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バイク初心者が知っておきたい3つの真実:失敗しないためのポイント

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

MotoMeganeをご覧の皆様、こんにちは!マッスルバイクちゃんねるのゆっちです!

教習指導員・ライディングスクールインストラクターとしての経験を基に、バイクを安全に楽しむための情報を発信していきます。

今回のお題は「バイク初心者が知っておきたい3つの真実:失敗しないためのポイント」というテーマでお話していきます。

バイク初心者がバイクについて勘違いしていることが多いというのは当然なので決して悪いことではありません。

しかし勘違いしたままでは中々上達しなかったり、事故に遭うリスクが高くなることもあります。

なので今回は指導員としての経験を基に、バイク初心者が勘違いしがちなことについて解説していきたいと思います。

目次

①ニーグリップ

1つ目はニーグリップです。

ニーグリップとは名前の通り、Knee(ニー) 膝でタンクを挟むことを指します。

このニーグリップができていないと体とバイクの一体感がなくなるので、走行時の安定感というのが著しく低下してしまいます。

なので教習所では耳にたこができるほど「ニーグリップをしてください!膝でタンクをしっかり挟んで!」と指導されたかと思いますが、実は”膝でタンクを挟む”という行為自体はそこまで重要ではありません。

「重要って言ったり重要じゃないって言ったりどっちやねん!」って感じだと思いますが、体とバイクの一体感を体とバイクの動きを邪魔することなく高められるのであれば、膝やタンクにこだわる必要はないということです。

要は下半身でバイクをホールドできるのであれば、太ももでも膝でもふくらはぎでもくるぶしでも何でも良いんですよね。

では何故多くの指導する立場にある人達はニーグリップにこだわるのかと言うと、バイクに乗る上での体の使い方が身に付いていない人に、下半身でのホールドを意識させるにはニーグリップが1番手っ取り早いからです。

実際にやっていただくと分かりやすいかと思いますが、太ももで何かを挟んでいる状態で膝から下を動かすのは容易ですが、ふくらはぎやくるぶしで何かを挟んでいる状態でギアチェンジの動作をしようとすると、少し足が動きにくくなる人が多いのではないでしょうか。

ギアチェンジなどの運転操作に慣れている人であれば臨機応変に対応することができるので、多少足が動きにくくなっても問題はないのですが、ギアチェンジや足つき、後輪ブレーキの操作に慣れていない初心者からするとかなりの負担になると思います。

なので膝でタンクを挟むニーグリップが主流となってはいるのですが、先ほどもお話した通り、下半身で体とバイクの一体感を高められるのであれば何でも良いので、膝にこだわる必要はないというのは覚えておいてください。

むしろシチュエーションによっては膝にこだわりすぎると体の動きを邪魔してしまうこともあるので、膝でのニーグリップしか知らなかったという人は、ふくらはぎやくるぶしで車体を挟んで一体感を高めるというのも試してみてください。

②ギアの選択

2つ目はギアの選択です。

僕のYouTubeチャンネルの動画のコメントや生放送で

こういうシチュエーションでは何速で走れば良いですか?

といったような、ギアについての質問をいただくことがかなり多いのですが、この質問をしている時点でギアについて大きな勘違いをしている可能性が高いです。

教習所の試験課題であるスラロームやクランクのような、シチュエーションに大きな差がないような場合は何速にしましょうという明確なアドバイスはできます。

しかし公道のカーブを例に出すと

下りなのか登りなのか
どれくらいの速度で走っているのか
どのようなバイクに乗っているのか
その人の技量
周りの状況など

によって適切なギアというのは変わってくるので、一概に何速が良いですというアドバイスはできません。

なので公道ではシチュエーション毎に適切なギアを自分で見つける必要があります。

とは言っても教習所を卒業したての人からすると

いやその適切なギアの探し方が分からんから質問しとるんやろがい!

って感じだと思うので1つアドバイスをしておくと、バイクが自分の意図しない動きをするようなギアは適切ではないです。

例えば下り坂でギアが高すぎると減速したいのにエンジンブレーキが利かずにバイクが加速したり、登り坂でギアが高すぎると加速したいのにパワーが足りなかったりと、ギアが適切でないとバイクが自分の意図しない動きをしたり余計な操作が増えてしまいます。

と聞くとあくまでも快適に走行できないだけであまり問題にはならないように思えますが、ギアが適切じゃないことによって起こる事故というのも少なからず存在するので、シチュエーション毎の適切なギアというのはかなり重要なポイントになります。

少し抽象的な表現になってしまいますが、ギアが何速に入っているかという数字を考えるのではなく、バイクが自分の思ったような動きをしているかということを考えて運転すれば、自然と適切なギアというのが見つけられるのではないかと思います。

③高度な技術は必要ない

3つ目は高度な技術は必要ないです。

よく公道ではプロライダーであろうが事故るときは事故るから高度な技術は必要ないという意見を見かけますが、これは半分正解で半分間違いだと思います。

確かに日頃からサーキットやジムカーナのような競技を行っている、所謂(いわゆる)バイクの運転が上手い人でも防げない事故というのもたくさんあります。

そういった事故の事例だけを見ると、高度な技術は意味がなく危険予測が全てと思ってしまうのも分からないこともないですが、練習していたからこそ、技術があったからこそ防げる事故というのもたくさんあります。

これは僕が事故りかけたときの話ですが、一時停止を無視して側道から飛び出してきたトラックの横っ面に突っ込みそうになったことがありました。

正直そのときは
いやこれは停まれへんお母さんお父さん今までありがとう!
と思ったのですが、タイヤがロックする寸前のフルブレーキでギリギリ事故を防ぐことができたという経験をしたことがあります。

このときタイヤをロックさせることなくフルブレーキをかける技術がなければ、停止できずにトラックに突っ込んでいたか横滑りを起こしてどこかに吹っ飛んでいた可能性もあります。

危険予測ができるような状況であればフルブレーキをかける技術がなくても事故を未然に防ぐことはできますが、残念ながら公道では危険予測をしていても防げない事故というのも存在します。

そのような事故に遭遇した場合に、高度な技術を持っている人とそうでない人ではどちらが事故を防げる確率が高いかのかと言うと、当然高度な技術を持っている人の方が対応できる幅が広いので答えは明白ですよね。

そして技術があるからこそ余裕を持って危険予測ができるというのもまた事実なので、もちろん危険予測も大切ですが技術向上のための練習というのも蔑ろにしないようにしましょう。

まとめ

以上が「初心者の9割が勘違いしていること3選」でした。

初心者さんが勘違いしやすいことについては他にもたくさんあるのですが、これら3つのポイントは特に勘違いしている方が多い傾向にあるので厳選して紹介させていただきました。

特に最後の高度な技術についてはバイクを安全かつ快適に楽しむためには1番勘違いしてはいけないポイントだと思うので、少しずつでも良いので日頃から練習という意識を持って運転するようにしましょう。

ただ公道で安全に練習できる技術の幅というのはかなり限られているので、できるのであればライディングスクールに参加することを強くおすすめします。

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マッスルバイクファームは公道を安全に走行するための知識と技術を悠々と楽しみながら身に付けるための練習施設です。

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またレンタルバイクや飲食物の提供、冷暖房完備のトイレや休憩所など、マッスルバイクファームは単なる練習施設ではなく、ライダーズカフェや道の駅のようなライダーが集まる場として運営しているのでぜひお気軽にお越しください。

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この記事では、動画マッスルバイクちゃんねるチャンネル協力のもと、モトメガネ編集部で記事を再編集。ジャンル&排気量を問わず、さまざまなバイク情報を取り上げています。

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