幅広い箇所に取り付けられるマウントなら、バイクに乗っていない時にも便利!
ハンドルへの独自のクランプ方法とこれからスマホマウントに積極的に採用されていくであろう防振性能を共に適えるのがコルハートの製品だ。
幅広いパーツのラインナップでバイク以外、スマホ以外のマウントもOK!
今回紹介するハンドルのマウント、スマートフォンのマウント以外にもラインナップは豊富なので、アクションカメラを車載したり、バイクのミラーと共締めしてマウントしたりもできる。
F-LOCK HAWK1は様々な部位にマウント可能!
まず、ハンドルへのマウントだが、こちらの特徴はアダプターなどの別パーツを準備する必要なく、ハンドルや板状のものにマウントできるのが特徴だ。パイプ径なら10~32mm。板状部分であれば6~32mmの場所に固定することが可能なのである。
つまり、バイクの様々な部分にマウントすることができるし、例えばカメラをマウントして、三脚代わりに撮影することもできる。
防振機能を有するTKプロテクトZホルダー
一方、TKプロテクトZホルダーは、磁力反発による作用を利用した振動吸収性能を持つ製品。バイクのエンジン振動や走行振動によってスマホのカメラが故障する例が近年少なくないそうだ。これから、同製品のように振動抑制機能を持つスマホホルダーが主流になってくるのかもしれない。
肝心のスマホのホールド性も良好である。対角の2点の角を保持する構造だが、アームのロック機構があるので、外れたりすることも無さそうだ。
F-LOCK HAWK1には、滑り止めや傷防止になるゴムパッドが付属する。
ハンドルマウントとなるF-LOCK HAWK1は、写真で見るより予想外にコンパクトである。これならハンドルにマウントしても邪魔にならなそうではある。全長は150mm程度。
キモとなるのが顎の部分。両顎先端の樹脂のパーツ「キューブ」と、両顎中心部分の緑の「インナーバー」が稼働することで、幅広い太さの棒状のものから板状のものまで咥えることができる。
国産車に多いハンドル径22.2mmのバーにマウントする際は、両顎先端のキューブと緑色のインナーバーは写真の位置になる。φ17~32mmのバーはこの状態でしっかり4点で保持できている。
10~16mmのバーにマウントする際は、写真の状態になる。両顎先端のキューブと緑色のインナーバーの3点で保持することになる。
板状のものに固定する場合は、クランプのキューブでつかむことになる。キューブが自由に動くので、板が多少斜めでも形状に沿って固定できる。
クランプの顎を締めたり、ボールジョイントを固定するためのネジは特殊形状となっており、付属の専用工具でないと締め、緩めはできない。盗難防止策となっている。
F-LOCK HAWK1に組み合わせることができるスマートフォンマウント「TKプロテクトZホルダー」は、防振性能を有する。スマートフォンと接する部分に貼りつけるコーナーパッドとスマートフォンの厚みによってサイズ調整に使うダンピングフォームが付属する。
スマートフォンをホールドするアームはスプリングの反力で自動的に最小位置に戻る。スマートフォンの角を保持する構造。
金属製のアーム直にならないようにコーナーパッドを使用する。両面テープで貼り付けるようになっている。
上下の向きがあるので注意して貼り付ける。
コーナーパッドを貼り付けた上で、スマートフォンを保持する部分の厚み測定を行うと、約12mm程度だった。iPhone12の厚みは7.4mmなので、ケースを付けていてもかなり余裕がありそうだ。
余裕があるということは、ガタが出てしまうということだ。これはスマホマウントとしてはあまり好ましいものではない。
そこで付属のダンピングフォームを使用する。
ダンピングフォームを重ねて2枚貼り付けた。
すると、スマートフォンの角の隙間が無くなり、マウントとのフィット感も向上。ガタが出ることも無くなった。
防振システムが組み込まれる分、マウントの全長はやや長くなる。
防振「ANVシステム」の動画こちら
防振機能を持たない同形状の「TKアドバンスフォーンホルダー(PH05)」(写真右)と比較すると、真鍮色に輝くANVシステムの部分だけ全長が長くなる。
実測してみたところ、防振タイプのTKプロテクトZホルダーの全長約75mmに対し、TKアドバンスフォーンホルダー(PH05)は60mmくらい。つまり、TKプロテクトZホルダーの方がより、ライダーに近い位置にスマホが来ることになる。
TKプロテクトZホルダーとF-LOCK HAWK1はボールジョイントで接続される。スマホ位置の自由度が高いのがボールジョイントの利点となるだろう。
専用レンチをセットしてナットが中央にくるようにスライドさせて、締め込んだり、緩めたりすることで位置調整を行う。
ハンドルマウントの幅は12mm程度。直線部分が短いハンドルにも装着が可能だ。
ハンドルへの装着手順
本体をマウントする部分にゴムバンドを装着しておく。
ゴムバンドを併用することで滑り止めになるし、ハンドルの傷防止にもなる。
専用工具でクランプを締め込んでハンドルに固定する。アルミボディなので、締め込む際も安心感がある。
スマートフォンマウントTKプロテクトZホルダーをセットしてボールジョイントを固定する。
TKプロテクトZホルダーは4.7~6.7インチのスマートフォンに対応する。外形サイズでは、幅66~85mm、高さは137~170mm、厚みは最大14.5mmとなる。
スマートフォンは対角の角を保持することになる。スプリングの反力でスマホのサイズに自動調整される。
スマホをセットしたら背面のノブをロックの位置にする。これでスライドアームは動かないので、スマホの脱落を防ぐことができる。
アームが広がるとスマホは簡単に外れてしまうので、確実にロックをかけるようにしたい。カメラを遮る位置にマウントは無いものの、iPhone12proの広角レンズだとマウントが画面に入り込んでしまう。
スマホの脱着の模様はこちら
他メーカーの商品とはひと味違う、クランプ式のハンドルマウントに対角を保持する防振機能付きスマートフォンホルダーの組み合わせは、コルハートの製品にしか無い個性だ。
特にハンドルや板などにもマウントできるF-LOCK HAWK1は、別売りのTKカメラクリップボールマウントを使用すれば、一眼カメラの重量にもしっかり耐えられそうなほど、安定感があるので、バイクに限らず様々なアクティビティで動画や写真撮影をしたい人にとっては最適な商品となるのではないだろうか。
F-LOCK HAWK1
価格 | 6,050 円(税込) |
品番 | 850029 |
取り付け可能ハンドル外径 | φ10〜32mm |
取り付け可能板厚 | 6〜32mm |
●商品名:エフロック ホークワン
メーカー品番:850029
JANコード:4715409207184
黒 主要パーツ アルミニウム
TKプロテクトZホルダー
価格 | 4,950円(税込) |
品番 | 850033 |
対応スマートフォンサイズ | 4.7 ~ 6.5インチ |
●商品名:TKプロテクトZホルダー ボールマウント
メーカー品番:850033
JANコード:4715409207535
黒/金 樹脂+ステンレス
F-LOCK HAWK1とTKプロテクトZホルダーのセットで重量は実測248gだった。
TK アドバンス フォーンホルダー(PH-05B)
価格 | 3,300円(税込) |
品番 | 850033 |
対応スマートフォンサイズ | 4.7 ~ 6.5インチ |
クランプは自由に角度調整が可能で、4.7〜6.5インチのスマートフォンに適用します。
PH05スマートフォンホルダーは激しい振動にも耐えることができ、長距離走行でも優れた安定性を維持致します。
JAN:4715409207030
コルハートのウェブサイトはこちら。