角島大橋の概要
本州の西端、山口県下関市の北部、長門海岸の日本海上にあるのが角島です。周辺の海は、貝殻が砕けた残骸が海底に堆積した白い砂で覆われ、海水が美しく澄み切っているために、太陽光の加減でエメラルドグリーンから紺碧色まで微妙に色合いが変化していきます。
この美しい海の本土と角島を結んでいるのが角島大橋です。角島の名前の由来は、上空から見ると島の東西にある牧崎(東)と夢崎(西)の2つの岬が、ウシの角のように突き出していることからつけられたと言われています。
角島大橋の特徴
かつて、フェリーでしか往来できなかった角島に、2000年に当時無料で渡れる一般道の橋としては日本一の1780mを誇る角島大橋が開通しました。角島大橋は、長門海岸国定公園内にあるため、橋脚の高さを抑え、周囲の景観に配慮した構造になっていて、自然環境保護の努力が認められ、2003年には「土木学会デザイン賞2003」の優秀賞を受賞しています。
角島大橋が一躍有名になった理由は?
角島大橋開通後に映画「四日間の奇蹟」(2005年公開)の舞台となり注目を集めました。その後、橋の美しさに注目した多くの自動車メーカーが角島大橋をCMロケ地として採用し、南国リゾートのような白い砂浜とコバルトグリーンの海が広がる絶景がSNSで話題となり、またたく間に日本トップクラスの絶景地として紹介されるようになりました。
角島大橋を最も美しく撮影するには?
角島大橋とコバルトグリーンの海を美しく撮るには、北西向きで順光撮影のできる本州側がお薦めです。橋のたもとにある海土ヶ瀬公園(あまがせ)の展望台や交差点上の丘の道には多くの観光客が集まってレンズを向けています。
角島に沈む夕陽と橋の景色もまた素晴らしく、夕陽に照らされた黄金のさざなみは本当に美しいですよ。
撮影のヒント(動画も静止画も)
1.なるべく車の少ないタイミングを狙いましょう。
2.いろいろなアングルで撮影しましょう。
・ 広角と望遠を使って周辺の景色をとりこみましょう。
・ 高い場所から撮ってドローン風に、地面に置いて小人風に。
3.道路のセンターラインの写し方(いろいろ撮影しておくと後で便利)
・写真の真ん中に配置 → 広がり感、安定感がでてきます。
・やや右側に配置 → 運転しているような感じになります。
・破線の場合 → 写真の下端を、線と線の間か線の上にする。(好みで)
4.周辺の物も撮っておくとSNS等で使えます。
・お土産物、案内看板、道路標識、植物、石碑などなど。
周辺ツーリングスポット
角島大橋だけでは1日は持たないので、山口県西部のおすすめのスポットを紹介します。角島大橋の到着をいつ(昼間か夕刻)にするかで立ち寄り順序を計画してみて下さい。
◆スポット1 青海島
金子みすず記念館や絶壁の海岸(海上アルプス)は必見。
◆スポット2 千畳敷
海岸ではなく高台にある公園で海の景色が素晴らしいです。
◆スポット3 元乃隅神社
123基の朱色の鳥居が大人気。絶壁の海岸も楽しい。
◆スポット4 川尻岬展望台
超穴場スポット。道中の道も楽しく公園からの絶壁海岸がすごい!
◆スポット5 大浜海水浴場
角島に負けないコバルトグリーンの海は沖縄級かも!
◆スポット6 一の俣温泉グランドホテル
日帰り温泉としておすすめ。高級ホテルで入浴料はやや高めですが雰囲気は抜群です。
https://ichinomata.co.jp/grand/