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ドSな28項目の試験に耐えるスマホ!そのカメラ機能はバイクの振動で壊れない?

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

「バイクの振動でiPhoneカメラが壊れる可能性があります」

ついにか・・・ユーザー間では話題になっていた、iPhoneをバイクにマウントしているとカメラがぶっ壊れる問題をアップルが正式に注意喚起した。

筆者にもiPhoneをナビ代わりに使っていてカメラが壊れてしまった知人が数人いる。

実際に壊れたiPhoneを見せてもらうと、とても撮影に使えるような状態ではなくブレブレ、グニャグニャの画面になっている。

最近では少しずつバイクの振動を軽減するスマートフォンホルダーが登場しているが、まだまだ少数だ。

だがアップルが事実上のバイクでの使用は控えて下さい宣言をしたのに対して、バイクでの使用にピッタリですよ!と勇ましい宣言をしているのが京セラ株式会社が販売するスマートフォンTORQUE 5Gだ。

目次

タフスマホ TORQUE 5Gとは?

TORQUE5Gの圧倒的な堅牢・耐久性だ。

米国国防省症の調達基準(MIL-STD-810H)の21項目に加え、さらなる独自試験を実施。28項目の耐久試験をクリアしているという。

28項目の耐久試験内容はホームページで全て公開されているので興味があれば見て頂きたいが、その一端を紹介すると、

耐衝撃・対振動・防塵・対温度/日射・低圧対応・対氷結/低温動作・耐海水・温水シャワー・耐荷重・耐薬品/泡ハンドソープ洗浄

ありとあらゆる耐性を持っていると言っても過言ではないだろう。

特にライダーが気になる対振動に関しては、

3時間 3方向各1時間/20~2000hzの振動実験をクリアとしている。

また耐衝撃に関しては

落下面にサンドペーパーを敷いた鋼板に高さ2.0mから製品を26方向で落下させる試験、高さ1.0mから500回落下させる試験、約100gの鋼球を1mの高さからディスプレイ面(中央)に落下させる試験をクリアしているそうだ。

ドSすぎるテストを全てクリアしているTORQUE5Gは様々なアクティビティへの使用を推奨していて、その一つがバイクというわけだ。

堅牢・耐久性 以外のユニークな特徴

ホームページを見るだけで堅牢・耐久性に関しては「なんかすごそうだな」という感想を抱くことは間違いない。

だがそれ以外にもTORQUE5Gにはユニークな特徴が存在する。

アクションカムとしての使用が想定されている

とにかくタブなTORQUE5Gはアクションカムとして利用することを前提としたオプションが設定されている。

三脚ネジ対応マルチホルダーを利用すればバイクに装着して撮影することが可能。

ケースの裏側と横側にネジの受けがあるので顎マウントだって不可能ではない。

バッテリー交換が自分で可能

一般的なスマートフォンはバッテリー交換を自分で行うことができない。いやむしろ行ってはいけない。自分でバッテリー交換などを行うと保証などの対象外となってしまう。

だが TORQUE 5G は専用の工具無しでバッテリーの交換が可能だ。

消費電力の激しいナビゲーションアプリや動画撮影などをする場合には、予備バッテリーを持っていけば安心だ。

グローブをしててもタッチできる

最近はバイク用のグローブも、人差し指部分にスマホが反応する素材を採用していたりするが、TORQUE5Gはグローブをしたままでも反応するディスプレイを採用している

また濡れた状態でも反応するので風呂場での使用や、ツーリング先で雨に降られた際にも安心して使うことができる。

micro sdカードでのデータ移行ができる

動画など大容量のファイルをwifiなどでパソコンと同期する際には、時間がかかってしまったりするが、TORQUEG5Gはmicro sdカードに対応しているのでデータの移行が容易にできる。

大容量の動画ファイルなどの移行の際に役立ちそうだ。

バイクに装着して使ってみる

スマートフォンホルダーに装着できるのか?

スマートフォンを壊したくない。今やスマートフォンはパソコン並みに高級だ。落として画面が割れた日には憂鬱な気分になるのは間違いない。

破損を防ぐためにスマートフォンケースを使っている人も多いはずだ。筆者もミリタリースペックのケースに入れている。

TORQUE 5G は初めからバンパーがついており落下対策が取られている。バンパー部分は六角ネジで装着されているのもマシンっぽくて良い。

落下した際には画面やカメラ部分が当たらない様にバンパーがついているので本体はかなり分厚い。

手持ちのスマートフォンホルダー3個に収まるか試してみたところ、サイズや厚みが許容範囲外で収納できなかった。

筆者愛用のiphone12Proと比べると一回り以上大きい。

スマホホルダーに収納して使いたいならスマホホルダーの許容サイズをしっかりと確認することをお勧めしたい。

TORQUE5Gサイズ W75×H167×14.8mm (最厚部20.3mm)

専用オプション品を使うのがおススメ

TORQUE5Gには前述した三脚ネジ対応マルチホルダーというオプション品がある。

装着すると背面、側面にカメラネジを差し込めるようにすることができるのだ。

画面サイズは5.5インチと大きめなので、視点を移動しなくても目に入る位置に装着できれば視認性はかなり良さそうだ。

過去にミリタリースペックのパソコンを操作した経験があるが、かなりもっさりした動きだった記憶がある。試しにナビゲーションアプリを使ってみたがサクサク動く。これならストレスもたまらない。

アクションカムとして使ってみる

車体に TORQUE 5G を装着して走ってみる。

動画は4K画質も可能だが1080P/30fpsで撮影。風切り音低減設定ができたのでオンにしてみると確かに効果があるように感じた。色味やコントラストのバランスも決して悪くない。

この画質ならGo Proなどのアクションカム代わりにすることもできなくはないだろう。

前後のカメラで同時に撮影するマルチカメラモードも使ってみた。

前側カメラで前方の景色、内側カメラでライダーの顔を撮影したいところだがハンドルマウントだと画角の調整ができなかったが、機能的には面白い。

なおマルチカメラモードと通常のカメラモードでは保存先設定が別なので、micro sdに保存したいなら、それぞれ設定が必要になるので注意が必要だ。

筆者はカメラモードはmicro sdに保存設定にしていたが、マルチカメラモードの設定を変更していなかったので本体に保存されてしまったのだ。

時刻や時速・マップ情報などを重ねて撮影するAction overlayも使ってみた。

スピードメーターと表示される時速は2km~3km程度の誤差があるように感じた。

微妙な点・・・

使い勝手が良く頑丈な TORQUE 5G はライダーには文句なしにおすすめなのだが、個人的に気になる点が一つあった。

TORQUE 5G のカメラアプリは外部マイクを認識しないのだ。

モトブログでも文句なしに使えそうな性能を備えているだけに外部マイクを認識しないのは残念過ぎる。

色々情報を調べてみるとandroid osを採用している携帯電話のカメラアプリの大半は対応していないらしい。

別のカメラアプリをインストールすれば外部マイクが使えるという情報もあったが、今度はレンズの切り替えができなくなるという。

モトブログをやっていない大半の人は「別にいーじゃん」と思うかもしれないが、個人的には結構大きなマイナスポイントだった。

カメラが壊れてしまう恐怖に怯えるなら機種変更の際に検討してみては?

TORQUE 5Gはauが扱っているが、ドコモやソフトバンクの回線でも使用可能だ。

筆者はドコモ回線を使っているが普段の携帯からSIMカードを抜いて差し替えるだけで使うことができた。

振動対策済のスマートフォンホルダーを使っているのだがSR400やハーレーなどの振動が大きいバイクで使う際には「大丈夫かな・・・」と心配になることもある。

アップルが「新しいiphoneはバイクの振動もOK」というまではiphoneユーザーのライダーは安心することができない。

もしもバイクの振動が心配で携帯電話をスマホ代わりにするのが心配ならミリタリースペックのTORQUE5Gを試してみるといいだろう。

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