モトブログとは、「モーターサイクル(バイク)」と「ブログ(Vlog)」を組み合わせた言葉で、バイクのライディングや関連する体験を映像で記録し、オンラインで公開するコンテンツのことです。走行中の映像や、バイクのレビュー、ライディングのアドバイスなどの内容で、バイク愛好者に向けた内容です。
普段からモトブログを見ているライダーでも、「ツーリングに行ったモトブログを始めたいけど、何から手をつけていいかわからない……」ということがあるかもしれません。そんな方のために、本記事ではツーリングブログの始め方や必要な機材について詳しく解説していきます!
ツーリングブログを始めるために必要な準備
愛車の選び方
ツーリングブログを始めるにあたって、まず最初に考えるべきは「どんなバイクに乗るか」です。まずは、自分のツーリングスタイルを明確にしましょう。長距離ツーリングをしたいのか、街乗りメインなのか、オフロードに挑戦したいのか、それによって求められるバイクの性能やタイプが変わり、ツーリングの楽しみ方も大きく変わります。
例えば長距離ツーリングなら、快適な乗車姿勢と積載能力の高いバイクが良いですし、街乗りメインなら、取り回しのしやすい小型バイクが便利でしょう。オフロードに挑戦したいなら、悪路走破性に優れたオフロードバイクか、走破性が高い仕様のアドベンチャーもいいかもしれません。
また、予算や維持費も重要な要素です。バイクの購入費用だけでなく、維持費として、ガソリン代、保険料、車検費用、修理代などが発生するので、予算に合わせて、無理のない範囲でバイクを選びましょう。
バイク選びは、実際に試乗してみるのがおすすめです。実際に乗ってみると、カタログだけでは分からなかったバイクの乗り心地や操作性などが分かります。複数のバイクを試乗して、自分に合った一台を見つけてください。
アクションカメラの選び方
ツーリングの思い出を記録するのに欠かせないのが、アクションカメラです。近年では、高画質でコンパクトなアクションカメラが数多く発売されており、ツーリングシーンを鮮やかに記録することができるようになりました。 アクションカメラを選ぶ際には、以下のポイントを参考にしましょう。
画質:高画質で、鮮明な映像を記録できる4K動画撮影に対応しているカメラであれば、より高画質で美しい映像を記録できます。
防水性能:雨天時や水辺での撮影にも対応できる、防水性能の高いカメラ。
手ブレ補正機能:走行中のブレを抑え、安定した映像を記録できる手ブレ補正機能が搭載されていると便利です。
バッテリー持続時間:長時間撮影に対応できる、バッテリー持続時間の長いカメラ。
接続性:スマートフォンやパソコンとの接続が容易。
これらのポイントを参考に、自分のニーズに合ったアクションカメラを選びましょう。
外部マイクの重要性
アクションカメラに付属しているマイクは、音質が劣る場合が多いです。動画のクオリティを高めるために、走行音や風の音をクリアに録音することができる、外部マイクの使用がおすすめです。外部マイクを選ぶ際には、以下のポイントを参考にしましょう。
音質:音質がクリアでノイズが少ない。ノイズキャンセリング機能があれば、風切り音や雑音も軽減。
耐久性:振動や衝撃に強く、防水性もある。
接続性:アクションカメラとの接続が容易。
外部マイクを使用することで、ツーリング動画の音質が格段に向上し、より臨場感あふれる動画を作成することができます。
ツーリング中の撮影方法
ヘルメットへのカメラ装着方法
ヘルメットにアクションカメラを取り付ける方法は、ツーリング動画撮影において最も一般的な方法です。ヘルメットにカメラを取り付けることで、自分の視点から見た映像を記録することができます。
ヘルメットへのカメラ装着には、専用のカメラマウントを使用しますが、ヘルメットの種類やカメラの種類によって適切なものが異なります。 カメラマウントを選ぶ際には、以下のポイントを参考にしましょう。
適合性:自分のヘルメットとカメラに適合するマウントがあるか。
安定性:カメラがしっかりと固定され、走行中に脱落しないか。
視界の妨げ:カメラが視界を遮らない、適切な位置に装着できるか。
ヘルメットへのカメラ装着は少し難しいですが、練習すれば誰でも簡単にできるようになります。
ハンドルマウントでの撮影
ハンドルバーにカメラを取り付ける方法がハンドルマウントで、前方や周辺の景色を広く撮影することができます。 ハンドルマウントを選ぶ際には、以下のポイントを参考にしましょう。
適合性:自分のバイクのハンドルバーの太さなどに適合するか。
安定性:カメラがしっかりと固定され、走行中に脱落せずに安定しているか。
振動対策:バイクの振動によるブレを抑える、振動対策が施されたマウントか。
ハンドルマウントは、より安定した映像を撮影することができます。さらに、バイクから電源を供給しやすいので、電力の管理が楽になります。ただし、カメラが大きく目立つ場合には、視界を遮らないように注意が必要です。
安全運転と交通ルールの重要性
ツーリングを楽しむためには、安全運転と交通ルールを遵守することが最も重要です。ツーリング中は、常に周囲の状況に注意し、安全運転を心がけましょう。
速度超過:速度超過は、事故のリスクを高める最も危険な行為の一つです。速度制限を守り、安全な速度で走行しましょう。
飲酒運転:飲酒運転は、絶対に避けましょう。自分だけでなく、周りの人にも危険を及ぼす行為です。
無謀運転:無謀運転は、事故を起こす可能性が高く、非常に危険です。安全運転を心がけ、周りの人に迷惑をかけないようにしましょう。
携帯電話の使用:運転中の携帯電話の使用は、非常に危険です。安全運転に集中しましょう。
ツーリング中は、常に安全運転を心がけ、交通ルールを守って、楽しいツーリングをしましょう。
動画編集と投稿のポイント
動画編集ソフトの選び方
動画編集ソフトは、無料のものから有料のものまで、様々な種類があります。動画編集ソフトを選ぶ際には、以下のポイントを参考にしましょう。
操作性:初心者でも使いやすい、操作性の良さ。
機能:動画編集に必要な機能としては、カット、繋ぎ合わせ、BGM挿入、テロップ挿入、エフェクトなどが挙げられます。
互換性:自分のパソコンのOSに対応している。
価格:予算に合わせて、無料または有料を選ぶ。
自分に合った動画編集ソフトを見つけて、ツーリング動画を編集してみましょう。
編集の基本テクニック
ツーリング動画を編集する際には、以下の基本テクニックを参考にしましょう。
カット:不要な部分をカットして、動画を短くまとめる。
繋ぎ合わせ:カットした動画を繋ぎ合わせて、スムーズな流れを意識する。
BGM挿入:映像に合ったBGMを挿入して、動画に雰囲気を付ける。
テロップ挿入:テロップを挿入して、動画の内容を分かりやすく説明。
エフェクト:エフェクトを効果的に使用して、動画にアクセントをつける。
これらの基本テクニックを組み合わせることで、より魅力的なツーリング動画を作成できます。
第三者の映り込み対策
動画撮影の際には、第三者の映り込みに注意が必要です。特に、個人情報保護の観点から、顔やナンバープレートなどの映り込みに注意です。映り込みを防ぐためには、以下の方法を試してみましょう。
撮影場所の選択:人通りの少ない場所を選ぶ。
撮影時間:人通りの少ない時間帯を選んで撮影する。
モザイク処理:編集時に、第三者の顔やナンバープレートにモザイク処理を施す。
ブラー処理:編集時に、第三者の顔やナンバープレートをぼかす。
第三者の映り込みには十分注意し、プライバシーに配慮した動画を作成しましょう。
YouTubeへの投稿方法
動画のアップロード手順
編集したツーリング動画をYouTubeに投稿してみましょう。YouTubeに動画をアップロードする手順は以下の通りです。
- YouTubeアカウントを作成する。
- YouTubeにログインする。
- 右上の「動画のアップロード」ボタンをクリックする。
- アップロードしたい動画を選択する。
- 動画のタイトル、説明文、タグなどを設定する。
- プライバシー設定を選択する。
- 「公開」ボタンをクリックする。
これで、動画がYouTubeに公開されます。
効果的なタイトルとサムネイル
YouTubeに動画を投稿する際には、効果的なタイトルとサムネイルを設定することが重要です。
タイトル:動画の内容が分かりやすく、検索でヒットしやすいタイトルをつける。
サムネイル:目を引くサムネイルを作成する。サムネイルは、動画の第一印象を決める重要な要素です。 効果的なタイトルとサムネイルを設定することで、動画の視聴回数を増やすことができます。
公開後のプロモーション方法
YouTubeに動画を公開した後も、プロモーション活動を行うことで、より多くの人に動画を見てもらうことができます。
ソーシャルメディアでの拡散:X(旧Twitter)、Facebook、Instagramなどのソーシャルメディア。
ブログやウェブサイトでの紹介:自分のブログやウェブサイトで動画を紹介する。
他の動画制作者とのコラボ:他の動画制作者とコラボして、動画を相互に紹介する。
これらのプロモーション活動を行うことで、動画の視聴回数を増やすことができます。
自分のスタイルを見つけるために
先輩ブロガーの動画を参考にしながら、自分自身のツーリング動画を制作していく中で、徐々に自分のスタイルが見えてきます。
・どんなテーマで動画を作るのか
・どんな映像を撮りたいのか
・どんな編集をしたいのか
これらのことを考えながら、自分自身のツーリング動画を制作していきましょう。 ツーリングブログは、自分の好きなことを発信できる、とても楽しいものです。色々な動画を制作して、自分自身のツーリングブログを育てていきましょう。