目には遭わなくなった。 

ただ、ニッチな専用シューズとなると途端にサイズ困窮者に。バイク用のシューズもまさにそれで、日本で買えるライディングシューズで30cmのサイズラインナップがあるのは私調べで2社だけ。さらにその中の一部のモデルに限られる。つまり選択の余地がない状態だ。 

足デカライダーにとってそうした寂しい状況の中で29cm、30cmという大きなサイズのラインナップをスタートしてくれたのが、フラッグシップの「タクティカルライディングブーツFSB-802」なのである。 

実際に一日通して履いてみても足の指が痛くならず、靴のサイズに苦労してきた私としてはそれだけで大変喜ばしいものだった。 普段スニーカーなら30.0cmを選んでいる私の場合、やはり30.0cmがジャストサイズのようだ。

ミドルエイジには軽さと楽さこそ正義!

50代を目前にした私の場合、ファッションにおけるパラダイムシフトが加速しており「格好良さ」よりも「楽さ」の方が圧倒的優位にある。

かつてレッドウイングのエンジニアブーツを所有していたこともあったが、今は重くてゴツいブーツを履きたいという気持ちは1ミリも無くなってしまった。

とはいえ、楽だからといって普通のスニーカーでバイクに乗るのははばかられる。

そうなると、スニーカータイプのライディングシューズが欲しくなるのだが、ポップで派手なデザインはオジサンには気恥ずかしい。結果的にシックでどんなスタイルにも合わせやすいデザインのFSB-802が存在感を増してくるわけだ。「楽さこそ正義」とはいえ、やっぱりカッコ良くて自分が気に入った好みのものを選びたいのだ。

軽くて歩きやすさ抜群!

レザーブーツと比べれば、FSB-802の軽いこと!見た目から想像するより半分くらいのイメージだ。実測してみると30.0cmで片足で700gくらいだった。

さらに履き心地が軽やかで歩きやすさは抜群。私の持っているライディングシューズはソールが薄く、歩くとすぐ足が痛くなるが、FSB-802はソールとインソールに適度な反発力があり、足首も自由に動かせるので、ツーリング先の散策にも億劫さが無いだろう。

不器用でも問題なし!超便利な靴紐ダイヤル 

ダイヤル式の靴紐もオジサンには喜ばしい。腰を降ろさずに前屈状態で締め緩めができるので、靴の脱ぎ履きに躊躇がないのだ。

編み上げのブーツでツーリングのランチが座敷席だと絶望しか無いが、FSB-802なら気軽に脱げる。なんなら温泉に入ったり、川や海に足を浸してみたり、足湯なんかも気軽に堪能できる。できないことや苦手が減ってツーリングがもっと自由になるだろう。

紐はないので何度やり直しても蝶結びが縦になったりする心配も無いぞ!

紐を緩めるときはワイヤーの引手を使うとあっという間に緩む

ミドルエイジのライダーにもおすすめのライディングシューズ

ライディング時はもちろん、歩くにも快適で、いざという時のプロテクト性や防水性もハイレベル。デザインも派手すぎず、ライディングシューズの中では価格もリーズナブル。

若かりし時とは違い、肩肘張らずに気楽にバイクを楽しみたいというミドルエイジにもぴったりなライディングシューズと言えるのではないだろうか。

タクティカルライディングブーツ FSB-802

素材ナイロン(PU) /人工皮革(マイクロファイバー)/ヴォクサーム/SPINONシステム
仕様■防水透湿性
■オリジナルソール
■シフトガード
■くるぶしパッド
※【29.0】【30.0】cmはブラックのみ設定
価格21,780 円(税込)

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