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個性派ストリートバイク「CROSSFIRE 500」は走りを堪能できる遊べる1台だ

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

【brand pickup】

目次

イギリスのストリートカルチャーをイメージした「BRIXTON(ブリクストン)」が遂に日本上陸!

BRIXTONはオーストリアのKSRグループが手掛けるモーターサイクルブランドで、2018年にEICMAデビューした。KSRは欧州最大のモーターサイクルディーラー/ディストリビューターであり、オリジナルブランドとしてBRIXTONを企画、開発。徐々にラインアップを拡大。エンジンラインアップは空冷125㏄シングル、水冷125㏄シングル、、空冷250㏄シングル、水冷500㏄ツイン、水冷1200㏄ツインの5機種。モデルは5つのスタイルにそれぞれエンジンを組み合わせる合計13機種としている。
BRIXTONのラインナップは「Crossfire Range(クロスファイア・レンジ)」と「Classic Range(クラシック・レンジ)」の2つで展開されている。クロスファイア・レンジは、BrixtonのXの文字をアイコンとし、エッジの効いた新たなるストリート・カルチャーをイメージした新しさと伝統を融合した新しいスタイルが特徴。 Xをアイコンにしたデザイン随所に取り入れたスタイルはクロスファイアシリーズならではだ。エンジンラインアップも水冷モデルがメインとなっている。
一方のクラシック・レンジは、クラシックなブリティッシュスタイルをイメージしながらも、Brixtonの名を象徴するストリート・カルチャーのエッセンスを織り交ぜている。
そしてBRIXTONの日本での展開は、2016年のLambrettaブランドの再興以来、日本におけるKSR Groupの総代理店として強いパートナーシップを結んできたモータリスト合同会社が行っている。

ラインナップの中でパフォーマンスを追求した「CROSSFIRE 500」

BRIXTONのラインナップの中でもクロスファイア・レンジはパフォーマンスを追求したモデルを設定。エンジンラインナップは500ccと125ccの2種類があり、500ccの方は水冷2気筒を搭載。125ccの方は空冷単気筒となっている。今回、この500cc水冷2気筒エンジンを搭載するモデル「CROSSFIRE 500」を実際に試乗し、その内容をチェックしてみた。

CROSSFIRE 500は、フューエルタンクにアイコンでもある“X”をデザインしている。
シート後端を切り詰めたデザインにより、凝縮感のあるフォルムとしている。

パワフルながら扱いやすいエンジンとシャープなハンドリング

CROSSFIRE 500を目の前にすると、Xのアイコンがモチーフとしてデザインされた燃料タンクはそれなりにボリュームがあるが、シート回りをすっきりとしたデザインとしたことでさほど大きさは感じない。跨ってみるとシート高が795mmということで、両足はベッタリと着く(ライダーの身長は173cm)。ハンドルのポジションも自然に手を下ろした位置にあってワイド過ぎたり、遠過ぎたりしないので日本人の体格でも違和感なく乗れるはずだ。

エンジンを始動すると、なかなか迫力あるサウンドを奏でてくれる。決してうるさくはなく、キレのある並列2気筒のサウンドといった感じだ。
シフトを入れて走り出すと、アクセルの開度に合わせてスムーズに速度が伸びていく。回転を上げていっても急激にパワーが出る感じもなく、実に扱いやすい。もちろん500ccの排気量のエンジンなので十分に速いのだが、手の内で扱いきれそうなパワー感といった感じだ。回転フィーリングも洗練されていて高回転までキレイに回ってくれる。この辺りのフィーリングが雑な味付けだと高回転まで回す気にならないが、このDOHCエンジンは実に気持ちよく回ってくれるのはCROSSFIRE 500の魅力の一つと言えるだろう。スペック的には47.6馬力と突出したものではないが、街乗りから高速に乗っての遠出まで幅広く対応してくれる懐の深さを持つエンジンだ。

そしてハンドリングについてだが、前後17インチタイヤながらコーナリングではフロントがスッと内側に入るようなシャープなハンドリングとなっている。これは意に反して切れ込むということではなく、ライダーの意思に即座に答えてくれるといった領域でのシャープさというフィーリング。ブレーキングからの倒し込みが思わず楽しくなるような味付けになっていると言えるだろう。これもまたCROSSFIRE 500の魅力であり、毎日乗るのが楽しくなるはずだ。

サスペンションは日本のKYB(カヤバ)製アジャスタブル・サスペンションが備わっているが、これが軽快なハンドリングに貢献していると思われる。段差をしなやかに吸収してくれるが、決して柔らかい訳ではなく、自然な動きをしてくれるといった感じ。しっとりとした乗り味を実現してると言えるだろう。加えてブレーキシステムは、スーパーバイクで知られるJ.JUAN製が備わっている点も注目だ。

シート高は795mmで足着き性は良好。ハンドルの位置が自然なポジションにあるのも好感が持てるポイント。(ライダーの身長は173cm)

Xのアイコンを各所に配置。質感の高い装備類も魅力の一つだ

ヘッドライトはLEDを採用。デザインアイコンでもあるEWSN(東西南北)が入っているのも面白い。
KYB製アジャスタブル・サスペンションを装備。ラジエターカバーにもXが入っているこだわりよう。
水冷 4ストローク 並列2気筒 DOHC 4バルブ 500ccエンジン
前後ブレーキには、スーパーバイク選手権のファクトリーマシンなどに採用されている「J.JUAN」の前後ブレーキシステムを採用している。スペインのブレーキメーカーだが、その性能の高さにより着実に採用メーカーが増えている。
フロントタイヤは、PIRELLI 120/70 ZR 17
リヤタイヤは、PIRELLI 160/60 ZR 17
スイングアームはスチール製パイプだが剛性を高めた形状を採用している。
タックロール風のシートはレトロ感を演出しつつも座り心地はしなやかで良好。
メーターは丸型のシングルタイプ。各種表示が見やすく配置されている。ギヤを入れると表示が現れる。
テールランプはコンパクトなものを採用。スタイリッシュなリヤデザインに貢献している。
まるでカスタムパーツのような小振りなウインカーがオシャレだ。
タンクキャップはなんとステンレス製。CROSSFIRE 500の上質感を高めるこだわりのパーツだ。
ハンドルグリップにはブリクストンのロゴが入る。ブレーキとクラッチレバーはダイヤル調整機構付き。
ステップラバーにもしっかりとXのアイコンが刻まれている。

気負うことなく毎日乗れる1台。それがCROSSFIRE 500だ

今回、CROSSFIRE 500をじっくりと乗ってみてそのフレンドリーさに好感を持てた。突出した性能は持たないものの、それが逆に日頃乗るには扱いやすい。他にない個性的なデザインや装備は注目を集めるだけでなく、所有する満足感を与えてくれる。それに加えて取り回しに優れた車体は毎日乗ろうという気にさせてくれる。街乗りからツーリングまで思い立ったらすぐに出かけられる。そして自由を与えてくれるバイクがCROSSFIRE 500なのだ。

<CROSSFIRE 500 SPEC>
●車体サイズ(全長×全幅×全高):2117×757×1116㎜
●シート高:795mm
●エンジン:水冷 4ストローク 並列2気筒 DOHC 4バルブ
●最高出力:35kw(47.6HP)/8500rpm
●最大トルク:43Nm/6750rpm
●車両重量:190kg
●トランスミッション:6速リターン
●ブレーキ:前後ディスク(ABS)
●タイヤサイズ:F120/70ZR17、R160/60ZR17
●燃料タンク容量:13.5ℓ
●カラー:ビュレット・シルバー、バックステージブラック、ロイヤルブルー
●価格:1,100,000円(税込)

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