ホンダは、「CBR1000RR-R FIREBLADE/SP」の一部仕様を変更し、2022年3月10日(木)に発売をする。主な変更点は、中速域の加速性能向上と、スロットルの操作性向上が挙げられる。価格は242万円、SP仕様が278万3000円だ。(いずれも税込み)
また、昨年11月のミラノショーで発表された「CBR1000RR-R FIREBLADE SP 30th Anniversary」が、日本でもいよいよ登場となる。
初代モデル「CBR900RR」をモチーフとしたトリコロールカラーを身にまとい、車体各所に30周年記念のマークが、そしてトップブリッジにはシリアルナンバーが刻印される。特別感満載の30周年記念モデルの価格は、283万8000円(税込み)。
受注期間は2022年2月25日(金)~4月17日(日)までを予定しているが、早期受付終了の可能性もある為、購入を希望の場合は早めに予約しよう。
「CBR1000RR-R FIREBLADE」「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」の一部仕様を変更し発売
Hondaは、大型スーパースポーツモデル「CBR1000RR-R FIREBLADE」「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」の一部仕様を変更し、Honda Dreamより3月10日(木)に発売する。
- 中速域の加速性能向上を図るため、吸気ポートおよびエキゾーストパイプ集合部の形状とドリブンスプロケット丁数を変更
- スロットル操作時の応答性に寄与させるため、エアクリーナーボックス形状やスロットルバイワイヤのリターンスプリング荷重を変更
- 制御介入時のスロットルの操作性に寄与させるため、「Honda セレクタブル トルク コントロール(HSTC)」(※1)の制御プログラムを変更
Honda セレクタブル トルク コントロールはスリップやウィリー挙動をなくすためのシステムではない。Honda セレクタブル トルク コントロールはあくまでもライダーのアクセル操作を補助するシステムである。したがってHonda セレクタブル トルク コントロールを装備していない車両と同様に、無理な運転までは対応できない。運転するときは急なアクセル操作を避け、安全運転が必要である。
販売計画台数(国内・年間)
シリーズ合計 200台
メーカー希望小売価格(消費税10%込み)
CBR1000RR-R FIREBLADE
2,420,000円(消費税抜き本体価格 2,200,000円)
CBR1000RR-R FIREBLADE SP
2,783,000円(消費税抜き本体価格 2,530,000円)
※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれていない。
主な特徴
CBR1000RR-R FIREBLADEは、高出力かつ、高いコントロール性能を有する出力特性のパワーユニットと、操縦性を追求した車体パッケージングを組み合わせ、スポーツライディングをサポートする先進の電子制御技術などを採用したCBRシリーズの最上位モデルだ。CBR1000RR-R FIREBLADE SPは、CBR1000RR-R FIREBLADEをベースに、ÖHLINS(オーリンズ)製の電子制御サスペンションのほか、Brembo(ブレンボ)製のフロントブレーキキャリパーを装備するなど、足まわりを専用化。また、軽量化に寄与するリチウムイオンバッテリーの採用や、より素早いシフトチェンジ操作を可能とするクイックシフターを標準装備するなど、よりスポーツライディングの楽しみを視野に入れた仕様としている。
今回、「Total Control for the Track ~サーキットで本領発揮するマシン」の開発コンセプトを継承しながら、“操る喜び”のさらなる深化を図るための一部仕様の変更を行っている。
パワーユニット
- 中速域における加速性能の向上を目的に、吸気ポート内径の一部を絞る形状に変更することで、吸気流速を上げて充填効率をより高め、エンジン回転数11,000rpm付近の出力向上に寄与。また、エキゾーストパイプの集合部形状と触媒構造を変更し排気抵抗の最適化を図るとともに、ドリブンスプロケットの丁数を前モデルの40丁から43丁に変更することで力強い後輪駆動力を得ている。
- エアクリーナーの底面形状とインテークファンネルの形状を最適化。スロットル操作時における吸気の流れをスムーズにするとともに、スロットルバイワイヤのリターンスプリング荷重を低減させたことで、スロットル操作における応答性に寄与。
電子制御
- スポーツライディングをサポートする電子制御機能を熟成。Honda セレクタブル トルク コントロールの制御は、介入時のスロットルの操作性に寄与させることを目的に制御プログラムを変更。また、CBR1000RR-R FIREBLADE SPに標準装備されているクイックシフターの制御は、変速操作時の燃料噴射停止時間を短縮させエンジン回転数の変動を抑えることで、変速後のトルク回復をよりスムーズにし変速ショックの低減に寄与。
足まわり
- CBR1000RR-R FIREBLADEに採用している、NISSIN(日立Astemo)製フロントブレーキキャリパーのピストン材質及び表面処理の変更を行うことで、サーキット走行における高負荷時の熱によるブレーキレバー操作の遊び量変化の低減に寄与。
カラーリング
- CBR1000RR-R FIREBLADEのカラーリングは、ブラックのホイールに、レーシングイメージ溢れるトリコロールの「グランプリレッド」の1色を設定。
- CBR1000RR-R FIREBLADE SPのカラーリングは、ゴールドのホイールに、レーシングイメージ溢れるトリコロールの「グランプリレッド」と、ブラックを基調としたアグレッシブで精悍なイメージの「マットパールモリオンブラック」の計2色を設定。
主要諸元
通称名 | CBR1000RR-R FIREBLADE | CBR1000RR-R FIREBLADE SP | |
車名・型式 | ホンダ・8BL-SC82 | ||
全長×全幅×全高(mm) | 2100×745×1140 | ||
軸距(mm) | 1460 | ||
最低地上高(mm)★ | 115 | ||
シート高(mm)★ | 830 | ||
車両重量(kg) | 201 | ||
乗車定員(人) | 2 | ||
燃料消費率※2(km/L) | 国土交通省届出値 定地燃費値※3(km/h) |
22.0(60)<2名乗車時> | |
WMTCモード値★ (クラス)※4 |
15.0(クラス3-2)<1名乗車時> | ||
最小回転半径(m) | 3.8 | ||
エンジン型式・種類 | SC82E・水冷 4ストローク DOHC 4バルブ 直列4気筒 | ||
総排気量(cm3) | 999 | ||
内径×行程(mm) | 81.0×48.5 | ||
圧縮比★ | 13.4 | ||
最高出力(kW[PS]/rpm) | 160[218]/14500 | ||
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 113[11.5]/12500 | ||
燃料供給装置形式 | 電子式<電子制御燃料噴射装置(PGM-DSFI)> | ||
使用燃料種類 | 無鉛プレミアムガソリン | ||
始動方式★ | セルフ式 | ||
点火装置形式★ | フルトランジスタ式バッテリー点火 | ||
潤滑方式★ | 圧送飛沫併用式 | ||
燃料タンク容量(L) | 16 | ||
クラッチ形式★ | 湿式多板コイルスプリング式 | ||
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | ||
変速比 | 1 速 | 2.615 | |
2 速 | 2.058 | ||
3 速 | 1.7 | ||
4 速 | 1.478 | ||
5 速 | 1.333 | ||
6 速 | 1.214 | ||
減速比 | (1次★/2次) | 1.630/2.687 | |
キャスター角(度)★/トレール量(mm)★ | 24°00´/102 | ||
タイヤ | 前 | 120/70ZR17M/C(58W) | |
後 | 200/55ZR17M/C(78W) | ||
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ダブルディスク | |
後 | 油圧式ディスク | ||
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 (倒立サス/ビッグ・ピストン・フロントフォーク) |
テレスコピック式 (倒立サス/NPX Smart EC) |
後 | スイングアーム式 (プロリンク/バランス・フリー・リアクッション・ライト) |
スイングアーム式 (プロリンク/TTX36 Smart EC) |
|
フレーム形式 | ダイヤモンド |
■道路運送車両法による型式指定申請書数値(★の項目はHonda公表諸元)
■製造事業者/本田技研工業株式会社
※2) 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値である。使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なる。
※3) 定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率である。
※4) WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値である。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類される。
「CBR1000RR-R FIREBLADE SP 30th Anniversary」を受注期間限定で発売
Hondaは、1992年に発売された初代モデル「CBR900RR」の発売30周年記念モデルとして、「CBR1000RR-R FIREBLADE SP 30th Anniversary」を設定し、受注期間限定(※1)で、Honda Dreamより4月18日(月)に発売する。
- 初代モデル「CBR900RR」をモチーフに表現されたトリコロールの特別なカラーを採用
- 30周年記念のマークや30周年の文字を各部にあしらい特別感を演出
- トップブリッジにシリアルナンバーを刻印※2
- 「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」がベース車両
- 1) 受注期間は、2022年2月25日(金)から2022年4月17日(日)まで。受注状況により受注期間終了前に受付を中断、または終了する場合がある。また、注文から納車まで長期間かかる場合がある
- 2) シリアルナンバーは指定できない。また、成約順でもない
CBR1000RR-R FIREBLADEシリーズは、「Total Control for the Track ~サーキットで本領発揮するマシン」を開発コンセプトに、力強い出力特性のパワーユニットと、操縦性を追求した車体パッケージングを組み合わせ、スポーツライディングをサポートする先進の電子制御技術などを採用している。この “Total Control”の考え方は、1992年に欧州で発売された、初代モデル「CBR900RR」から一貫して追求してきたテーマでもある。
今回「CBR900RR」発売から30周年を記念し、初代モデルのカラーイメージをモチーフに表現された、ホワイトを基調とするトリコロールの「パールグレアホワイト」を採用している。
また燃料タンク部の上面やメーター起動時の画面に30周年記念のマークを配したほか、マフラーのサイレンサー部、Honda SMART Keyのキー本体にも30周年の文字をあしらい、特別感を演出している。
販売計画台数(国内・年間)
500台
メーカー希望小売価格(消費税10%込み)
CBR1000RR-R FIREBLADE SP 30th Anniversary
2,838,000円(消費税抜き本体価格 2,580,000円)
※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれていない
主要諸元
通称名 | CBR1000RR-R FIREBLADE SP | |
車名・型式 | ホンダ・8BL-SC82 | |
全長×全幅×全高 (mm) | 2100×745×1140 | |
軸距 (mm) | 1460 | |
最低地上高 (mm)★ | 115 | |
シート高 (mm)★ | 830 | |
車両重量 (kg) | 201 | |
乗車定員 (人) | 2 | |
燃料消費率※3(km/L) | 国土交通省届出値 定地燃費値※4(km/h) |
22.0(60)<2名乗車時> |
WMTCモード値★ (クラス)※5 |
15.0(クラス3-2)<1名乗車時> | |
最小回転半径 (m) | 3.8 | |
エンジン型式・種類 | SC82E・水冷 4ストローク DOHC 4バルブ 直列4気筒 | |
総排気量 (cm3) | 999 | |
内径×行程 (mm) | 81.0×48.5 | |
圧縮比 ★ | 13.4 | |
最高出力 (kW[PS]/rpm) | 160[218]/14500 | |
最大トルク (N・m[kgf・m]/rpm) | 113[11.5]/12500 | |
燃料供給装置形式 | 電子式<電子制御燃料噴射装置(PGM-DSFI)> | |
使用燃料種類 | 無鉛プレミアムガソリン | |
始動方式 ★ | セルフ式 | |
点火装置形式 ★ | フルトランジスタ式バッテリー点火 | |
潤滑方式 ★ | 圧送飛沫併用式 | |
燃料タンク容量 (L) | 16 | |
クラッチ形式 ★ | 湿式多板コイルスプリング式 | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1 速 | 2.615 |
2 速 | 2.058 | |
3 速 | 1.7 | |
4 速 | 1.478 | |
5 速 | 1.333 | |
6 速 | 1.214 | |
減速比 (1次★/2次) | 1.630/2.687 | |
キャスター角(度)★/トレール量(mm)★ | 24°00´/102 | |
タイヤ | 前 | 120/70ZR17M/C(58W) |
後 | 200/55ZR17M/C(78W) | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ダブルディスク |
後 | 油圧式ディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 (倒立サス/NPX Smart EC) |
後 | スイングアーム式 (プロリンク/TTX36 Smart EC) |
|
フレーム形式 | ダイヤモンド |
■道路運送車両法による型式指定申請書数値(★の項目はHonda公表諸元)
■製造事業者/本田技研工業株式会社
※2) 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値である。使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なる。
※3) 定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率である。
※4) WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値である。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類される。
リリース提供元:株式会社ホンダモーターサイクルジャパン