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新シリーズの MM93 COLLECTION
ロードレース世界選手権の最高峰となるMotoGPクラスにホンダファクトリーチームから参戦している、SHOEI(ショーエイ)契約ライダーのマルク・マルケス選手。2020~2022年はケガに悩まされたものの、2013年の参戦初年度からこれまで6度のMotoGPクラスチャンピオンに輝いているこのマルケス選手のマーチャンダイズ・コレクションとなる「MM93」と、まだロードレース世界選手権の125ccクラスに参戦していた2010年からマルケス選手のレース活動をサポートしてきたSHOEIのコラボレーションによる2タイプの新作ヘルメットが、新シリーズの「MM93 COLLECTION」として2023年2月に発売予定だ!
今回発売されるのは、軽量コンパクトで優れた快適性能を誇るピュアスポーツフルフェイスのZ-8に専用グラフィックを配した「Z-8 MM93 COLLECTION RUSH」と、機能性や快適性を進化させたインナーサンバイザー付きプレミアムツーリングフルフェイスのGT-Air Ⅱをマルケス選手ならではのグラフィックモデルに仕立てた「GT-Air Ⅱ MM93 COLLECTION ROAD」。いずれも2023年2月に発売予定で、このうちGT-Air Ⅱは同年4月までの受注期間限定モデルとなっている。
ゼッケンが配された Z-8 MM93 COLLECTION RUSH
SHOEIのZ-8は、軽さとコンパクトなフォルムをコンセプトとしたZシリーズの最新作。開閉時の歪みを低減するセンターロック式の新たなシールドシステム、下端にボリュームを持たせた新設計チークパッドなどでよりフィット感を高めたフル着脱式内装などで、さらなる快適性能の向上を実現している。
「Z-8 MM93 COLLECTION RUSH」は、このZ-8をベースにマット系のブラックとシルバーを基調としたグラフィックを配して、両サイドにマルク・マルケス選手が愛用するゼッケンナンバーの「93」、後頭部にはコラボレーションモデルであることを示す「mm93」および「MARC MARQUEZ COLLECTION」のロゴがあしらわれている。
サイズはXS(53㎝)、S(55㎝)、M(57㎝)、L(59㎝)、XL(61㎝)、XXL(63㎝)まで6タイプ。このうちS、M、L、XLは独立した帽体を採用しており、これも軽量コンパクトなフォルムや適正なフィット性の実現に貢献している。もちろん、SHOEIが展開する専用パッドを用いたサイズ調整サービスの「SHOEI Personal Fitting System(P.F.S.)」にも対応している。
秘かに「93」を配した GT-Air Ⅱ MM93 COLLECTION ROAD
SHOEIのGT-Air Ⅱは、精悍なフォルムに機能性を盛り込んだプレミアムツーリングフルフェイス。最大の特徴は、帽体左側に配されたレバーの上下操作により素早く開閉できるインナーサンバイザーの装備で、これによりトンネル進入時などの急な視界状況変化にも即座に対応でき、スモークシールドの恩恵を受けつつも夜間走行を含むツーリングでシールドを取り換える必要がない。また、GT-Air Ⅱは、いわゆるインカムである専用設計コミュニケーションシステムのSENA製「SRL2」の取り付け機構を装備。チンストラップには、厚手のグローブを装着したままでも操作可能なSHOEI独自のマイクロラチェットシステムを採用している。
「GT-Air Ⅱ MM93 COLLECTION ROAD」は、このGT-Air Ⅱをベースにシルバーとブラックを基調としたカラーリングを与え、オレンジに近いレッドなどをアクセントに取り入れている。マルク・マルケス選手モデルであることを大きく主張しているわけではないが、よく見るとサイドグラフィックに「93」が隠されている。また後頭部には、こちらの製品にもコラボレーションモデルであることを示す「mm93」および「MARC MARQUEZ COLLECTION」のロゴが配されている。
サイズはS(55㎝)、M(57㎝)、L(59㎝)、XL(61㎝)、XXL(63㎝)までタイプ。もちろんこちらも、SHOEIが展開する専用パッドを用いたサイズ調整サービスの「SHOEI Personal Fitting System(P.F.S.)」に対応している。
ツーリング好きやレトロファンとも距離を縮める
2023年から展開されるSHOEI新シリーズの「MM93 COLLECTION」は、基本となるデザインをスペインの“レーシングスタイルメーカー”で、マルケス選手をはじめとする有名ライダーのヘルメットやレザースーツなどのデザインを手がけている「DAVE DESIGNS」が担当。もちろん、マルケス選手の細かい要望も取り入れながら描かれ、SHOEIサイドのデザイナーとも綿密な調整が施されながら製品化されている。長年にわたり良好な関係を気づいてきたSHOEIとマルケス選手にとって、そのコネクションをさらに強固なものにする新たな試みであり、「今後も他の製品で同様のMM93 COLLECTIONを展開する予定」という。
2022年11月下旬に来日して、日本国内でSHOEIが開催したスペシャルイベントに登場したマルク・マルケス選手は、今回のヘルメットに関して以下のようにコメントしている。
「これまで多くのSHOEIヘルメットをレースで被ってきて、その一部はレプリカグラフィックモデルとして市販製品化されました。しかしながら今回新たに展開するMM93 COLLECTIONは、レースシーンとは切り離して、ゆったりツーリングを楽しんでいるライダーや人気のレトロ系バイクに乗るユーザーなど、より幅広いバイクのジャンルにマッチするようデザインしています。これにより、もっと多くのライダーと関係性を築けるであろうことに、とてもワクワクしています。自分にとってもこれはとても大事なプロジェクトなのですが、多くのライダーがMM93 COLLECTIONのデザインを気に入って、ライディングを楽しんでくれたらうれしいです」