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FANTICレーシング モトクロス世界選手権第17戦・スイスGPの結果報告

MOTORISTS合同会社は、ファンティック・レーシングチームが参戦した、モトクロス世界選手権第17 戦・スイス GPの結果を発表した。
ライダーたちは練習走行から素晴らしいスピードを見せ、ノエル=ザノークスがポールポジションを獲得。シモーネ=マンチーニもグループ 3 位を記録し、ドゥエ=ファン・メクゲレンが14 位で続いた。土曜日午後に始まったレース 1、ザノークスが5 周目にトップに躍り出たもののマシントラブルでリタイア。一方マンチーニのスタートはじわじわと追い上げトップに立つとそのまま逃げ切り、今シーズン3勝目を手にすることとなり、ファン・メクゲレンは16位でフィニッシュとなった。レース 2では夜通し降り続いた激しい雨により荒れたコースコンディションの中、シモーネ=マンチーニはスタートから 5 位以内を確保、ノエル=ザノークスはスタートに失敗しながらも激しい追い上げを見せた。マンチーニが 3 位、ザノークスが 4 位という結果につながった。ファン・メクゲレンは好スタートからトップ 10 圏内での走りを魅せていたものの、リタイアを喫してしまった。同レースでは思い通りの結果が残せなかったが、9 月のスペイン戦に期待したい。

目次

モトクロス世界選手権第 17 戦・スイス GP。
シモーネ=マンチーニが EMX125 を制するなど好スタートを切った土曜日だが、大雨の日曜日は思い通りの結果を得られなかった。

ファンティック・ファクトリーレーシング EMX125:
XX125 を駆るファンティック・ライダーたちは練習走行から素晴らしいスピードを見せ、ノエル=ザノークスがポールポジションを獲得。シモーネ=マンチーニもグループ 3 位を記録し、ドゥエ=ファン・メクゲレンが14 位で続いた。
土曜日午後に始まったレース 1、ザノークスはまずまずのスタートを決めてオープニング・ラップでトップ 3に食い込む走り。5 周目にはトップに躍り出た。しかしマシントラブルでリタイアを喫したのである。一方、マンチーニのスタートは褒められたものではなかったが、我慢を重ねてじわじわと追い上げ、ついに 3 周を残してトップに立つとそのまま逃げ切り、今シーズン 3 勝目を手にすることとなった。ファン・メクゲレンは 1周目にクラッシュしたことが響き、16 位でのフィニッシュとなった。
夜通し降り続いた激しい雨は日曜日の朝に開催されたレース 2 を全く違うものへと変えてしまった。シモーネ=マンチーニはスタートから 5 位以内を確保、一方でノエル=ザノークスはスタートに失敗しながらも激しい追い上げを見せた。荒れたコースコンディションながらもいずれのライダーも強いレース展開を見せ、マンチーニが 3 位、ザノークスが 4 位という結果につながった。ファン・メクゲレンは好スタートからトップ 10 圏内での走りを魅せていたものの、リタイアを喫してしまった。
レース後、マンチーニはイエローフラッグ無視で 10 ポジション降格のペナルティを負い、これによって 2 レース総合では 1 位から 6 位に降格。シーズンを争うチャンピオンポイントでも大きな痛手を被ることになったが、彼自身のレースでの強さを打ち消すものではない、と言えるだろう。ファンティック・ファクトリーのライダーたちにとっては決してよい週末だったと言えないスペインだったが、ノエル=ザノークスはレッドプレートを逃し、わずか 6 ポイント差とはいえ後を追う立場へと転落した。これで、チャンピオンシップは最終戦、9 月のスペインの結果次第、という展開になったのである。

シモーネ=マンチーニ:

こんな形で勝利を逃すなんて、本当に残念だ。
日曜日のトラックコンディションは本当にタ
フだったよ。激しいマディでヘルメットはめち
ゃめちゃ重たくなり、視界もさえぎられてほと
んど見えないような状態で走っていたんだ。イ
エローフラッグが見えなかったのもこのせい
なんだけど、ルールはルール。レースディレク
ションを尊重するしかないね。

ノエル=ザノークス:

不運なことに、土曜日に多くのポイントを失っ
てしまった。スタートは厳しかったけど、日曜
日は自分なりにベストを尽くしたつもりだよ。
でもコンディションは本当に厳しかった。
何とか順位を上げようと頑張ったんだけど、レ
ッドプレートを守れるほどまでにはなれなか
った。でもまだあきらめないよ。ポイントリー
ダーとの差はわずかだし、最後の瞬間まで全力
で戦うよ。

ファンティック・ファクトリーレーシング MXGP:
サンド深い前戦での大活躍も記憶に新しいグレン=コルデンホフはここ、スイスのタイトでテクニカルなハードパックをうまく乗りこなし、手堅く 7 位で計時走行を終え、すぐ後ろの 9 位にはブライアン=ボガースがつく形になった。
だが、予選レースは思い通りにはならなかった。トリッキーな第 1 コーナーに阻まれ、ファクトリー・パイロットの二人はともに 18 位と 19 位に沈んでしまったのだ。だが「ザ・ホフ」ことコルデンホフは諦めず 7 周目にはトップ 10 まで順位を回復。フィニッシュラインを超えるときには 6 位にまで食い込む結果となった。一方、ボガースにはさらに厳しいレースとなり、他のライダーのクラッシュにも巻き込まれての 22 位フィニッシュで予選レースを終えることになってしまった。
激しい雨でトラック・コンディションが一変した日曜日。レース 1、コルデンホフはスタートを決め、10 位で1 周目をまとめると、ミスなく確実なレース運びに努めて厳しいコンディションの中でも 7 位を手中にすることができた。一方ボガースはなかなかペースをつかめず、14 位に甘んじる結果になってしまった。
レース 2 でもコルデンホフはスタートに成功、6 位に食い込むとしばらくそのポジションを堅守。だが残り 4周でチェーンが外れるという不運に襲われ、リタイアを余儀なくされてしまった。ボガースはスタートで失敗し、以前ペースをつかめないままレースを戦うことになり、16 位でレースを終えることになった。レース2をDNF(レース用語:did not finish / リタイアや失格のため、完走できないこと)としたコルデンホフはレース 1 の 7 位のおかげでなんとか総合 13 位とし、ボガースは総合 14 位に続いた。

グレン=コルデンホフ:
土曜日はいい感じだったんだよ。ペースもつかめていたし、フィーリングは悪くなかったんだ。でも雨のおかげでコンディションはめちゃめちゃ、いつもの日曜日を迎えるような気分には到底なれなかった。そんなスタートだから今一つノリが悪くって、レース 1 は 7 位に終わってしまったんだ。でもレース 2 ではスタートを決められたからね、その位置を守りながら走れそうだったよ。ちょっとばかりタイトに攻めすぎてポジションをいくつか落としたけど、悪くはなかったんだ。でも不運なことに、チェーンが外れてこの週末を DNF で終えることになってしまった。深いわだちの中で石にヒットしてしまったのかもしれないね。チャンピオンシップでもトップ 5 が目前だっただけに、本当に残念だ。ここでポイントを稼いでおくつもりだったのに、思い通りにはいかないものだ。ラッキーなことに、今週末はレースがない。僕は土曜日に痛めた肩や肋骨を癒す時間が取れると思っている。次戦のトルコでは最高のリザルトを目指して走るつもりだし、シーズンをいい形で終えることが目標なんだ。僕はこの先も全力で戦うし、ファンティ
ック・チームとともに強く走り続けるつもりだよ。まだまだ表彰台に登れると信じているし、あきらめずにその日を信じて、全力で戦わなくては。それこそが一番大切なことだからね。

ブライアン=ボガース:
うーん、なんていえばいいんだろう。この週末中、僕はずっと苦しんでいたんだ。もちろんもっとプ
ッシュして行きたかったのに、どうにもうまくいかなかった。確かに僕の好みのトラックではなか
ったけど、それでもそこで戦わなくてはいけないんだ。それを僕は肝に銘じていて、だから例えばイ
タリア GP みたいにコースが好みでなくたって、僕の今シーズンのベストレースといっていい走り
を魅せることができたわけだしね。スイス GP は最も挑戦的な週末になった。もちろん、自分のしでかした予選タイムのおかげで、スタートゲートの位置がそもそも最悪だった。コースはタイトで、苦戦したよ。そう、出来ることを全部かき集めて何とかしようともがいてみたんだけど、このコースでは思っていることの半分もできない感じだったんだ。マシンのセットアップはいい手ごたえをつかんでいたんだけど、僕自身が今週はダメだったってことさ。でも前を向いて、次戦にまたベストを尽くせるよう集中していくよ。

ファンティック・ファクトリーレーシング MX2:
ファンティック MX2 チームのスペイン GP はいいスタートを迎えられたといっていいはずだ。デビッド=ブラセラスはフリー走行で 10 番手のタイムを記録、計時練習では総合 15 位のポジションを獲得した。カイ=カラセメーカースは 18 位。予選レースではブラセラスは厳しいスタートながら 15 位まで順位を戻し、一方でカラセメーカースはマシントラブルでリタイヤを喫してしまった。
レース 1、スタート位置があまりよくないにもかかわらず手堅い走りを見せ、14 位でフィニッシュラインを超えることとなった。ブラセラスはスタートも悪くなく 12 位を走っていたが転倒を喫してクラッチレバーを損傷。レースからのリタイアを余儀なくされてしまった。
レース 2 は 2 人のファンティック・ファクトリーパイロットがともにスタートを決めて走り出した。2 台のFANTIC XXF250 がトップ 10 に食い込む走りを序盤で見せたのである。カラセメーカースはスタートからいいペースでレースをリードしていたが、後半スピードダウンを余儀なくされ、結局 14 位でのフィニッシュとなった。ブラセラスは 13 位。総合順位でも、怪我から帰ってきてわずか2戦での総合13位を確保する走りは大したものである。
EMX250 もスイスでは併催され、アレクシス=フュエリは予選で力強い走りを魅せての8位に。ところがレース1ではスタートに失敗して結局リタイアに追い込まれてしまう。日曜日のマディ・チャレンジではしかしフュエリは手堅くレースをまとめ、13位に食い込む結果となった。

カイ=カラセメーカース:
予選レースで結果を残せなかったからスターティングゲートの選択はよくはなかったけど、全体としては決して悪くない週末だったと思うよ。レース1ではスタートも決まったし、リズムにも乗れていたと思うんだ。その後、フロントフェンダーがダメになったおかげで何とかマシンをコントロールするのがやっとという状態になり、14位でレースを終えるのがやっとになってしまった。レース2でもスタートを決めることができて、最初の20分ほどはトップ10を走れるイイ感じだったんだ。でもその後、手首の調子がよくなくてペースダウンし、またまた14位でのレースとなってしまった。でも怪我からの復帰2戦目だと考えれば、この結果には大いに満足している、と言っていいだろうね。

デビッド=ブラセラス:
フリー・プラクティスの10位から始まったこの週末、全体にフィーリングは悪くなかったんだ。でもスタートゲートにぶつかったせいか、なぜか予選レースでは同じ感じがつかめなくなって、何とか15位でレースを終えるのがやっとという感じだった。日曜日のレース1もスタートは悪くなく決められたんだけど、12位を走っていたところでクラッシュしてクラッチレバーを降り、レースが続けられなくなってしまった。レース2ではさらに調子が上がっていて、スタートから 8 位を走行。でもいくつかのミスが重なって順位を落とし、13位に後退してしまったよ。
手堅いといえば手堅いけど、ミスが重なって総合結果にも影響してしまったのは本当に残念だった。チームとともに、次戦トルコを目指して、頑張っていくよ。

リリース提供元:MOTORISTS合同会社

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