ホンダが新型スポーツツアラー「NT1100」を2022年3月17日(木)に発売する。
日常での扱いやすさと長距離走行での快適さを兼ね備えたモデルで、デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)をはじめ、5段階調整可能な大型ウインドスクリーン、前輪の浮き上がりと後輪スリップを緩和するHonda セレクタブル トルク コントロール(HSTC)などを標準搭載している。
カラーラインナップにはマットイリジウムグレーメタリックとパールグレアホワイトの2色が用意され、価格は168万3000円(税込み)だ。
新型スポーツツアラー「NT1100」を発売
~日常の扱いやすさと長距離走行の快適さを両立したスポーツツアラー~
Hondaは、「快適性」「多用途性」を高次元でバランスさせることで、日常の扱いやすさと長距離走行の快適さを両立した新型スポーツツアラー「NT1100」を2022年3月17日(木)にHonda Dreamより発売する。
- 排気量1,082cm3エンジンを搭載し、低速から豊かで幅広く使えるトルクと高回転までスムーズに回る特性を持たせることで、力強くスポーティーな走りを楽しめるパワーユニット。
- 一連の変速操作を自動化し、スロットル操作など他の車体操作に集中することで、より確実に安心感をもってライディングを楽しむことを可能とする、「デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)」を標準装備。
- 快適で上質なクルージングを楽しめる、5段階に手動で調整可能な大型のウインドスクリーンや、ストローク量を確保したサスペンションがもたらす快適な乗り心地。
- アップライトなライディングポジションと、高いアイポイントで得られる開放感と扱いやすさに加え、シート各部の厚さを最適化することで、長時間走行時の疲労軽減と快適性に寄与。
- 6.5インチタッチパネル式TFTフルカラー液晶のマルチインフォメーションディスプレイや、前輪の浮き上がりと後輪スリップを緩和する、「Honda セレクタブル トルク コントロール(HSTC)」などの先進装備を採用。
- 別売りの純正アクセサリーに、トップボックスやパニアケース、タンクバッグなど好みや用途に応じた選択を可能とする豊富なラインアップを用意。
販売計画台数(国内・年間)
800台
メーカー希望小売価格(消費税10%込み)
1,683,000円(消費税抜き本体価格1,530,000円)
価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれていない
NT1100の主な特徴
デザイン
- シンプルながらキャラクターラインを強調させるデザインを施して、引き締まった印象と軽快さを与えている。
- カラーリングは、マットな仕上げでモダンな印象の「マットイリジウムグレーメタリック」と、エレガントな色合いで洗練された印象の「パールグレアホワイト」の計2色を設定。グラフィックは使用せずにロゴも控えめに配置することで、スポーティーかつ落ち着いた上質感を表現する。
車体
- 車体パッケージングは、各パーツの最適配置により、マスの集中を図ることで、高速巡航時の安定感と市街地などでの軽快性を両立させたハンドリングを実現する。
- 大型のウインドスクリーンは、ライダーの好みにあわせて高さと角度を5段階に手動で調整可能。ハンドルグリップとステップの前部に配置したディフレクターとあわせ、高い防風性能を持たせ、クルージング時の快適性に寄与している。
- 足まわりは、フロントフォークに倒立式ショーワ(日立Astemo株式会社)製SFF-BP(セパレート・ファンクション・フロントフォーク・ビッグピストン)を、リアクッションにシングルチューブ分離加圧式を採用。優れた路面追従性による上質な乗り心地に寄与している。また、ABSを標準装備し、さまざまな走行状況で安心感のあるブレーキ操作を可能としている。
- アップライトなライディングポジションに加え、シート各部の厚さを最適化するなど、長時間走行時の疲労軽減と高い快適性に寄与している。また、シート高を抑えながらシート幅のスリム化を図ることで、足つき性に配慮している。
パワーユニット
- 動弁系にユニカム形式を採用した排気量1,082cm3エンジンを搭載。吸排気系を専用設計とし、低速から豊かで幅広く使えるトルクと高回転までスムーズに回る特性を持たせることで、力強くスポーティーな走りを楽しめるパワーユニットとしている。
- デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)を標準装備。クラッチレバーとチェンジペダルによる変速操作をなくし自動化することで、スロットル操作など他の車体操作に集中でき、より確実に安心感をもってライディングを楽しむことを可能としている。
先進装備
- 6.5インチタッチパネル式TFTフルカラー液晶のマルチインフォメーションディスプレイを採用。Apple CarPlay®、Android AutoTMに対応しており、それぞれのスマートフォンをUSBケーブルで接続することにより、スマートフォンのアプリケーションを使用することができる。また、Bluetooth®によるスマートフォンやインカムとの接続機能を有している(※1)。
- 前輪の浮き上がりと後輪スリップを緩和する、Honda セレクタブル トルク コントロール(HSTC)を搭載している。
- 走行状況に応じた出力特性のモードを選択可能としたライディングモードを搭載。タンデム走行などでの快適な加速感を重視した「TOUR」モード、オールラウンドな特性の「URBAN」モード、雨天時などの走行に適した「RAIN」モードの他、自分好みのモード設定が可能な「USER」モードを採用している。
- 長距離ツーリングなどでの快適性に寄与するETC2.0車載器を装備したほか、巡航時に便利なクルーズコントロールを搭載している。
※1)走行中のスマートフォン本体の操作は控えてほしい
【商標・登録商標について】
Apple CarPlay®は、Apple Inc.の商標
Android AutoTMは、Google LLCの商標
Bluetooth®は、米国Bluetooth SIG ,Inc.の登録商標
主要諸元
通称名 | NT1100 | |
車名・型式 | ホンダ・8BL-SC84 | |
全長 (mm) | 2,240 | |
全幅 (mm) | 865 | |
全高 (mm) | 1,360(スクリーン最上位置1,525) | |
軸距 (mm) | 1,535 | |
最低地上高 (mm)★ | 173 | |
シート高 (mm)★ | 820 | |
車両重量 (kg) | 248 | |
乗車定員 (人) | 2 | |
燃料消費率※2(km/L) | 国土交通省届出値 定地燃費値※3(km/h) |
30.5(60)〈2名乗車時〉 |
WMTCモード値★ (クラス)※4 |
19.3(クラス3-2)〈1名乗車時〉 | |
最小回転半径 (m) | 2.8 | |
エンジン型式 | SC84E | |
エンジン種類 | 水冷4ストロークOHC(ユニカム)4バルブ直列2気筒 | |
総排気量 (cm3) | 1,082 | |
内径×行程 (mm) | 92.0×81.4 | |
圧縮比 ★ | 10.1 | |
最高出力 (kW[PS]/rpm) | 75[102]/7,500 | |
最大トルク (N・m[kgf・m]/rpm) | 104[10.6]/6,250 | |
燃料供給装置形式 | 電子式<電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)> | |
始動方式 ★ | セルフ式 | |
点火装置形式 ★ | フルトランジスタ式バッテリー点火 | |
潤滑方式 ★ | 圧送飛沫併用式 | |
燃料タンク容量 (L) | 20 | |
クラッチ形式 ★ | 湿式多板コイルスプリング式 | |
変速機形式 | 電子式6段変速(DCT) | |
変速比 | 1 速 | 2.562 |
2 速 | 1.761 | |
3 速 | 1.375 | |
4 速 | 1.133 | |
5 速 | 0.972 | |
6 速 | 0.882 | |
減速比(1次★/2次) | 1.863/2.500 | |
キャスター角 (度)★ | 26° 30′ | |
トレール量 (mm)★ | 108 | |
タイヤサイズ | 前 | 120/70ZR17M/C(58W) |
後 | 180/55ZR17M/C(73W) | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ダブルディスク |
後 | 油圧式ディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム式(プロリンク) | |
フレーム方式 | セミダブルクレードル |
■道路運送車両法による型式指定申請書数値(★の項目はHonda公表諸元) ■製造事業者/本田技研工業株式会社
※2)燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値である。お客様の使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なる
※3)定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率である
※4)WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果に基づいた計算値である。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類される
リリース提供元:本田技研工業株式会社