レンタルバイクは、バイクを所有せずに必要なときだけ利用できるサービスで、近年では手軽さや経済性から利用者が増加しています。
ではレンタルバイクはどのようなサービスで、利用の際にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
また、運転時の不安を取り除く保険や補償には、どのようなプランが用意されているのでしょうか。
サービス拡大中のレンタルバイク!その特徴は?
レンタルバイクは、各バイクメーカーや専門業者が提供するサービスで、必要なときに期間を選んでバイクを借りられます。
たとえば、HondaやYamahaといった大手メーカーが公式にレンタルサービスを展開しており、全国各地の加盟店で利用可能です。
利用者は、ウェブサイトや店舗で予約を行い、指定の日時にバイクを受け取ります。
レンタル料金は、車種や利用時間によって異なりますが、数時間から2泊3日といった長期間まで、柔軟に設定することが可能です。
費用に関しては、基本的にレンタル料金と燃料費のみです。
では、レンタルバイクのメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。
レンタルバイクのメリット
大きなメリットとして、購入費用や維持費が不要で、多くのラインナップの中から車種を選べる点が挙げられます。
特に、発売されたばかりの新型車両が優先的に用意されるため、メンテナンスの行き届いた状態で話題の最新装備を体験することが可能です。
このような特性から、バイクの使用頻度が月数回の所謂「月イチライダー」や時間にとらわれずに試乗したいと考えるユーザーへ、効果的にアプローチしているのです。
レンタルバイクのデメリットや注意点
一方で、デメリットとしては万が一の転倒や事故の際に、修理費用の負担が発生する可能性があることが挙げられます。
また、当然自分好みにカスタムすることもできません。
さらに、長時間にわたりレンタルバイクを利用する際には、いくつかの注意点が加わります。
まず、レンタル料金は基本料金に加えて、追加料金が細かく積算されていくため、長時間の利用では延長が重なり高額になってしまいます。
頻繁にバイクを利用する場合や長時間の利用を検討している場合は、バイク購入とレンタルのコストを比較検討すべきです。
また、レンタルバイクは定期的なメンテナンスが行われていますが、長期間の利用中に不具合が生じた場合、速やかにレンタル業者に連絡し、指示を仰ぐことが大切です。
さらに、レンタル契約の延長や返却のタイミングについても、事前に業者としっかりと打ち合わせを行い、トラブルを未然に防ぐよう心掛けましょう。
レンタルしたいけれど事故が怖い……どういった保険がある?
レンタルバイクを利用する際、保険の内容は重要なポイントです。
レンタルバイクの保険と実例
特にサービスを初めて利用する人にとって、どのような保険が適用されるのかを理解することが欠かせません。
大手メーカーのサービスを確認すると「ヤマハ バイクレンタル」では、全車両のレンタル基本料金に、任意保険と24時間365日のロードサービスが付帯しています。
また、「ホンダGOバイクレンタル」でも、基本料金に任意保険とロードサービスが付帯しており、万が一の事故や転倒にも対応したプランが用意されています。
これらの補償は、対人・対物賠償ともに無制限です。
追加の補償オプションについて
これらの基本的な保険に加えて、各レンタルサービスでは追加の補償オプションが提供されています。
たとえば、車両保険や免責オプションがあり、これらに加入することで、万が一の際の自己負担額をさらに軽減することが可能です。
ただし、これらのオプションは有料であり、加入には「レンタルバイクで過去に禁止行為や事故を起こしていない」といった条件がある場合も。
さらに、これらの保険の適用外となるケースも存在します。
たとえば、警察に事故の届出を怠った場合や、業者側に無断で事故の相手側と示談した場合では、保険・補償の適用外となることがあります。
さらに、ヘルメットやグローブ等の洋用品は保険適用外となる場合が多いため、注意が必要になります。
レンタルバイクを安心して利用するためには、事前に各レンタルサービスの保険・補償内容をしっかりと確認し、自分の利用状況やリスクに応じて適切なプランに加入することが重要なポイントと言えます。
まとめ
レンタルバイクは、バイクライフを手軽に楽しむ手段として非常に有効です。
利用の際には、その制度や仕組み、メリット・デメリットを正しく理解し、自身の利用目的や頻度に応じて選択することが大切です。
また、レンタル時には保険や補償内容をネットで十分に比較選択し、事故防止を徹底しながら安全で快適なバイクライフを楽しみましょう。