川崎重工業グループの総力を結して生み出された「最速」マシンNinja H2(以下:H2)。
最高出力200ps(ラムエア加圧時:210ps)を誇るスーパーチャージャー付きエンジンを搭載し、2015年のデビュー以来カワサキのフラッグシップとして君臨している。
これだけの性能を誇る公道モデルは他に例がなく、その特異性からライダーからの注目度は非常に高い。
ツーリング先で出会ったH2に見入ってしまったライダーも多いはずだ。
そんなH2のオーナーズクラブがある。
「H2OC」ことNinja H2 Owners Clubだ。
全国各地に支部を持ち、クラブ会員に与えられるNo.は100を超える規模(※退会者は永久欠番)となっている。
5月11日(土)に長野県・ビーナスラインで開かれたクラブミーティングは、東海・関東エリアのメンバーが中心となって参加。
カワサキの、世界のフラッグシップが一堂に会する光景が広がる異例のミーティングとなった。
どんなミーティング?
よくあるオーナーズクラブのミーティングは、ステージイベントじゃんけん大会の開催、関連企業のブース出展などだが、このミーティングにはそうした派手な催しがない。
天気のいい日にツーリング先で同じマシン同士で集まり、交流を深め合う親睦会のような雰囲気だ。
その後は食事を楽しみ、流れ解散という自由かつ気軽なミーティングとなっている。
ここでしか得られない「濃い」情報がある
気軽なミーティングとはいえ、そこで行われるH2談議は非常に濃い内容となっている。
H2はデビュー以来マイナーチェンジを繰り返しており、年式や仕様によるわずかな違いが存在する。
その中にはいわゆる「持病」や「弱点」のような、H2オーナーでなければ気づけない情報もある。
そうした情報も、これだけ大勢のH2オーナーが集うクラブなら共有ずみ。
さらにミーティングという機会を活用して情報の解像度を高めていくのだ。
H2オーナーはどんな人?
「最速」「最強」といった硬派なイメージが強いH2だけあって、どんな人がオーナーなのか気になるところ。
ところが意外(?)にもオーナーは温厚でフレンドリー。
グイグイくる様子もなく、マナーがよく上品な雰囲気だ。
「バイク好きのやさしい兄ちゃん&おっちゃん」の集まりといった感じで、H2以外のバイクも大好きという人がほとんど。
少なくとも同クラブのメンバーからはそうした空気を感じた。
これからH2の購入や、クラブへの参加を検討している人も接しやすいだろう。
メンバーになるには? ミーティングの参加方法は?
メンバーからの紹介や、バイクショップでのつながりから加入する形となっている。
Ninja H2 オーナーズクラブのX(旧Twitter)やフェイスブック、公式サイトなどで活動内容を公開しているので、気になる人はぜひチェックしてみよう。