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バイク用メガネってどうなの?実際に作ったらスゴすぎる性能にビックリ【ダブルオーグラスギア】

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

【Brand PR】
「メガネはハンデじゃない」。

たとえメガネを装着しても、それをハンデだと感じさせない「スポーツ用メガネ」が普及しはじめたことで、このフレーズを使うメーカーが増えている。

ここで言うメガネのハンデとは…

・レンズから視界が外れてしまうこと
・レンズのゆがみによって距離感が狂うこと
・メガネのズレや圧迫によって強いストレスを感じること

…などの要因があるわけだが、バイク用メガネとなると、これらのハンデを打ち消すことは難しい。

なぜなら、スポーツの動きと違って「バイクを運転する」という行為が特殊すぎるからだ(記事中盤で解説)。

しかし、その特殊性に対応させたメガネを作り上げ、その上で「メガネはハンデじゃない」と主張するメーカーがある。

そのメーカーにバイク用メガネを作ってもらい、実際にバイクで使用したインプレッションをお届けする。

目次

バイク用メガネを手がけるプロショップ「ダブルオーグラスギア」

ダブルオーグラスギアは2002年に京都の下鴨でオープン。
バイクメガネ・バイクサングラス・バイクゴーグル・ヘルメットメガネ・スポーツサングラス・度付レンズなどの制作、販売をしているプロショップだ。

代表の檜垣晃彦さんは、オートバイ業界からメガネ業界に入ったという異色の経歴を持つ。

オートバイ業界にいたころ、目が悪かった檜垣さんはメガネによる視界の制限に悩んでいた。
いろいろなメガネ屋さんに相談したが具体的な対策はなく、それなら「自分でやってみよう」と開店。
やがてライダーの間で評判になり、「この店に行けば問題を解決してくれる」と、バイク用メガネの駆け込み寺的な存在になっていった。

ライダー1人ひとりのライフスタイルや目の状態、顔の輪郭に合わせて検眼や加工を行うきめ細かいサービスが好評を得ている。

細かい検眼で自分に最適なメガネが誕生!

検眼をしてもらった場所は、東京のナップス三鷹東八店。

京都を拠点とするダブルオーグラスギアだが、全国規模で出張の検眼サービス「TRUNK SHOW」を実施している。

これにより、全国各地のライダーにサービス提供ができる体制づくりをしている。

TRUNK SHOWは全国の用品店やバイクイベントで出展中だ。

ナップス三鷹東八店店長の高田さん。店舗にはメガネライダーにオススメのヘルメットも豊富に取りそろえている
視力に合わせてレンズ調整
屋外で景色の見え方を檜垣さん(左)が入念にチェック
眼の刺激・負担を軽減するレンズも選択可能
多彩なフレーム/レンズをラインナップ

バイク用メガネに求められる特殊な要素とは

検眼の最中、檜垣さんに「バイク用メガネとスポーツ用メガネの違い」について教えてもらった。
まず、バイク用もスポーツ用も、以下の要素を感じさせないことが主な条件になる。

・レンズから視界が外れないこと
・レンズのゆがみによる距離感の狂いが生じないこと
・メガネのズレや圧迫によるストレスを感じさせないこと

しかしライディングはスポーツと違い、時速100km/hに迫るスピード(サーキットなら300km/h以上)をヘルメットをかぶって移動。さらに日中だけでなく夜間や雨天といったさまざまな状況の中で、どんなときでも周囲を正しく視認する必要がある。
そんな環境に合わせたメガネを作ることは困難なため「これはバイク用です!」と明言しているメーカーはごくわずかしかない。

そんな中、自信をもって「バイク用」と謳うダブルオーグラスギア。
同社が手がけるメガネの性能はどれほどのものなのか…楽しみになってきた。

ダブルオーグラスのメガネが完成!

ここからは検眼後に作製してもらったメガネをインプレッションする。
使用したメガネはダブルオーグラスギアの中で最軽量を誇るUUR(ウール)だ。

テスト走行に使用したヘルメットは以下のとおり。

【ヘルメット】SHOEI・ホーネットDS/ゴッドブリンク・パイソンジェット2

レンズから視界が外れない

ダブルオーグラスギアのメガネは、ライダーの顔に沿う形状のフレームを採用している。
そのため目とレンズの距離が近くなり、サイドの視界が広がることが特長だという。


さらに、スポーツバイク・スポーツフルフェイスで基本となる「上目づかい」の姿勢を想定した形状になっているため、一般のメガネのようにレンズから視界が外れることがない。

実際に初めてメガネをかけてみるとレンズが眼前に迫るような感覚で、「ぶつかるっ!」と反射的に目を細めてしまったほど。
一般的なメガネと比べると、レンズの距離がぜんぜん違う。
メガネというより顔に密着させるゴーグルに近い感覚だ。
もちろん視界は広く、安全性もバッチリ。

レンズのゆがみによる距離感の狂いが生じない

一般的なレンズと比べて、視界のゆがみが生じないこともダブルオーグラスギアのレンズの特長だ。
一般的な量産レンズは正面部分のゆがみはないものの、サイド部分はゆがんで見えてしまうことが多い。
これはコストを下げて生産数を優先しているため、ある程度しかたないことだという。


しかしバイク用だとこのゆがみは致命的。
視界がゆがむと、ライダーは「見え」てはいるものの、脳が情報を認識するまでタイムラグが生じ、コーナリングや緊急回避の判断ミスなどにつながるという。

実際に使ってみたところ、ゆがみは全く感じない。
そのおかげか、距離感が非常につかみやすい。
ちなみにだが、筆者は左右の視力の差が激しく(右1.0/左0.1)、一般的なメガネをかけると距離感が一瞬狂うことがある。
ダブルオーグラスギアのレンズがそれを感じさせないのは、しっかりとコストをかけ、徹底したゆがみ補正をしているからだという。

メガネのズレや圧迫によるストレスを感じさせない

高速道路をノンストップで2時間半ほど走って、気付いたことがある。
それは、マンガやドラマでメガネキャラがよくやる「クイッ」を一度もしていないことだ。

2時間半もライディングを続けていたら、普通はメガネがズレて「クイッ」と押し上げたくなるもの。
しかし一向にズレてこないのだ。
これは徹底した軽量化と、グリップのいいノーズパッドに秘密があるそうだ。

フレキシブルでグリップ力にすぐれるノーズパッド
テスト走行中、「クイッ」をすることは1度もなかった

ジェットヘルメット+バイク用ゴーグルとも組み合わせてみた。

このゴーグルはメガネ対応。
画像のようにメガネの上からかぶせるように装着する。
つまりフルフェイスヘルメットよりも「クイッ」がしにくい(というかできない)のだが、これもズレがないから問題なく使える。

フルフェイス、ジェットともにメガネの着脱がカンタンで、装着時の圧迫感はほとんど感じない。
しかも今回使用したヘルメットは内装にメガネスリットがないタイプにもかかわらず、だ。
この快適性は、メガネの圧迫感に悩むライダーにぜひ経験してもらいたい。

総評

メガネライダーの悩みを消し去る、といっても過言ではないダブルオーグラスギアのメガネ。
視界のズレ、視界のゆがみ、装着時の圧迫感、どれかひとつでも気になっている人には、ぜひ同社のメガネを試してもらいたい。

試着し、バイク用メガネを知り尽くしたプロのアドバイスを受けることで「メガネはハンデじゃない」ことがわかるハズだ。

気になる人は、全国各地で実施しているTRUNK SHOWのスケジュールをチェックしよう。

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