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ヨーロッパ二輪メーカーピアッジオグループ 2022年度過去最高の業績を達成

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

ピアッジオグループジャパン株式会社は、2022年度が過去最高の業績を達成したと発表した。2022年の1年間に、全世界で16.7%増の 625,000台を販売し、連結売上高は20億8,740万ユーロを計上。今後もイノベーションと安全性に常に焦点を当て、性能、アクティブおよびパッシブセーフティ、環境の持続可能性の観点から、スクーター、モーターサイクル、商用車など、これまでにない最先端の製品ラインアップを揃えるとしている。

目次

ピアッジオグループ:2022 年度は過去最高の業績を達成

ピアッジオグループ会長兼 CEO ロベルト・コラニーノは、「ピアッジオグループは、2022 年を過去最高の業績で締めくくり、純売上高 20 億ユーロ以上、純利益 41.4%増の 8,490 万ユーロを含め、すべての指標で新記録を樹立しました。地政学的およびマクロ経済的には複雑な状況であり、今もなお続いていますが、ピアッジオグループは 2023 年に関して、自信と楽観性を保ち、すでに策定した重要な成長路線を継続し、投資計画や ESG の課題への取り組みも実施します。イノベーションと安全性に常に焦点を当てることで、私たちのブランドが世界中にアピールし、性能、アクティブおよびパッシブセーフティ、環境の持続可能性の観点から、スクーター、モーターサイクル、商用車など、これまでにない最先端の製品ラインアップを揃え、イタリア製を代表する存在となっています。」と発表。

 連結売上高 20 憶 8,740 万ユーロ、25.1%増(2021 年 12 月 31 日実績 16 億 6,870 万ユーロ)、過去最高の業績
 産業売上総利益 5 億 5,490 万ユーロ、20%増(2021 年 12 月 31 日実績 4 億 6,250 万ユーロ)、売上高純利益率 26.6%(2021 年 12 月 31 日実績 27.7%)
 EBITDA 2 億 9,810 万ユーロ、23.9%増(2021 年 12 月 31 日実績 2 億 4,060 万ユーロ)EBITDA マージン 14.3%(2021 年 12 月 31 日実績 14.4%)
 EBIT1 億 5,870 万ユーロ、41%増(2021 年 12 月 31 日実績 1 億 1,260 万ユーロ)。EBIT マージン 7.6%(2021 年 12 月 31 日実績 6.7%)
 税引前利益 1 億 2,720 万ユーロ、35.8%増(2021 年 12 月 31 日実績 9,370 万ユーロ)
 純利益 8,490 万ユーロ、過去最高の業績で 41.4%増(2021 年 12 月 31 日実績 6,010 万ユーロ)
 純金融負債 3 億 6,820 万ユーロ、1,210 万ユーロの改善(2021 年 12 月 31 日実績 3 億 8,030万ユーロ)
 世界出荷台数 625,000 台、16.7%増(2021 年 12 月 31 日実績 536,000 台)
 資本的支出 約 1 億 5,170 万ユーロ
 7 年連続で MSCI ESG AA 格付けを取得
 最終配当は 1 株当たり 10 ユーロ予定(中間配当を含む当期の配当金総額は 1 株当たり 18.5 ユーロ)

ポンテデーラ、2023 年 3 月 2 日- ロベルト・コラニーノが議長を務める本日の会議で、ピアッジオ&C.S.p.A. (PIA.MI) の取締役会は、2022 年度決算書案およびピアッジオグループ連結、2022 年 12 月31 日現在(1)の連結非財務情報開示を審査し承認しました。

2022 年 12 月 31 日現在のピアッジオグループの事業および財務実績(2)

グループの 2022 年度連結売上高は、16 億 6,870 万ユーロから 25.1%増加し、過去最高となる 20 億8,740 万ユーロとなり、EMEA およびアメリカ大陸(12.3%増)、アジア太平洋地域(57.1%増)、インド(40%増)で、グループが事業展開している全ての地域において増加しました。
産業売上総利益は 5 億 5,490 万ユーロと 20%改善し(2021 年度は 4 億 6,250 万ユーロ)、売上高純利益率は 26.6%(2021 年 12 月 31 日実績 27.7%)となりました。
2022 年度グループ営業費用は 3 億 9,620 万ユーロ(2021 年度は 3 億 5,000 万ユーロ)。営業費用の増加は、売上高および出荷台数の増加と密接に関係しています。
上述の損益計算書の変更により、連結 EBITDA は 23.9%増の 2 億 9,810 万ユーロとなり、過去最高を記録しました(2021 年度は 2 億 4,060 万ユーロ)。EBITDA マージンは 14.3%(2021 年 12 月 31 日現在 14.4%)となりました。
EBIT は 1 億 5,870 万ユーロとなり、41%増(2021 年度は1億 1,260 万ユーロ)。EBIT マージンは7.6%(2021 年 12 月 31 日現在 6.7%)となりました。
当期の税引前利益は 1 億 2,720 万ユーロとなり、35.8%増加(2021 年度は 9,370 万ユーロ)しました。当該期間の法人所得税は 4,230 万ユーロ、税引前利益への影響は約 33.3%となります。
ピアッジオグループは 8,490 万ユーロの 2022 年度純利益を計上し、2021 年度に計上した 6,010 万ユーロから 41.4%増となり、過去最高の業績を達成しました。
2022 年 12 月 31 日現在の純金融負債は 3 億 6,820 万ユーロとなり、2021 年 12 月 31 日現在の 3 億8,030 万ユーロから 1,210 万ユーロ改善しました。これは、グループの好調な販売実績と運転資本の慎重な管理を反映しています。

1,2022 年度財務諸表案および 2022 年度ピアッジオグループ連結財務諸表は委任規則(EU)2019/815(ESEF 規則)に従って XHTML 電子フォーマットで作成されており、連結財務諸表の
承認とともに、XBRL タグを用いた関連するマークアップも承認済み。
2,ピアッジオグループが採用する主な代替的業績指標は、経営陣がデータを監視しており、以下の通りとする:
 EBITDA:連結損益計算書に反映される有形固定資産、無形固定資産、使用権に関する償却・減価償却・減損損失控除前の利益(EBIT)。
 産業売上高総利益:売上高から販売に要した費用を差し引いたもの。
 純金融負債:金融負債総額から現金、現金同等物およびその他の流動金融債権を差し引いたもの。純金融負債の決定には、公正価値の測定から生じるその他の金融資産および負
債、ヘッジとして指定された、または指定されていない金融派生商品、関連するヘッジ対象となる商品や関連する会計発生高の公正価値の調整を含まない。

2022 年 12 月 31 日現在のグループ株主資本は 4 億 1,780 万ユーロ(2021 年 12 月 31 日実績 4億 410 万ユーロ)となりました。

2022 年度の業績
2022 年 12 月 31 日までの 1 年間で、ピアッジオグループは全世界で 16.7%増の 625,000 台(2021 年度は 536,000 台)を販売し、連結売上高は 20 億 8,740 万ユーロ(2021 年度は 16 億 6,870 万ユーロ)を計上しました。当グループが事業を展開する全ての地域が成長へ積極的に貢献しました。

二輪車:
2022 年 12 月 31 日締めの年度において、ピアッジオグループは全世界で 2021 年度の 449,700 台から14.8%増となる 516,200 台の二輪車を販売し、純売上高 16 億 8,380 万ユーロ(2021 年 12 月 31 日実績 13 億 6,900 万ユーロから 23%増)を達成しました。
この数字にはスペアパーツやアクセサリー類が含まれており、その売上高は 1 億 5,550 万ユーロ(2021 年度の 1 億 3,940 万ユーロから 11.6%増)となりました。
2022 年度の二輪車の売上は、特にアジア太平洋地域が好調で(57.1%増)、次いでアメリカ大陸(42.7%増)、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)地域(10.3%増)であったのに対し、インドではわずかに減少しました(-5.3%)。
ヨーロッパでは、ピアッジオグループは 22.9%(2021 年 12 月 31 日実績 22.7%)のシェアを占めるスクーターセグメントにてリーダーシップを発揮し、また 35.4%(2021 年 12 月 31 日実績 35%)のシェアを占める北米のスクーター市場にて強固なポジションを維持しています 。また北米では、当グループはアプリリアとモト・グッツィのブランドでモーターサイクル市場での存在感を高めています。
スクーター部門は、売上高約 30%増を記録したベスパブランド、ハイホイールスクーター・ピアッジオリバティ、新型電動スクーター・ピアッジオ 1、アプリリアスクーターが牽引し、全世界の販売において 14.3%増を記録しました。
モーターサイクル部門は販売台数が 19.7%増加し、記録的な業績で 2022 年を締めくくりました。アプリリアブランドは、アプリリア RS、トゥアレグ 660、トゥオーノ 1100 の特に強力な貢献もあり、またアプリリアレーシングがアレイシ・エスパルガロの歴史的初優勝に加え、チームが 8 つの表彰台と 2 つのポールポジションを獲得した、motoGP 選手権で達成した偉業の効果もあり、30%以上増加の過去最高の売上高を記録しました。
モト・グッツィは、オールテレーン V85TT、新型モト・グッツィ V100 マンデッロ、V7 シリーズが牽引し、記録的な販売台数と売上高 15%以上増加の過去最高の業績を達成しました。

商用車:
商用車では、ピアジオグループの 2022 年度販売台数は 109,300 台で 26.6%増(2021 年度は 86,300台)、純売上高は 4 億 370 万ユーロとなり、2021 年 12 月 31 日実績 2 億 9,970 万ユーロから 34.78%増となりました。この数字にはスペアパーツやアクセサリー類が含まれており、その売上高は 6,400万ユーロに達しました(2021 年度の 4,970 万ユーロから 28.7%増)。
地域別では、インド市場は再び活気を取り戻し、商用車の売上高は 58.1%増加し、販売台数は40.2%増加しています。EMEA およびアメリカ大陸は、販売台数は伸び悩んだものの、売上高は 6%増加しました。

ピアッジオ・ファストフォワード:
ピアッジオ・ファストフォワード(PFF)は、ピアッジオグループのロボティクスとフューチャーモビリティを担うボストンを拠点とする会社であり、革新的な「兄貴分」である gita®のテクノロジーと機能をより軽量でコンパクトなデザインに凝縮した新型ロボット gitamini®を追加し、製品ラインナップを拡充しました。
Gita®と gitamini®は、ボストンのチャールスタウン地区にあるピアッジオ・ファストフォワード工場で製造されています。このロボットのマーケティング初期段階では、市街路でのロボットの巡回がすでに整備されている米国市場に焦点を合わせています。
PFF は、様々な分野で活躍するパートナーと共に一連のパイロットプログラムを実施し、旅行や住宅、小売、ラストワンマイルデリバリーにおいて、gita®のさらなる応用 を検証しています。また、PFFはナスダック上場企業であるトリンブル社と、産業用途で人間や他のデバイスに追従するロボットや機械の開発に向けた合意書の締結を発表しました。
PFF は革新的な技術を搭載したセンサーを設計・開発し、ピアッジオの新型 3 輪スクーターMP3 を発表したことで、未だかつてない安全性を実現しました。高度なライダーアシスタンスシステム(ARAS)の統合により、この新型センサーは事故防止とライダー保護において重要な役割を果たしています。

リリース提供元:ピアッジオグループジャパン株式会社

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