バイクシーズンの到来を告げる、大阪・名古屋・東京の『モーターサイクルショー』が開催された。新製品もたくさん登場するなど、各社が精力的なブース出展をしていた同ショーの中から、モトメガネ編集部が注目したブースをピックアップ!
ブースのテーマや話題となった製品やトピックの紹介をしていく。ショーに行けなかった方、行ったけど見逃してしまった方、見たけど復習したい方、とくとご覧あれ!
日本最高峰・全日本ロードレース参戦で培うハイクオリティ
アルミニウム合金やステンレス合金のパーツを多数そろえているベビーフェイス。その性能、そして美しい仕上がりで名を馳せる。そのハイクオリティは日本最高峰である全日本ロードレース選手権で開発しているからこそ、実現できている。
レース用のパーツはもちろんあるが、公道ユースのアイテムも用意されているのが嬉しいところ。どちらのパーツもクオリティはかなり高い。
欲張りコンセプトを実現したからこそ魅力的!
ハイパフォーマンスステップキット
ベビーフェイスの代表的なパーツを挙げるとすれば、まずステップキットを挙げたい。最高の機能とクオリティとデザインを目指した欲張りな逸品。マルチポジションシステムを採用して、自分に合った位置を選ぶことができ、細やかなコントロールが可能となる。ロングツーリングを楽しむライダーは疲れにくいポジションを探すことも可能。スポーティーさだけでなく、オールラウンドに支持される。ステップバーはエンドに至るまで切削ロレット加工とし、雨の日でも足を滑らせる不安のないパフォーマンスを発揮する。デザインや金属加工が醸し出す美しさはとても上質で満足度が高い。
高いデザイン性に並ぶフロント周りの情報量の多さ
レーシングコンセプト・ハンドルキット
ベビーフェイスを有名にしたアイテムのひとつとなるレーシングコンセプト・ハンドルキット。このアイテムを選ぶ理由として「フロントフォークからの情報をダイレクトに感じ取れる」という機能面が大きい。高い剛性によってリニアなハンドリングとなり、スポーティなライディングを支えてくれる。一方で角度調整も可能になっているので、最も楽にハンドルを操れるポジションとすることで、ライディング疲労の軽減も叶えてくれる。スポーツ走行でも、ツーリングでも、ワンランク上のライディングを実現するハンドルなのだ。
車種によって取り付けが難しい場合や好みで、アップタイプフロントオフセットやアップタイプサイドオフセットなども選べる。ライダーに選ぶ自由と楽しさを提供してくれるハンドルキットだ。
2025年モデルのJSBクラス参戦車両も登場! トークショーも開催!
全日本ロードレースの中でも最大排気量となるJSB1000クラス。ベビーフェイスは監督兼任として津田一磨選手がYZF-R1で参戦している。ブースではそのYZF-R1の2025年モデルを展示。最高の機能美は多くの来場者を魅了していた。
また、サポートライダーの中須賀克行選手や津田拓也選手、そして青木拓磨さんがブース内ステージに登壇し、トークショーを開催。レース活動について、楽しく話をしてくれただけでなく、より多くの方にレースの魅力や製品開発へのフィードバックを伝えていた。
アルミとステンに強いベビーフェイスと
チタンに強いオーファのコラボ
ベビーフェイスはアルミとステンの加工に強いメーカーだ。その上で、今年はチタン素材の取り扱いに強いオーファ/チタニウムパワーと共同出展となった。アルミ、ステン、チタンと憧れの金属素材が集まるブース展開となった。
ベビーフェイスのステップに対応するチタンボルトやラジエターコアガードなど、チタン製品を展示。チタン製ハンガー&ハンガーラックも注目を集めていた。
次世代へ向けて、若手レーシングライダーの育成にも注力
全日本ロードレースの最大クラスJSB1000は製品開発という目的を持って参戦している。一方で次世代のライダーを育成へ焦点を当てたレース活動も行っている。『JP250クラスYAMAHA R3 スカラシップ』での飛躍を目指して片田泰志選手、津田雄飛選手、今井勝也選手、塚脇椋太選手がエントリー。さらに74Daijiro(ポケバイ)やNSF100などで低年齢ライダーへのサポートも精力的に行っている。今回はお手伝いをしていた片田選手と津田監督が写真撮影に応じてくれた。