MENU
カテゴリー
モトメガネ バイク買取一括査定

公式SNS

目指すはトップ3! ファンティックのグレン=コルデンホフが抱負を語る

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

MOTORISTS合同会社は、ファンティックMXチームのレジェンドライダーとしてチームをけん引する、グレン=コルデンホフ選手が、2024年のMXGPに臨む抱負をインタビューでまとめたものを発表した。

同選手は、プレシーズンレースとして「ホークストーン・インターナショナル」レースで Fantic XXF450 の初勝利を飾り、その歴史に名を刻んだ選手である。2024年のMXGPへの抱負は、最高の目標は世界チャンピオンになることとするなか、トップ3でシーズンを終われることを現実的な目標にしていると語っている。2024年もグレン=コルデンホフ選手とファンティックチームの活躍に期待だ。

目次

ファンティックとして初めて MXGP に臨む 2024 年。レジェンドライダーとしてチームをけん引する、グレン=コルデンホフが抱負を語った。

プレシーズンレースとして「ホークストーン・インターナショナル」レースで Fantic XXF450 の初勝利を飾ったコルデンホフ。20 戦に及ぶ 2024 年の FIM 世界選手権モトクロスシリーズの初戦としてアルゼンチンで開催される今週末の MXGP での勝利への抱負をインタビューでまとめた。

ファンティック:グレン、君はわずか 2 戦目にして国際格式で戦うレースとしてはファンティック初の 450 ㏄クラスにおける勝利を飾ることになった。ホークストーン・パークでの戦いは歴史に名を刻むことになったんだ。今シーズンに向けて、最高のスタートを切ったといっていいよね?

コルデンホフ:僕らはこの冬を使って、マシンをシーズンに向けて完璧にセットアップすべく努力を重ねてきた。冬のほとんどをスペインで過ごし、またときにイタリアに戻ってセットアップを重ねたんだ。リオラでの最初のプレシーズンレースでかなりいい手ごたえをつかみ、特にスタートで前に出られるっていうのはいい兆候だったよ。さらにここ数週間、我々はマシンへの理解を進めて、今やエンジンもサスペンションも完ぺきといいセットアップを手にすることができた。その結果がホークストーンでのリザルトというわけさ。スピードも十分に得ることができたし、僕自身のフィジカルも絶好調。

ホークストーンの結果が示す通り、確かにレース単独での勝利は得られなかったけど、総合でトップをとれる程度にはチームもマシンも仕上がっているということが示せたと思う。3 ヒートのすべてが 2 位だったけれど、僕としては少なくともヒート 2 とヒート 3 は勝てたはずだと思うので、ちょっとばかりがっかりだったね。どちらもジェフリー=ハーリングスに強烈にプレッシャーをかけ続けることができて、もうちょっとで勝てるところまでは来ていたんだ。結局勝つことはできなかったけれど、スピードはもう満足できるレベルだと思うし、最終的には総合優勝は取れたからね。ファンティックにとっては、他の居並ぶビッグネームの中に割って入る最初の勝利となったわけだ。ホークストーン・パークとの相性は最高で、気分良く走れたし、観客も多くて、また多くのファンの声援を受けて走るのは本当に気分がよかったよ。

ファンティック:チームスタッフはよく知っている間柄だし、このチームで過去すでに勝利を飾っているわけだけれど、マシンもカラーも新しくなり、ファンティックとともに 2024 年は新しいチャプターを開くことになったわけだ。プレシーズンから勝利を飾ることになったことへのプレッシャーや、そのおかげでシーズンイン当初からスポットライトを浴びせられることへの重圧なんかはどう?

コルデンホフ:そうだね、プレッシャーは確かにあるよ。チームメイトのロアンはこのクラスのルーキーだけど、同じオランダ人だし、彼のこともよく知っているから問題はない。気分よくアルゼンチンに迎えるといいな、と思っている。そんなチームメイトがいるのは僕にもいいことなんだ。メカニックも新人を加えたけど、いい感じだし、いろいろ新しいことが加わるのは決して悪いことじゃない。今のところ、すべてがうまくかみ合っているような感じさ。

ファンティック:33 歳を迎え、半生をこのタフなレースに捧げてきて、しかも世界でも最も激戦のクラスで戦おうとしている 2024 年。MXGP での 10 年目となり、いくつかの勝利も手にしてきた君にとって、このスポーツへの愛と、情熱と、日々続く挑戦やレースからレースへの連続の中限界を試し続けることへのモチベーションの維持について教えてくれる?

コルデンホフ:そうだね、僕にとってこれは最高の時間だし、今もなおバイクを愛してやまないし、レースこそ僕の人生だと思っているよ。確かに年を取ったけれど、まだ限界に向けてプッシュすることはできると思っている。結果こそがその限りなき挑戦へのモチベーションだし、勝利がさらにそれを押し上げると思うんだ。勝つことへの情熱こそがモチベーションであり、僕は今もなお勝つことができる自信があるし、それは僕がこのスポーツを続けることにとって極めて重要なことでもある。正しいチーム、スタッフと最高のバイクがあれば、僕はまだ勝つことができると思うよ。実際ところ、去年のシーズンの初めにはリザルトも悪かったし、バイクに乗ることを楽しめていなかったんだ。でも今こうしてポディウムに乗ることができるようになると、がぜんライディングすらも楽しめるようになってくるというものさ。

ファンティック:新しいシーズンを新しいカラーで臨むというのもモチベーションにつながる?

コルデンホフ:もちろんさ。これまで僕はスズキ、ガスガス、KTM、ヤマハで GP に勝利してきた。今、それがファンティックに代わるんだ。ファンティックの歴史の一員に名を連ねること、それを心から望んでいるし、そのためにも今シーズン、いい結果を残していきたいね。

ファンティック:シーズン開幕を数日後に控えて、アルゼンチンでの第一戦への特別な思いは?

コルデンホフ:うん、とても興奮しているけれども、正直ナーバスでもある。何しろ文字通り最初の一歩だからね。チームのみんなはヘルシーで、最高の実力を発揮できる準備は整っているよ。第一戦は誰もがちょっとばかりクレイジーになるものだ、、、だから僕としては、まずはちゃんと生き残ること、そう、5 番手くらいまでの順位でレースをまとめられることが肝心だと思っているんだ。

ファンティック:今シーズンは長くて、競争も激しく、非常に厳しいタフな年になるんじゃないかと予想しているけれども、その最初のレースはこれまでの君の経験からして何かを変えるきっかけになるのかな?

コルデンホフ:そうだね、まずはここにいることが大切で、次いでレースできる状態、そう、十分なスピードを持っていることを見せつける必要がある。でも、かならずしも勝つ必要はないと思うよ。かつて、怪我からやっと立ち直ったばかりで最初のアルゼンチンでは 18-19 位くらいに低迷してシーズンが始まったこともあったけれど、最終的にはランキング 3 位に入れたんだ、その年は。つまり、最初のレースについてそこまで深刻に考える必要はない――でももちろん、ライバルたちと同じレベルで競い合い、レースへのいい感触をつかみながら、シーズン全体への自信を持つことが大切なんだ。

もちろん僕は多くの経験を積んできた。だから必要なことが何かは十分理解しているつもりだ――マシンをプッシュし続ける力と、健全なフィジカルさ。それがあってこそ、毎週のレースのスタートラインに必ず立つことができるんだ。このトップクラスで戦うことは極めて高いリスクが伴うけれど、戦いきるためにはバランスを保つことも肝心ということさ。

ファンティック:今シーズンに向けて、何かしら自身を高める必要があるようなことはあった?そもそもベテランとなった今でも毎年自分自身を高めていく何かを見つけ続けているの?

コルデンホフ:もちろんだ。僕らはいつも過去を振り返り、次に備えて何かできることが無いかを考えているよ。だからすでにいくつかの変更を加えて、可能な限り多くの勝利を手にすることができるよう、備えているんだ。例えば、ケヴィン=ストリジボスを新しいトレーナーとしてチームに迎え入れた。僕らは長年のよき友人であり、トレーニングの方法論、モトクロスアスリートとしてどうあるべきかについての考え方、方向性が同じだと感じているんだよ。これは今のところ本当にうまくいっているね。シーズン開幕目前だけど、今僕はフィジカル的には非常に良い状態にあって、これはメンタルに対してもよい方向に作用しているよ。彼がいることで、彼の 20 年にも及ぶ MXGP での経験が生かされ、それがチームにもたらすものは計り知れないと考えているんだ。

ファンティック:メンタル面で言えば、君は去年、父親になったところだよね。それはレース生活においてどんな影響を与えている?人生そのものについても大きな違いを生むことだと思うけれど?

コルデンホフ:僕はとっても計画的な人間なんだ。プラニングして、それに準じて動くことが好きなのさ。去年の今頃、アルゼンチンに旅立つ 1 日半前に娘が生まれて、実はその時の気持ちをコントロールするのは本当にむずかしかった。でもこのことは、間違いなく僕を買えたと思う。時として計画を重んじるあまりに次の行動を決めすぎる傾向にある僕を、そう思う通りにはいかない、ってことを思い知らされたんだね。今、そのバランスが取れている状態さ。依然として計画は立ててそれを目標として動いていくけれども、同時にリラックスして取り組むこともできるようになった。それは僕にとってポジティブな変化だと思うよ。

ファンティック:じゃあ 1 年後、今を振り返ってみると、ファンティック・ファクトリー・ライダーとしての君は何を思うんだろうね?2024 年の MXGP での君の目標を聞かせてほしいな。

コルデンホフ:メダルを獲得すること、そう、トップ 3 でシーズンを終えることが目標だ。もちろん、最高の目標は世界チャンピオンになることだけど、現実も見ていく必要があるからね。そう、チャンピオンになることはそう簡単なことじゃない。だから、トップ 3 でシーズンを終われることを現実的な目標にしているけど、それだってクレイジーといっていいほどタフなことなんだ。僕とチームの両方が、毎日を真剣に戦い、毎日、前よりもよくなるように努力しなくてはならない。すべて正しいことをやり続けることができれば、自分自身を恥じたり、チームの誰かのせいにしたりしないで済むからね。今、僕たちは全員、同じスピリットを抱いているといえるよ。だから目標はシーズンを終えた時にメダルを獲得していること、そのためには多くの表彰台と、もちろんさらに多くのレースでの勝利が必要なんだ、ということだ。

リリース提供元:MOTORISTS合同会社

カテゴリー

モトメガネ バイク買取一括査定

目次