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ヘルメットメーカーgodblinc
創業から8年となる愛知県に本社を構える「godblinc(ゴッドブリンク)」は、「すべてはオートバイ乗りのために」をモットーにオンロードからオフロードまで高いデザイン性と機能性を兼ね備えるコストパフォーマンスに優れたオリジナルヘルメットを生み出しているヘルメットメーカー。
同社創設者であり代表の泉地さんは、AMAでエディローソンが使用していたBELLのM2ヘルメットに憧れ、前職ではシンプソンのバンディットシリーズやBELLヘルメット復刻など数多くのヘルメット製作にも携わっていた。もちろん自身もゴリゴリのライダーである!
そんな泉地さんを先頭に設計から改良までこだわり抜かれた製品たちは、作る自分たちも被りたい&バイク乗りってカッコいい! と思わせてくれるヘルメット像を完全に具現化したものばかり。
そして神対応とも言われるほどライダーの声を次ロットや新製品に反映させるスピード感は他の追随を許さず、かゆいところに手が届きまくっちゃう配慮が盛りだくさんとあれば、多くのライダーから支持を集めているのも頷けるのだ。
そこで今回、同社の主軸ブランドであるZEALOT(ジーロット)から昨年より登場したノスタルジックな雰囲気を持つフルフェイスヘルメット「Blade Runner(ブレードランナー)」を、女子ライダー目線でのチェックポイントも含めながらご紹介!
ZEALOT Blade Runner(ブレードランナー)
現行ヘルメットの持つ性能とノスタルジックなシェルデザインを高次元で融合させたオンロード用フルフェイスヘルメット。
往年の名車をオマージュした最新技術満載のネオクラシックバイクが数多くリリースする中、それらバイクや旧車カスタムなどに合わせたいヘリテイジテイスト溢れるヘルメットとして、デザインだけでなくライダーの命を守る重要なライディングギアとしての最新鋭の機能や強度もしっかり持たせているのが特徴だ。
Blade Runner SOLID model
Blade Runner GRAPHIC model
◎価格:ソリッドモデル3万4980円(税込)/グラフィックモデル3万7180円(税込)
●サイズ:XS(54cm)/S(55-56cm)/M(57-58cm)/L(59-60cm)/XL(61-62cm)/XXL(63-64cm)
●カラー:ソリッドモデル4色(METALLIC BLACK、WHITE、MATT BLACK、SILVER)/グラフィックモデル4色(EURO MATT RED、EURO MATT BLUE、EURO MATT YELLOW、EURO MATT GRAY)
●規格:SG/MFJ
●重量:約1450g
※クリアシールドが付属
※PINLOCKⓇは非対応
製作のきっかけは筑波サーキットで開催される旧車を中心としたレースイベント「テイスト・オブ・ツクバ(T.O.T)」の刀、そしてレーサー。レーシングスーツはレトロテイスト、マシンはガッツリ旧車(だけど中身は当時とは比べ物にならない高性能)、なのにヘルメットは当時のままでは完全に危ないので安全を考慮したレトロエッセンスが一切ない最新ヘルメットを着用……というシーンにアンバランスさを感じた泉地さん。そこで’70〜’90年代車や近年のネオクラシックバイクに似合うデザインに最新の性能を持つヘルメットを……とブレードランナーが生まれたそうだ。
オプションパーツのシールドも豊富にラインナップ
購入時に付属しているクリアシールドを含めれば、スモーク系やミラー系まで合わせてなんと8種類のシールドが用意されている。好みや使用状況に合わせて選べるのがうれしい。クリアシールドもリペアパーツとしてしっかりラインナップに入っているので安心だ。
ゴッドブリンクがオススメする曇り止めシート
シールドと内側のピンロックシートによる二重構造で外気と自分の呼気が触れ合わず曇りにくくできるPINLOCKⓇは非対応なものの、ブレードランナーのシールドにシンデレラフィットするオススメの曇り止めシートをゴッドブリンクが推奨してくれている。
FOGWIN
MAX A.P.R 汎用スタンダードMAX(F-12)
●株式会社ウィンズジャパン
さっそくFOGWINを装着してみたところ純正のごとくフィットしており、実際に曇り止め効果も抜群だった!(オプションのシルバーミラーシールドクリアベースに装着)
もちろんこの曇り止めも泉地さんが自らいろいろな製品を試してコレが一番合うし良い! となった製品だ。
女子ライダー目線でチェックしてみた!
ほぼどんなことでも年齢や性別など関係なく楽しめる世の中。そうは言っても、男性と女性には身長や筋肉量など体格差や体質の違いなどいろいろある。もちろん十人十色でいろんなパターンはあるだろうが、今回はいち女子ライダーとしての筆者の超個人的な目線でブレードランナーと向き合ってみた。(グラフィックユーロマットブルーSを着用/クリアシールドとシルバーミラーシールドライトスモークベースを付け替えて使用)
チェック1:被りやすさや肌への負担具合
敏感肌な筆者にとって、ヘルメット脱着時の内装と肌との摩擦度/装着時に内装が与える肌への刺激度/内装の清潔度と、この3点はけっこう重要な内装ポイント。この3点を中心に、ブレードランナーの内装をチェックしてみた。
ヘルメット脱着時の内装と肌との摩擦度
ふだん使用してるメーカーのヘルメットは、オンロード用もオフロード用もかなり強めにムギュっと頬をホールドする形状なので、脱着のたびに摩擦で頬をソリッと削られて肌が少し赤くなるほど。
ブレードランナーはパッと見でも開口部が大きく設けられており、普段と同じようにアゴ紐で開口部を広げて被ってみたところ肌になんのストレスもなくスルッと装着できた。もちろん装着時はしっかりとチークパッドがホールドしてくれた。
さりげなく心をくすぐったのがアゴ紐の当たりのやわらかさ。普段感じているアゴ紐が肌に触れた時にガサつく感じが一切なく、とにかく優しい! 素材といいベルト両端の処理といいありがたい。
この開口部も現在さらに改良が進められており、よりヘルメット内部の静粛性を高める工夫がなされているという。今もいいのにさらに良くなるとは……。
装着時に内装が与える肌への刺激度
おでこやこめかみ、頬やアゴ周りなどの装着時にずっと肌が直接触れ続ける部分は、内装によってその快適度はかなり変わる。とくに汗を吸い込んだ内装がじっとりと肌を刺激し続ける暑い夏などは、誰でも不快だろうし肌へのダメージも大きい……。
ブレードランナーの内装に手を触れてみると少しヒンヤリとした印象。そして被った瞬間から驚くほど優しい肌触りに驚かされた! これは試作段階でも十分に快適性の高い生地を採用していたものをさらに快適性を追求し、手触りもサラサラで夏も快適に過ごせる吸湿・速乾性を重視した素材に改良したとのこと。妥協なしのモノ造りの姿勢に脱帽!
感動したのが内装の作り込みの細かさとライダーへの配慮。チークパッド/頭頂部/後頭部/首周り/アゴ紐のパッド/走行風の巻き込みを防ぐ大型のチンスポイラーの一部/ヘルメット底部の一部には、あの優しい肌触りの吸湿・速乾に優れた生地を使用し、肌の触れない部分にはしっかりとした装着感や快適性を持てるように生地を変えて設計。まさに長時間の使用でも肌へのダメージを軽減した作りになっていた!
内装の清潔度
夏は当然ながら、冬ですら走行時にはじんわりとヘルメットの中では汗ばんでいるもの。とくに女子ライダーだと男子ライダーよりも断然メイクをした状態で乗る人も多く、例え日焼け止めや保湿クリームや頭髪剤だけだとしても汗とともにガリガリ内装は汚れていく。
そこで内装をいかに清潔に保つかというと、もちろん洗うのが一番。ただバイクにほぼ毎日乗っているなど頻度の多い人は、いちいち内装を剥いて中身を取り出して洗うという工程を面倒に思う人も多いだろう。
筆者もほぼ毎日乗っている勢なのでヘルメットを2〜3個使い回して対応しているが、それでも面倒だなと毎回思っている。とくに洗い終わったあとに中身に布を着せて内装パズルを組み立てる工程が……。
剥いてみた! ブレードランナーの内装、作りが非常にシンプルで内装パズルもスルスルとできるわかりやすい作り。かつ布を剥く必要なくそのまま洗えてしまう一体型! ただ、内装たちを洗う時は、むき身でなくお洗濯ネットに入れて洗ってあげよう。
チェック2:視界の良好さ&シールド洗浄
乗車時の周囲の状況確認も含めて、視界の良好さは前方がしっかり見えてある程度左右が見えていれば大きな問題はないのだが、視界の良好さは目の疲れの軽減にもなるし、背が低い人だったり平均的な身長でもシート高の高いバイクに乗った時など、視界の良し悪しがかなり効いてくる。
視野の広さ
筆者は身長156cmだが、例えば停車時に165cm以上の人がひょいっと身体を捻って後方を確認する動きをマネしようとすると、マシンによっては足着きの悪さで不安定な姿勢になるため上体をあまり捻らずシールドギリギリで視界を確保する動きが必要になってしまう。なので視野の広さもまた重要ポイントなのだ。
ブレードランナーのシールドは左右幅は決められた規定値だが上下幅を広く取った形状になっており、この広くなっている分、周囲確認時の使用視野が増えて体勢維持も楽にできる!
また、ライディングポジションを考慮し前傾姿勢を取った時にまっすぐ前方が見える位置にシールドが配置されているのだが、これが驚くほど走行時の首と目の負担を軽減してくれていた。ヘルメットを置くとまるでシールドが上を向いているように見えるほどの位置。
シールドの歪み度
シールドに歪みがあると距離感がかなりバグる。足着きのよくないバイクでいざ足を着こうと足元に目を向けた瞬間、シールドの左右付近(Rのキツイ部分)が歪んでいると地面との正確な距離感が分からなくなり危ないのだ。
大手メーカーモデルでも形状ゆえか歪みのあるものがあるため、ここはかなり重視したいポイントだ。……と気を張っていたのだが、ブレードランナーのシールドに気になる歪みはなかった!
シールドの洗いやすさ&力要らずの簡単取り外し
虫がペチペチ当たってくる季節に限らず、常にシールドはかなり汚れやすい。分かりやすい汚れがなくても意外に黒ずんでいたりといつのまにかクリアで良好だった視界をくすませていたりする。
ウエットティッシュや柔らかい布などでササッと拭くのにも限界がある汚れなどは、やはりしっかりと洗いたいもの。またゴシゴシ拭くと細かい傷がついたりコーティングが剥がれたりなども心配だ。
シールド開閉部が4段階の調整機能付き+全閉時のロック機能付きで、硬さもなく片手で簡単に開閉操作が可能なブレードランナーのシールド。このシールド、ちょっと見たことないくらい簡単に取り外しができるのだ!
シールド着脱といえば「コツがいる/力がいる/変な方向にやったら割れそう」などネガティブなイメージしかなかったが、これは本気で簡単。まさにワンタッチ。装着後のガタつきもないので、ツーリング中の休憩時でもササッと外して水で丸洗いできること間違いなし!
ここまで簡単にシールドの取り外しができるなら、普段からオプションのシールドたちを使い分けて走りの気分も簡単に変えられそうだ。
チェック3:ベンチレーション
ベンチレーションのついていないヘルメットでの長時間走行など頭皮が弱りそうなイメージだが、ご安心を! ブレードランナーにはノスタルジックな雰囲気を持つメッシュスリットを含む数多くのベンチレーションがついているのだ。
ベンチレーション使いの妙
開閉機構を持たないメッシュスリットは、アゴ部の左右2カ所と帽体の両サイドに配置されている。が、実はアゴ部の左右2カ所は、ブレードランナーのヘリテイジ感を演出するためにデザインされた穴の空いていないファッションスリットなのだ。
では前方のベンチレーションは……というと、ノーズ部にしっかりと開閉機構を備えたベンチレーションが備わっている。おでこにも左右2箇所の開閉式ベンチレーションを備える。デザイン性に配慮した配置と形状なのがたまらない。
また、前頭部から取り入れ内装を通り抜けた空気を、後頭部にある大型の開閉式ベンチレーションが効果的に外部へ排出してくれるので快適だ。
ベンチレーションの操作性
走行中はもちろん、停止中であっても意外にベンチレーションの操作に手間取ることは多く、グローブをしたままだとちゃんと調整できているのか分かりずらいことも。
ブレードランナーのベンチレーションはグローブをしたままでも軽い力でパチパチッと調整が可能! たしかな手応えがグローブ越しでも伝わってくるので、何段階調整したかもしっかりと分かる。とくに前方から風を大きく取り入れてくれるノーズ部のベンチレーションは、走行時でもササッと調整できた。
現在、おでこの左右2箇所の開閉式ベンチレーションをさらなる快適性と操作性向上を追求して改良中とのこと。
チェック4:装着時の疲労度
首への負担や疲労度に関わる重要なポイントとして、ヘルメットの重さがある。もともと強いか首を鍛える人生を送っていない限り、乗れば乗るほどその負担は大きい。
ブレードランナーの重量は約1450gにおさまるように設計されており、フルフェイスヘルメットとしては軽い部類に入る。
装着時の首への負担が少ない重心位置
ブレードランナーを被った瞬間から、衝撃の「軽ッ!?」感があった。軽い部類といっても約1.5kg、だが走行中もその印象は変わらず、感覚的にも「フルフェイスを被っている重さではない」と感じるほどだった。
その答えはヘルメットの重心位置にあった! アゴ側が長い作りになっているので、後方に重心位置がくるように設計されている。これにより装着時でもヘルメットの重みがかかるポイントが普段頭を支えてるポイントと重なるので、ヘルメットによる首への負担が極端に軽減されているのだ。
優れた空力性能で負担減
巡航速度の高い高速道路では速度域もさることながら、トンネルから出た瞬間の横風やトラック通過時、突然の強風などに見舞われることも多い。帽体の空力性能が低いとヘルメットが風を受けてのけぞったり横風で振られたり、速度域によっては走行風でブルブルとヘルメットが揺さぶられることも。
ブレードランナーを実際に装着して走行したが、頭を左右に振っても妙な挙動は一切なく、車線変更時に横を向いた時でも普段感じる一瞬頭を持っていかれる衝撃もほぼ感じられなかった。
その恩恵は形状によるもの。上から見ると後部の丸さが削られており、シールドも四角形を意識した設計になっていることがわかる。これは正面から来た風が後ろで風がぶつかることを防ぎ、横揺れも防ぐため。
泉地さん曰く、走っていて快適であることを重視した形状だそう。まさにどんな速度域や状況下でも走行風がスムーズに流れていく極上の空力性能だった!
3タイプの帽体サイズで体格にもフィット
ブレードランナーはXS〜XXLまでと、うれしい6サイズ展開。しかもワンサイズの帽体に内装などの厚みでサイズを変えているのではなく、帽体サイズがちゃんと分けられているのでサイズごとのバランス感もしっかり取れているのがさすが!
XS/Sがスモールサイズ、M/Lがミドルサイズ、XL/XXLがラージサイズになっている。頭のサイズだけでなく体格に見合った帽体サイズになっているので、これまた負担が軽減されているのだ。
インカム使いにうれしい技ありポイント
インカムのスピーカーを取り付けるイヤーホールがしっかりと作られているだけでなく、スピーカーが直接耳に当たらないようにカバーが設置されている。また、インカムをヘルメットに挟んで装着するワイヤークリップが取り付けられる溝も用意。地味にうれしい!
そして個人的に大感動だったのがアゴの部分に配したポケット。ここにインカムのワイヤーマイクを通して設置できる構造になっているのだ。 これによりワイヤーマイクをヘルメットに貼り付ける必要がなく、マイクの風防スポンジの役割も果たす。
さらにこのポケットは緊急時のエマージェンシーテープの役割も担う。これは……技あり!!
まとめ
「すべてはオートバイ乗りのために」という思いが詰まった製品作りに、これまでのメーカーで出来上がったものをただ受け取るだけではなく、自分も一緒にそこに参加していくようなワクワクさを感じさせてくれるゴッドブリンク。この先、ライダーの声をフィードバックしやすい環境や憩いの場所作りも考えているという。
発信がメーカー中心ではなくSNSなど個々の情報の早さやつながり方が主流となりゆく現在だからこそ、大手メーカーにはなかなか難しい「ユーザーの声や自分たちの感覚などスピード感を持って製品に反映させる」ことが可能なフットワークの軽い新進気鋭の日本ヘルメットメーカーに、期待はいや増すばかり!