【Brand PR】
愛知県に本社を構える「godblinc(ゴッドブリンク)」は、「すべてはオートバイ乗りのために」をモットーに、オンロードからオフロードまで高いデザイン性と機能性を兼ね備えるコストパフォーマンスに優れたオリジナルヘルメットを生み出している新進気鋭のヘルメットメーカー。
今回ゴッドブリンク代表・泉地さんとともに林道ツーリングを楽しみながら、同社の主軸ブランドであるZEALOT(ジーロット)のオフロードヘルメット「MadJumper2(マッドジャンパー2)」についていろいろお話を聞けたのでご紹介しよう!!
Photo:Taka Masui
ZEALOT MadJumper 2(マッドジャンパー2)
ジーロットの本格派オフロードヘルメット「マッドジャンパー2」。
PSC規格/SG規格取得と安全基準をクリアし公道走行可能で保証があるだけではなく、レース使用時などに必要となるMFJ規格も取得している。
すでにレースやコース走行を楽しむガチオフロードライダーに広く認められているオフロードヘルメットとしての性能だが、ライダーの要望に応えた新機能や改良点により林道ツーリングを楽しむオフロードライダーにも大好評!! オフ初心者からベテラン勢まで幅広く対応してくれるモデルだ。
帽体タイプは、帽体にFRPを採用した単色(ソリッド)モデル/グラフィックモデルに加え、ゴッドブリンクが得意とするカーボン+FRPのハイブリッド製法を採用した軽くすぐれた剛性を持つカーボンハイブリッドモデルから選べる。
MadJumper2 SOLID model
MadJumper2 GRAPHIC model
MadJumper2 CARBON HYBRID STD GRAPHIC/STD model
◎価格:ソリッドモデル 2万3980円(税込)/グラフィックモデル 2万6180円(税込)/カーボンハイブリッドSTD 3万8280円(税込)/カーボンハイブリッドSTDグラフィックモデル 4万480円(税込)
●サイズ:S(55-56cm)/M(57-58cm)/L(59-60cm)/XL(61-62cm)/XXL(63-64cm)
●カラー:ソリッドモデル2色(WHITE、MATT BLACK)/グラフィックモデル5色(GRAPHIC ORANGE/BLUE、BLACK/GRAY、YELLOW/BLK-GREEN、BLUE/YELLOW、PINK/BLACK)/カーボンハイブリッドSTD/カーボンハイブリッドSTDグラフィックモデル(GREEN、BLUE、RED、YELLOW、ORANGE、GRAY METALLIC)
●重量:FRPモデルスモール帽体 1250g前後/ラージ帽体1300g前後、カーボンモデルスモール帽体1100g前後/ラージ帽体1150g前後
●規格:SG/PSC規格/MFJ公認
オプション/リペアパーツも豊富にラインナップ
どの製品もリペアやオプションパーツが豊富なゴッドブリンク。もちろんマッドジャンパー2用パーツもかなり充実したラインナップになっているのだ。
センターパッドとチークパッドはリペアのほかにオプションとして、実際のサイズよりももう少し小さくしたい人やもう少し余裕を出したい人向けに内装のサイズ調整が可能なSプラス/Lマイナス/XLプラス/XXLマイナスが用意されている。
またバイザーはすべてのカラーバリエーションに対応しているので、転倒などによるバイザーの破損にもすぐに対応できて安心なのだ。
◎価格:センターパッド 3300円/チークパッド 1650円/バイザー 2750円/ベルトサポート 1375円/ノーズプロテクター 880円/バイザースクリューセット 1650円/ノーズカバー 2750円
オフヘルあるあるの苦行がない!? 神バイザー
オフロードヘルメットをかぶって初めて高速道路を走った時、誰しもが経験するであろう「首もげますけどコレ」現象。
初めてかぶるのがオフロードヘルメットならまだしもオンロード用のフルフェイスやジェッペルなどに慣れていた人だったら、オフ車のライディングフォームもあいまって前方からもろに受ける風によるヘルメットの仰け反り挙動に不安感を持ちバイザーをむしりたくなるだろう。
完全に空気抵抗発生器でしかない形状に見える大きなバイザーだが、枝が当たったり前走車が巻き上げた泥や砂などが顔に当たって視界をふさいでしまうことを防ぐために装着されているオフヘルたる所以の大事なパーツのひとつ。
慣れれば無意識に首の筋肉がいつでも風こいやースタンバイ状態になり、アゴを引いて空気抵抗を少しでも弱めれば大丈夫なのだが、どちらにせよ首に負担がかかるので疲労は地味に大きく溜まっていく。さらに首がスタンバッててもトンネル出口の突風で頭が一気に持ってかれてのけ反ったりして目線が大きくブレることもある、まさにオフヘルあるあるなのだ。
空気抵抗を極限まで軽減したバイザー形状
個人的にマッドジャンパー2で一番スゴいと思ったポイントが「バイザー」。本気で一瞬オフヘルを被っていることを忘れそうになるほど前方から受ける空気抵抗がほぼないのだ。
それを可能にしたのがテスト走行を繰り返し何度も改良を重ねてできあがった形状で、オフロード走行において重要となるバイザーの長さを犠牲にすることなく走行風が抜けやすい形状に仕上がっている。
モタードレーサーの方から「ジャンプをした時にバイザーに空気抵抗がかかるけど、着地でブワっとめくれることなく目線を変えずに着地することができた。いい形状をしているね!!」のお言葉をいただけたそう。やはり神バイザー!!
バイザー角度の調整もワンアクションで楽ちん
バイザーの角度はどこが正しいということはなく好みの角度でOKなのだが、高速走行時は下げて空気抵抗をさらに減らし、林道に入ったら上げるのもひとつの手。レースやコース走行では路面がヌタヌタドロドロの場合など泥除けのために下げることも。
マッドジャンパー2のバイザー角度調整はバイザー付け根の真ん中の1カ所で調整できる。簡単に回せて調整でき、ホールド力もしっかりしているのでとても楽ちん。
ちなみに角度調整可能でグラフィックがあるものは、ほぼバイザーを一番上げた状態に合わせてデザインされているのだ。
オフロードヘルメットにおいて最強クラスの軽さ
マッドジャンパー2の大きな強みのひとつである重量。カーボンハイブリッドモデルでは約1100〜1150gに収まるように設計されており、FRPモデルは約1250〜1300gに収まるように設計されている。
筆者がふだんかぶっているオフロードヘルメットは約1700g弱と考えると約450gほどの差だが、これを首が支えている……と考えるとその450g弱の恩恵はかなり大きい!!
実際手で持ってみてもその軽さは異常で、製品がおうちに届いた時は箱の中身が入っていないのでは? と一瞬焦ったほど。
この箱の中身が入っていないかと思った!! という声はけっこう多く聞くそう。でもほんとにそれくらいヘルメットが入っている重さと思えないのだ。
2タイプの帽体サイズで体格にもフィット
帽体はスモールシェルとラージシェルの2タイプが用意され、スモールシェルはS〜Lサイズまでの3サイズ、ラージシェルはXL〜XXLの2サイズで分けてある。
サイズの違いはひとまわりくらいの大きさ程度とはいえ、同じ帽体サイズではなくサイズごとで分けることによりラージサイズでは内装の厚みをスモールサイズ同様に持たせることができオプションのパッド類でサイズ調整の余裕まで残せている。
逆にスモールサイズは体格に見合った帽体サイズになるので帽体自体の大きさによる負担が軽減される。もちろんスモールサイズでもオプションのパッド類でサイズ調整が可能だ。
風通しが良すぎて口まわりの解放感に慄くほど
ライディング時の息苦しさを軽減し顔面への衝撃を緩和してくれる大きく張り出したアゴ部分は、オフロードヘルメットの大きな特徴。
この形状により、オンロード用フルフェイスとは比較にならないほど口周りの風通しがよくフリーダムなのが運動量の多いオフロード用のヘルメットならではなのだが、マッドジャンパー2はさらに一線を画する解放感を持つ。
初めてマッドジャンパー2をかぶって走った時は、あまりの口まわりのフリーダムさに不安になって走りながら何度もアゴや口まわりを確認した。
もちろんアゴまわりや頬はしっかりとパッドたちでホールドされているのだが、途中で風通しがよすぎるせいか!! と気づいた時、安心感とともにこんなにビュービューなことある!? とジワジワ驚きが湧き上がって再度アゴまわりを確認したほど……。
極寒時はどのみちゴーグルタイプのオフヘルメットは寒い!! ということでバラクラバや首あったかなど防寒アイテムを使うのでとくに問題なく、風通しがよくて呼吸が楽なのはメリットでしかない!!
さらに呼吸を楽にしたい人向けにライダーサポートも!!
かなり風通しのいいマウスカバーだが、競技をしているライダーにとってはそれでもまだ息苦しいという意見も。もちろんその声に応えるのがゴッドブリンク。
ライダーサポートとして、マウスカバーに装着しているスポンジを純正のものから目の荒いスポンジに交換することが可能なマウスカバーの加工サービスも用意されている。
加工&パーツ代込みでまさかの1500円!! メーカーにヘルメットを送れば加工してくれる。送料は自己負担で!!
オフヘルにスピーカーホール!? インカム使いにうれしい設計
仲間と林道ツーリングを楽しむのに「この支線行ってみよーぜ!!」「転けたー待って!!」など瞬時に状況を伝えてコンタクトを取れるインカムの存在は、山だったり何が起こるかわからない自然の中だからこそトラブル防止にもつながる重要なアイテムだ。
ただオフロードヘルメットにはパッドにかろうじてスピーカーを入れられる凹みが設けられているものもあるものの、耳への圧迫感やスピーカー位置のズレなどに悩むことも。
が!! なんとマッドジャンパー2には、帽体にインカム対応のスピーカーホールが設けられているのだ。ホールは約φ45の大きさなので、現在リリースされているインカムはほぼ取り付け可能なサイズ。
実際装着してみるとこれまでの耳にフタをされているような感覚は一切なく、思った以上に耳まわりが快適になった。
インカムをヘルメットに挟んで装着するワイヤークリップが取り付けやすい作りになっているので、ムリに差し込む罪悪感が皆無でうれしい!
このスピーカーホールは、レース以外で仲間と林道へ行く時にインカムを快適に装着したいといったライダーからの要望がかなり多かったそう。さすがの反映スピードと実現力!!
マイクはアームタイプがオススメ!!
林道ツーリング当日は普段使っているワイヤーマイクを装着していったが、取り付けたいアゴ部分の素材が接着に不向きだったため、ワイヤーマイクをテーピングで巻いてほっぺに挟んで使用していた。
どうしても接着したい場合はゴムや発泡スチロール用のボンドをワイヤーマイクの裏の接着面につけるか、低温のホットボンドを使用してもつけられるよ、と泉地さんに教えていただいた!! そしてアームマイクだと楽だよ、とも。
よくよく考えてみたら、毎回洗うタイミングで他のオフヘルにインカムを付け替えるのにワイヤーマイクを通すのも貼り付けるのも面倒だった。
帰宅後、今まで一度も使ってみたことがなかったアームマイクを引っ張り出して装着してみたら今までの付け替えが虚しくなるほど楽ちん。これはアームマイク一択だ!! ちょっとアームが宇宙服っぽくてカッコいい気もする。
メガネの上から装着できる大きめゴーグルにも対応
マッドジャンパー2では保護範囲の基準をしっかりとクリアした上で、顔の開口部は通常の規格よりも大きく設けられている。視認性が高いだけでなく、眼鏡の上から装着できる大きめのゴーグルにも対応している。
リブを使ったシェル形状自体に機能性と強度アップを両立!!
マッドジャンパー2はJIS規格のひとつであるR75規格(ヘルメットの形状は半径75mm以上の連続した凸曲面でなければならない)の規定の中で、なるべく多くのリブ(凹凸)を立てることでたわみにくくさせて帽体の強度を上げている。
ゴーグル装着時のメリットとして、ゴーグルのバンドがズレにくいように上下にリブを後ろまでしっかり立ててゴーグルバンドのラインを設けてある。
ゴーグルの位置を調整しやすく、レースや長時間のライディングでのゴーグルのズレを防止してくれるのだ。
首を守るネックパット装着時にヘルメットとパットが干渉しないように、相性を考慮して首元が立ち上がった形状にしてある。
汚れやすいオフヘルだからこそ簡単丸洗いはマスト
オフロード走行は全身運動と同じ。常に変化していく路面状況に合わせてマシンを操るまさにオフの楽しさ真骨頂なのだ。当然ながら自身の汗だけではなく砂埃や泥、転倒すれば当然汚れるしマシンを起こす際にかぶったままならさらに大量の汗が吹き出すだろう。
なので、オン走行とは比にならないほど内装も外装も汚れやすい。コース走行を楽しむ勢は走行後にマシンと一緒に内装を剥いた状態のヘルメットをバシャバシャと洗う人も多いそうだ。
内装を剥いてみた! マッドジャンパー2の内装は作りが非常にシンプルで、内装パズルも容易にできるわかりやすい作り。かつ布を剥く必要なくそのまま洗えてしまう一体型なので、お洗濯ネットに入れて洗濯機に投げ入れるだけ!
発泡ライナーの破損をひとめで判断できる工夫
内装を剥ぐと黒く着色した発泡ライナーが見える。この着色をすることで、転倒した際に発泡ライナーまで衝撃が加わった場合に亀裂などが白く表れるので、ひとめでダメージを判断することができるのだ。
大きな転倒をしていない場合でも、内装を洗うついでに発泡ライナーのダメージチェックもしておくと安心だ。
まとめ
筆者的にオフロードヘルメットはゴーグルタイプが最高にカッコいい!! と思っているので大満足なのだが、マッドジャンパー2の持つ性能をそのまま活かしたシールドタイプもあったらツーリング大好きオフ車乗りやアドベンチャー乗りが大興奮するのではないか、と。
そんなことをふんにゃり泉地さんに伝えたら、すでにシールドタイプの製作に入っていると!! もうモックは完成しているとっ!! 朗報ー朗報ー!!
そうはいいつつそこはゴッドブリンク。モックができてからが本当のスタート!! な勢いで試作と検証を重ねて真なる完成に向けて改良にじっくりと取り組むと思われる。完成を楽しみに待とう。
最後に。オフロードマシンとの蜜月ライフを始めるにはプロテクター類やグローブにブーツなど、オフロードを走るための装備が必要になり、懐が切なくなりがち。もちろん一番大切なのはオフロード用ヘルメット。
すでにオフを楽しんでいる人はもちろん、これからオフを始める人やこれからレースに出てみようという人にはお値段以上すぎる性能と安全性を持つマッドジャンパー2は本気でオススメだ。浮いた身銭でよりよい装備を手に入れて身体の安全性を高めてマシンをあじゃこじゃする余裕も持てるハズ!!