LS2 HELMETS JAPAN ファンミーティング&JAPAN FIT MODEL発表 2024年10月26日開催
スペインのバルセロナに本社を構えるLS2 HELMETSは、世界中のライダーに高品質でスタイリッシュなヘルメットを提供するグローバルブランドだ。年間約250万個のヘルメットを生産し、その製品は世界100カ国以上で販売されている。
その信頼性と洗練されたデザインで日本人ユーザーは多いが、しかし、これまで日本国内ではマイナーなヘルメットとしての位置付けだった。その大きな理由が日本人の頭ではなく、外国人の頭に合わせた形状だったからだ。そこで、LS2 HELMETS JAPANは、日本のライダーのニーズに応える形状の「ジャパンフィット」モデルを制作。
バイカーズパラダイス南箱根で初開催されたファンミーティングで3モデルを一般に初披露。待望のヘルメットの誕生に、既存のLS2ユーザーのほか、LS2に興味のあるライダーが集まった。
また、このイベントの司会はLS2 HELMETS JAPANのアンバサダーであるIchicoさんが担当。さらにバイク系YouTubeチャンネルを運営し、LS2 HELMETSを愛用するアポロジックさんがトークショーを開催。ファンとの交流や限定グッズ販売などで盛り上がった。
人気ユーチューバーのトークショーに会場が沸く
自身のYouTubeチャンネルで LS2 HELMETSの愛用者であることを公言しているアポロジックの「さーさ」さんと「ゆーいち」さん。YouTube動画やツーリングでの裏話で会場を盛り上げた。
さーささんは最初はLS2 HELMETSのカッコよさに惹かれたそうだが、さらにスタッフと親しくなって「こんなに親身になってサポートしてくれる担当者が販売するヘルメットだから、ずっと愛用していく」と宣言。発表されたばかりのジャパンフィットモデルを試着して、既存のヘルメットから劇的に進化したかぶり心地に太鼓判を押していた。
発表されたばかりのヘルメットの試着会も盛況
当日会場で発表されたジャパンフィットモデルはシステムヘルメットの「ADVANT-X F」、インナーバイザー付きの「STREAMⅡ」、コンパクトで軽量なフルフェイスの「RAPIDⅡ」。既存モデルのオーナーは、サイズがちょっと合わなかったので大きめを選んでいたが、ジャパンフィットならワンサイズ小さくしてもかぶり心地が良い、と好評だった。
既存のモデルを使用している40代の既存モデルユーザーはシステムヘルメットの「ADVANT-X F」を試着して、「180度チンバー部が開くのがいいですね。開いた状態でも閉じた状態でも重量バランスが良くて、ヘルメットが軽く感じます。デザインがカッコいいのでLS2を購入しましたが、ジャパンフィットなら長い時間かぶり続ける長距離ツーリングでも快適だと思います」とコメントしてくれた。
日本製有名メーカーのヘルメットを使用している30代の男性は、「RAPIDⅡ」を試着して「フィット感が今かぶっている日本製メーカーと変わらないくらいいいです。それにとっても軽い。日本製のヘルメットもいいので、LS2を購入して使い分けたい」と語ってくれた。
新たなジャパンフィットの全貌を解説
ジャパンフィットモデルの開発プロジェクトは、2023年の東京モーターサイクルショーから始まった。ショーには世界各国のLS2の責任者が集まったが、日本メーカーのヘルメットの仕上がりを実感。LS2にも日本専用仕様の必要性を認識した。
そこで日本のスタッフは工場のある中国へ飛び、現地の制作者と交渉し、日本仕様専用の製造ラインを設置。もともと工場の技術力の高さには定評があったので、プロジェクトがスタートしてからジャパンフィットモデルの開発まではとんとん拍子に進んだ。
第1弾として日本に送られてきたのは軽量なフルフェイスの「RAPIDⅡ」、システムヘルメットの「ADVANT-X F」、インナーバイザー付きの「STREAMⅡ」の3モデル。2024年11月中旬から順次店頭に出荷される予定だ。
新作発表後のイベントで会場は熱気に包まれた
イベント開始前からオリジナルグッズ販売に長蛇の列
ファンミーティングの次回の開催を約束
会場となったのはバイカーズパラダイス南箱根
会場となったのは箱根のライダーの聖地のひとつになっているバイカーズパラダイス南箱根。イベント当日は特設ステージやブースを設置して、トークショーやオリジナルグッズの販売、新作ヘルメットの試着会を開催した。
LS2ヘルメットの詳細については公式HPまで。