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【考察】バイク乗りが観光地を全力スル―するのはなぜ?

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

美しい景色の中を走る爽快感や、目的地までの道のりなど、バイクツーリングは多くのライダーにとって最高の楽しみだが、目的地であるはずの観光地に辿り着いても、観光をせずにスルーしてしまうライダーが多いのも事実だ。「せっかく遠くまで行くのに、観光しないの?」と理解に苦しむ非ライダーは多いだろう。この記事では、その理由を探り、ツーリングをより楽しむための方法を考察する。

目次

バイク乗りがツーリング先で観光しない理由

ツーリング自体が目的だから

バイク乗りの目的はツーリングそのものだ。つまり走ることが目的なので、わざわざ長時間、観光地に足で止める必要がない。それよりも、風を切る爽快感、景色を眺めながら走る時間、走行しながらの仲間との会話、ライダーはこれらの要素を味わうためにバイク乗りになったのだ。観光よりもツーリングの時間を優先してしまうのである。バイク乗りにとって観光地は、単なる目的地設定のための座標でしかない。到着後にコーヒーを飲んだらすぐに出発する、タッチ・アンド・ゴーが基本となっている。

観光地での駐車問題

バイク専用駐車場の数が少ないという社会問題があるが、観光地でもやっぱりバイク専用の駐輪場は多くない。バイク駐輪場があっても、数がすくないためすでに満車だったり、料金が高額だったりと、バイク乗りは駐車場問題に頭を悩ませている。せっかくのツーリングで、駐車場探しに時間を費やすのは、無駄な時間以外のなにものでもない。

また、観光地でバイクを長時間駐車することで、盗難や傷などのリスクも増えてしまう。そんなバイク乗りは、観光地でバイクを降りずに、横目で見ながら通過するくらいがちょうど良いと考えているのだ。そして、多くのバイク乗りは、「観光地を通過する」=「行ったことがある」=「観光したことがある」と脳内変換できる能力を有している。そんなバイク乗りにとっては、観光地は通過するだけで十分な場所なのである。

ライディング装備のまま観光しにくいから

観光地を回る際は、できるだけ身軽で歩きやすい恰好になりたいものだ。しかしヘルメットやライディングギアは持ち歩きにくく、かといって装備や荷物をバイクに置いて長時間離れることも憚られる。また、バイクウェアという場違いな格好で、観光地という人ごみの中に切り込んでいくのも少し勇気がいる。

長時間のツーリングにより、ライディングウェアが排気ガスで汚れていたり、汗をかいたりなどで少し小汚くなっている場合もあるだろう。そんなバイク乗りにとって、観光地での観光がストレスに感じる場合がある。休憩や食事だけが目的ならともかく、そうではない場合は、次の目的地に向かって走り出す方がよっぽど有意義なのだ。

ツーリング先での休息と食事の重要性

体力を回復するための休憩

長時間のライディングでは体力を回復するために、カフェや食事処での休憩をしっかりとろう。美味しいコーヒーを飲んだり地元の特産品を味わったりしながら、心身ともにリラックスすることは大だ。休憩は次の目的地へ向かうためのエネルギーチャージの時間なのだ。

地元の食べ物を楽しむ

観光客向けのメニューは値段が高く、地元の料理がないこともありえる。一方、ツーリング中に立ち寄る道の駅や地元の食堂では、新鮮な地元産の食材を使った料理を味わえる。地元の隠れた名店などの食事はが、ツーリングの思い出を味わい深くしてくれる。

観光よりもリラックスが重要

ツーリングはリラックスできる時間でもあるので、無理に観光を詰め込むよりも自由に過ごそう。観光地では人が多くてゆっくりと過ごせない可能性があるが、ツーリングなら自分のペースで景色を眺めたり、休憩したりと、非日常の時間を過ごせるので、心身をリフレッシュすることができる。

ツーリングルートの選び方と楽しみ方

目的地の設定とルート選択

人やクルマが多い観光地ではバイクを運転するのにも注意が必要だ。そのため、むしろ観光地避けて、風景が素晴らしいルートを通り、山岳道路や海岸線など、自然の雄大さを満喫してリフレッシュするといいだろう。観光地を目的地に設定せず、道の駅や展望台くらいの場所にとどめておくのが調度良いかもしれない。

走りやすさと安全性を重視

観光地がある周辺の道が、必ずしも走りやすかったり、気持ちの良いルートであるとは限らない。まったく無名の田舎道の方が、かえって走りやすかったりツーリングには適したスポットであったりする。ツーリングの目的地の設定では、有名な場所ではなく、安全で走りやすい道であるかどうかを基準に選ぶように心がけよう。その際、ツーリングマップルなど道の情報が詳細に書いてある地図を参考にするのがおススメだ。

地元の隠れスポットを探す楽しみ

観光地ではない地元の隠れスポットを探すこともツーリングの楽しみの一つだ。地元の人しか知らないような、静かで美しい場所や、美味しいものが食べられるお店など、自分だけの発見は楽しいものだ。もしかしたら地元の人と交流できる機会もあるかもしれない。すでに有名な観光地に行くより、このような自分だけのスポット探しが楽しかったりする。

まとめ:ツーリングの本当の楽しみとは

ツーリングの楽しみ方は人それぞれだ。もちろん、観光地での観光を目的としているバイク乗りもいる事だろう。しかし、観光しないことがツーリングを楽しむ要素ともなり得るのも事実だ。そもそもバイク乗りの最大の喜びはバイクで走ることなのだから。ただし、彼女や奥さんとタンデムで観光地に行った場合だけは、観光地をしっかり観光することを強く推奨しておく。

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