メンテナンスは愛車を調子良い状態に保つためには必要な作業。これを怠ると肝心な時に動かなかったり、最悪の場合は事故につながることもある。人間の健康診断と同じで定期的に行う必要があるのだ。
そんな愛車のメンテナンスだが、基本的なチェックや交換はさほど難しいものではない。メカに疎い人や、バイク初心者でも出来るレベル。もちろんメンテナンスの内容によっては、整備士免許が必要な箇所もあるので、そういう部分はプロに任せるべきだろう。
今回は、あまりバイクに詳しくない初心者でも簡単に出来るバッテリー、スパークプラグ、灯火類の点検と交換のメニューを実施してみた。これらを行うには交換用のアイテムや工具などを揃えることが必要となるが、愛車を大切に乗り続けるには必要な出費ということで、ケチらずに揃えるようにしたい。
これから冬になり寒くなれば乗る機会も少なくなると思うが、そんな時期こそメンテをやるチャンス。晴れて暖かい日にチャレンジしてみよう。
バッテリー編
バッテリーは乗らなくても劣化する定期的なチェック&交換が必要だ
冬の寒い時期に特に弱ってしまうのがバッテリーだ。冬の間に乗らず、いざエンジンをかける時にうんともすんとも言わない・・という経験をした方もいるはず。長期間乗らないと分かっている場合はバッテリーを外しておくのも手段の一つ。これで多少の劣化を防ぐことはできる。チェックや交換は基本的に誰でもできるほど難しくはないので、ぜひやってみよう。
バッテリーチェック&交換に使用する工具
チェック&交換の手順
スパークプラグ編
スパークプラグは5000㎞程度を目安に交換しよう
プラグの清掃・交換は、バイクのメンテナンスのなかでも基本的な作業の一つ。プラグの劣化が進むとエンジンのパフォーマンスが低下するだけでなく、エンジンにダメージを与えてしまう可能性もある。プラグメーカーは、プラグ交換の目安として「走行距離:3,000km~5,000km」を推奨している。距離を見て劣化していれば交換しよう。
スパークプラグのチェック&交換に必要な工具
チェック&交換の手順(使用車両:スズキ GSR750)
灯火類
気づきにくい灯火類は乗る前にチェックしておこう
バイクのヘッドライトやテールライト、ウインカーなどは乗るまでは気づきにくいもの。走り出してからでは遅いので、その前にチェックするようにしたい。切れている場合は交換になるが、今時のバイクは車種によって交換パーツは様々。マニュアルなどを見て自分のバイクに合うものを入手するようにしよう。
ヘッドライト&テールライトのチェック
ヘッドライトはイグニッションをオンにしてチェック。テールライトは写真のように手をかざしてチェックする方法もある。
ウインカーも切れていたら交換しよう
ウインカーはバルブだと当然いつかは切れる。切れていたら交換しよう。LEDの場合は専用品の可能性があるので注意。