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高品質ながらリーズナブルなカスタムパーツを揃える<SPEEDRA>
<SPEEDRA(スピードラ)>というカスタムパーツブランドを聞いたことがある人はまだ少ないかもしれない。しかし<SSK>と聞くとピンとくる人もいるのではないだろうか。ドライカーボン製の外装パーツやアルミ削り出しのカラフルなビレットパーツなどを多くリリースしているブランドだ。そのSSKが新たに立ち上げたブランドが<SPEEDRA>である。
仕上げのクオリティの高さと取り付け精度の高さ、購入しやすい価格などはそのまま受け継ぎ、数々のバリエーションや新製品を続々と生み出している。
ドライカーボンとウェットカーボンの違いとは?
カーボンには大きく分けて、ウェットカーボンとドライカーボンの二種類あるのをご存知だろうか。
どちらもカーボンではあるが、強度や重量は大きく異なるのだ。
ウェットカーボン
製法:自然硬化する樹脂で成形しつつ補強材としてカーボン繊維を使う。
特徴:強度、重量といった機能的な部分はFRPと変わらない。安価に美しいカーボンの織り目を楽しめる。
ドライカーボン
製法:カーボン繊維で成形しつつ繊維がバラバラにならないように熱硬化型の樹脂で焼き固めて作る。
特徴:圧力釜で加熱するための設備が必要であり、焼き上げるのにも時間を要する。そのため高価ではあるが、軽量で高い強度をもった製品が作れる。
同じカーボンでも性能は大きく異なることがわかるだろう。強度、重量といった性能はドライカーボンが圧倒的に高く、ドレスアップとしてはもちろん、機能パーツとしても非常に有効だ。ネックとなるのは価格の高さぐらい……。
その素材としての高い性能をもっているドライカーボンを使い、リーズナブルな価格で商品をラインナップしているのが『SPEEDRA』なのだ。
今回はヤマハ・MT-09(21~)を例にして、高品質な<SPEEDRA>のカスタムパーツを紹介していこう。
ドライカーボンパーツ
航空機などにも使われているプリプレグ(炭素繊維に樹脂を含浸させたシート状のもの)を使用し、バキュームパッキング処理。その後、オートクレーブで焼き上げるドライカーボン製法を採用。カーボンの持つ軽さと強度を最大限に引き出した製品。
エンジン周辺パーツ
金属部分は高強度アルミニウム合金素材(A6061-T6)削り出しでアルマイト仕上げ。樹脂部は摩擦係数の少ないPOM(ポリオキシメチレン)を採用。一部が破損した場合、そこだけ交換できるようにスペアパーツが用意してあるパーツもある。
足まわり周辺パーツ
金属部分は高強度アルミニウム合金素材(A6061-T6)削り出しでアルマイト仕上げ。樹脂部は摩擦係数の少ないPOM(ポリオキシメチレン)を採用。一部が破損した場合、そこだけ交換できるようにスペアパーツが用意してあるパーツもある。
ボディパーツ
スタイリッシュで役に立つ機能パーツから、クオリティを高めるドレスアップパーツまで数多くラインナップ。オリジナリティを求めるユーザーが興味を持ちそうな、バラエティに富んだカスタムパーツを取り揃えている。
操作系パーツ
SPEEDRAが得意とするハンドルまわりやステップ周辺のパーツを紹介。カラーバリエーションが豊富なのでボディカラーや他のパーツとのカラーコーディネートを楽しむこともできる。
今回はMT-09用のパーツを紹介したが、SPEEDRAでは数多くの国内外モデルに対応するカスタムパーツを発売している。
パーツは量販店で購入できるほか、いろいろなイベントにもデモ車とともに出展していることもあり、その場で購入できることも。
愛車を自分だけの特別なマシンにするためにもSPEEDRAのWEBサイトを参考にしてもらいたい。
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