今年からスタートしたDIABLOMANコーチングをご紹介!
ピレリジャパンが今年からスタートした、一般ライダー向けのライディングレクチャー企画が「DIABLOMANコーチング」。
ピレリジャパンの公式ライディング・インストラクターであるDIABLOMANが、サーキットでマン・ツー・マンでレクチャーして、ライダーのライディングの悩みや苦手を解消する手助けをさせていただくというものです。
いまライディングレクチャーは非常に関心度の高いコンテンツで、プロライダーが講師となって一般ライダーに教えるスクールも大人気ですが、このDIABLOMANコーチングはより実践的というか、教える内容は個別のライダーのスキルや経験にしっかり合わせたもの。
DIABLOMANと一緒に走る際も、ライディングをチェックするためにときにはDIABLOMANが後ろを走ることもあります。講師役のライダーが前を走るだけだと、ときとしてついていくのに必死になりすぎて、自分が直すべきところを修正しながら走るという肝心のテーマがおろそかになってしまうこともあるからです。
ポイントは、「どんな走りをしたいのか」、この1点。
ですから、スロットルワークだ、ブレーキングだ、体重移動だとかあれやこれをいっぺんに学んでもらうようなことはしません。
DIABLOMANがまず後ろについて、そのライダーができていないことを見つけ、ピットに戻ってなぜできていないのかを徹底的に探るところからレッスンがスタート。自己流の乗り方になってしまっているところを矯正し、基本にのっとった操作ができるようになることを目指します。
また、ライディングフォームにしても、サーキット走行の経験の多い人ほど、自己流になりがち。そういう方には、いまのMotoGPライダーがやっているヒジを開いて外側の肩を入れて、バイクを内側に引きずり込むような乗り方を試してもらい、そのフォームだとバイクがどう動くかを体感してもらいます。
基本の操作と正しいフォームをしっかりレクチャーすることで、無理して頑張らなくても楽に走れるようになるために頑張ってもらうのがDIABLOMANコーチングの基本姿勢なのです。
また、フィーリングだけではなく科学的な検証も行います。具体的には、走行終了後に、データロガーによる走行ログを参照しながら、DIABLOMANからライダーにアドバイスしたことができているかどうかの説明をして、また走行ログを見て、できていない場合はなぜできていないのかを細かく説明。次の走行で、その部分を重点的にチェックするようにしているのです。
8月にピレリ主催でDIABLOMANコーチングを開催します!
5月20日に袖ヶ浦フォレストレースウェイで開催されたRIDE HI主催の「バイクギャザリング」で実際にDIABLOMANコーチングを体験したライダーに、受講した感想を聞いてみました。
サーキット歴20年で、走行会のほかスポーツ走行も行っているという矢澤さんは「昭和乗り」を最新の「MotoGPライダーフォーム」に矯正することがこの日のテーマでした。
「いままでとはまったく違う姿勢を教わって、慣れなくて苦労しましたが、以前よりバイクとの一体感が強くなった気がします。タイヤを潰せている感触もあり、接地感もより感じられるようになりました。自己流で乗っていたら頭打ちになっていたはずで、また機会があれば受講したいです」
データロガーを見ると、DIABLOMANがまっすぐ加速しているところを矢澤さんは大回りしながら加速したり、コーナーの立ち上がりでのスロットルを開け始める位置が違ったりと、言葉だけではなく実際のライディングをデータで見ながらチェックしてもらい、矢澤さんはしっかり納得したようでした。
このDIABLOMANコーチングですが、ピレリジャパン主催で袖ヶ浦フォレストレースウェイで開催することが決定しました!
開催日は、8月7日、18日、21日(雨天中止)で、定員は1日3名で受講料は6万6000円となっています。
詳細はピレリFANサイトのDIABLOMANコーチングのページをご覧ください。
DIABLOMAN COACHING
また、バイクギャザリングとRIDERS CLUB誌主催の「ライディングパーティ」でも実施中です。受講を希望される方は各主催者にご連絡をお願いします。
■写真協力:RIDE HI