少し前まで真夏もデニムを履いていたが、近年高機能素材が続々登場。
通気性の良さや接触冷感性能を備えた素材を使った製品がリリースされている。
ライダーなら熱い時期のライディングが修行レベルなのはご存じのはずだ。
ぜひとも高機能素材を採用した衣服を積極的に取り入れていきたいところだが、高額だと試しにくい。
だが安心してほしい、ワークマンなら高機能素材を採用した安価な製品を試すことができるのだ。
今回の記事ではライダーに試してもらいたいパンツを4着チョイスしたので紹介したい。
4D冷感アイスパンツ
定番のデニムの他に使いやすいベージュ、個性的なヒッコリーなど幅広く7色展開されているのが4D冷感アイスパンツだ。
比較的タイトなシルエットだがS~4Lまで幅広くラインナップしているのでピッタリのサイズも見つかるはず。
生地には石を粉状にしたものが入っており、肌が触れた時にヒヤッとする接触冷感機能が備わっている。
バイクで使う際には立体裁断と抜群の縦横ストレッチによって動きを妨げることがない。
右腿のカーゴポケットは3Dムービングポケットが採用されている。パンツと同じストレッチ素材を採用しているので、500MLのペットボトルもスッポリ納めることができる。
またボタンでフラップを固定してポケット内に入れたものを飛び出さないようにすることも。
走行中に飛び出して困るもの、例えば携帯電話などはカーゴポケットに入れておくと良さそうだ。
後ろの腰部分にはDリングがついているので、カラビナなどをかけておくことができる。
超通気4DイージーSTRETCHデニムパンツ
デニムと思えないほど生地が薄く、柔らかく、そしてストレッチするのが超通気4DイージーSTRETCHデニムパンツだ。
夏場にデニムは蒸れるイメージがあるが、超通気4DイージーSTRECTCHデニムパンツはとにかく通気性がスゴイ。バイクで少し走行してみると、メッシュパンツのように風が抜けるのだ。
ウエストの後ろ半分がゴムになっているので、ベルトループはついているものの、ピッタリのサイズを選べばベルトの必要はなさそう。
ただ惜しむべくはMサイズからしかないので、個人的にはSサイズからご用意頂きたかったところだ。
ストレッチ性は驚異の140%で細身シルエットながら、歩き回る際やバイクの操作でストレスを感じることは一切ない。
左右前腿にはスマホ収納用ポケットが用意されており、特に右側はファスナー付きで運転中も落下の心配がないのがありがたい。
超通気4DイージーSTRECTCHデニムパンツも後ろの腰部分にDリングが配されている。また撥水加工が施されているので、小雨ぐらいであれば弾くのもありがたい。
いかにもなメッシュパンツはちょっと・・・という方にこそお勧めしたい。
PROCORE CODURA サマーデニムテーパードパンツ
プロの職人向けモデルがPROCOREシリーズ。筆者は登場当時からライダー向けにお勧めしている。
現場で働く職人の衣服には快適性はもちろんだが強度が求められる
PROCOREシリーズは強度に優れている製品が多く、2022春夏製品ではNZ102テーパードパンツには引き裂き強度に優れたCODURAが採用されている。
夏用パンツは涼しくするために生地を薄くせざる得ないが、CODURAを採用することで生地強度を確保している。
また膝をついて作業をすることを想定しているため、補強が施されている。
バイクで万が一のことがあった場合に肩や膝といった関節部分は擦り傷や打撲を負うことが多いため、少しでも強度が増しているのはありがたい。
NZ102テーパードパンツもストレッチするが、強度を優先しているからか前述の2着ほどではない。だが歩行やバイクの運転を妨げることはなく動きやすいので安心してほしい。
ポケットが多いのも特徴だが、特に左前腿部分のファスナー付きはスマホを入れておくのに最適。バイクの運転中も安心して使える。
右前腿部分のポケットはフラップ付きで、こちらも走行中に使用することができる。
INAREMアーバンシェルパンツ
近年ワークマンがレインウエア用に開発した高機能素材がINAREMだ。
イナレムは逆に読むとムレナイとなり「蒸れない」素材なのだ。
数値でいえば耐水圧は20000mm、透湿度は25000g/m2/24hとなり、おそらく世界で一番有名な防水透湿フィルム、ゴアテックスの数値に限りなく近い。
それでいてお値段は今回紹介するパンツの中で一番安い2500円(税込み)というのだから驚きだ。
レインウエアというと重ね履きするものだが、こちらは優れた透湿性を生かして直履きで町映えするパンツに仕上がっている。
見ためはアウトドアメーカーの登山用パンツといった感じでイージーベルトがついているので、別途ベルトを用意する必要がない。
シルエットは重ね履きもできるようにゆったりしており、他のパンツの上から着用することも可能だった。
前後4か所のポケットはいずれも止水ファスナーが採用されており、雨天時の浸水や走行中の荷物の落下を防げるのもありがたい。
なかなか使い勝手良いのだが、一点問題があるとすれば丈が少々短いことだ。
短足の筆者がMサイズを履いても膝を曲げると足首が見えてしまう。ミドル丈の防水ブーツと組み合わせが良いだろう。
動画でも御紹介しています
カラーによっては発売前のものも
今回紹介した製品はすでに店舗に並んでいる製品となるが、カラーによっては発売前の製品もある。
詳しくはワークマンのホームページに掲載されているのでチェックしてほしい。